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Rinko Yamasaki

生活指導は不要。自分で学んで考えて、自分で決めてメタボ卒。

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心理学講師の看護師が書くブログです。
心の視点で生活習慣病の改善に取り組んでいます。

 

 
日本人の病院受診者数は年間860万人。
そのうち入院は約130万人、外来受診は約730万人。
全国で毎日3500人が入院し、毎日2万~3万人が外来受診しています。

 
2016年のデータでは死因の1位は悪性新生物(癌)で約37万人。
2位の心疾患が20万人、3位の肺炎が12万人、4位の脳血管障害は年間10万人以上です。

 
心疾患と脳血管障害の要因は生活習慣病。
生活習慣病には、高血圧、高脂血症、糖尿病、腎臓病、痛風、肥満症、動脈硬化、心筋梗塞、狭心症、脳梗塞、脳出血、脂肪肝、アルコール性肝炎、大腸がん、骨粗鬆症…などがあります。

 
高血圧症の患者総数は約1000万人。
高脂血症200万人
糖尿病316万人
心疾患173万人
脳血管疾患118万人
慢性腎臓病30万人
慢性肺疾患26万人
腸に関係する癌疾患26万人…

日本生活習慣病予防協会/生活習慣病の調査・統計

 

 

 
もう、耳が痛いですね。
医療従事者の立場で書きます。

 
入院患者さんが退院する前には、担当の看護師が生活指導を行ないます。
総合病院では薬のことは薬剤師が、食事指導は栄養士が、運動面は理学療法士と専門職がそれぞれ指導しますが、
”メタボ”という言葉が流行語に選ばれたのは20年前。
20年間取り組んだ結果がこの数字です。

 
「~しましょう」「~はやめましょう」という指導で患者さんが変われないことは明らか。
”行動を示唆することは効果を発揮しない”という現状に気づかない、医療の愚かさを感じます。

 

 

それぞれの立場について考えたことがありますか。
患者さんは自分の健康管理できず人の助けが必要な状態なので、言ってみれば弱い立場。
そして医師や看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士などは教える立場。
この関係で交わされる言葉は、<言う側>と<言われる側>で受け取り方が違います。

 
医療者は「~しましょう」「~はやめましょう」と促している、アドバイスしている、助言しているつもりですが、
告げられる患者さんにとっては「~しなさい」「~はやめなさい」の意味合いになります。
でも患者さんは、その生活習慣を続ける必要があるから続けているのです。
いきなり「やめなさい」「~しなさい」と行動を指示されて受け入れられるはずがありません。
より抵抗を生んでしまうため、行動に着目する行動療法では人は変われないのです。

 

 

患者さんは本当はもっと賢い。
必要な情報を提供すれば、自分で考えて自分で行動を決めます。
そもそも病気に対して恐怖を感じ、薬を飲んでいるのだから治したいという気持ちがあります。
自分の生活全般や人間関係、時間配分、今の自分にできることなどを総合的に考えて、取るべき行動を自分で決めることができるのです。

 
医療従事者が患者さんの力を信じていないこと。
もしくは、やらなければならないという意識でルーチン指導を行なっていること。
それがメタボを増やしてしまったのです。

 
効果が発揮できていない現実を受け入れましょう。
認知療法を取り入れた新しい健康教育を始めます。

 

 
『メタボNUKEインテリジェンス』
必要な方に情報をてんこ盛りお伝えします。
予約受付中です。

 

 

 

 

 

 

山咲凛子(看護師/心力教育家)
看護師経験22年、9年前から心理療法を学び女性の心の支援を通して、心身ともに健康になる生き方を探究。コミュニケーションスクールで主任講師として活動しながら、3年前から看護師の新しい在り方を発信する。現在18名のベテランナースと共に心理面から病気や介護を予防する看護に取り組む。

年間授業日数150日以上、セラピストトレーナー150名育成、卒業生400名以上。
セッション数約4000件から導き出した“幸せが連鎖する心の在り方”を伝える。

ナース専用メルマガ【心と身体のStudyMail】
 

 

 

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