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Rinko Yamasaki

「死ぬことを考えたとき、初めて生きることを考えた」うつ病30代女性の言葉。

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日本人は「死」という言葉に対して非常にネガティブなイメージを持っています。
ですが江戸時代の日本は、誕生日を特別祝うことも、お葬式に悲しむようなこともなかったと言います。
『すべては無常である』という文化が浸透していたのではないかと思います。
その記事はこちら
<誕生日ってどんな意味があるの?命を再定義しよう>

 
一昔前の病院では家族の希望により癌の告知を避けていましたが、最近は告知の割合が増えてきました。
残された時間の使い方を自分で決めたい、最期は自分で責任を持ちたい…
そんな想いからでしょうか。
癌告知を希望する人や元気なうちに遺書を書く人が増えてきましたね。

 
ですが家族同士で話し合ったり、最期を具体的に考えることは、どうやらご法度な感じです。
それは高度成長期に頑張って来られた年代の方ほど強いようです。
戦後の貧しい頃に命の危機を体験しているせいかもしれませんね。

 

 

 

 

 

 

 

私がコミュニケーションスクールに通い始めた9年前のこと。
30代女性でうつ病の既往があり、私より半年早く学んでいる女性がいました。
仕事が定着せず、満足できる恋愛や仕事やお金など何もない…という状態の人でした。
その日は顔が紅潮していて、ほんの少しお酒が入っていたように思います。
最初はうつ向いていましたが、しばらくすると心を決めたように話し始めました。

 
「私、本気で死のうと思いました。
でも本気で死ぬことを考えたとき、初めて“生きる”って何?って思い始めたんです…」

 
看護師になって17年、何度も人が亡くなる瞬間に携わってきた私ですが、その言葉に驚きました。
え…!どういう意味??
死ぬことを考えたとき、生きることを考える…??

 
理解できませんでした。
ただ、私自身も悩んで悩んで八方塞がりだと思っていましたが、まだ極限の状態に至っていないことに気づかされた瞬間でした。

 

 

 

 

 

 

 

それから4年ほど経った頃。
突然、私の人生に“危機”が訪れました。
もうどうにもならない、私はこれ以上存在している価値がないと思ったときでした。
具体的にどのようにすれば、周囲に迷惑をかけずに死ねるか考えました。
最期に誰に会い、最期に何を書き、最期に何を残しておくか…、について考え抜きました。

 
椅子に座ったまま考え抜いて24時間経った頃でしょうか、
レンタカーを借りる必要があったため、時計を見て立ち上がったその時です。
「死ぬつもりやったら何でもできるんじゃないの?」
という声が左側から聞こえました。
自分の声じゃない、誰かがいるわけでもなく、不思議な感覚でした。

 
…ですがそのときの私は
(それもそうやな、死ぬ気になれば何でもできるかもな…)と、その声に素直に従ったのです。
再び椅子に座り、ではどうすればこの危機を超えることができるだろう?、
きっと厳しい状況が待っているだろうけど、どうすればいいだろう?
許してもらえなくてもいい、ただ自分を変えるだけだ。
そして私はその先でどうなりたいんだろう…??

 
“生きる”ということについて、初めて真剣に考えていました。
自分の右側に「死」を感じながら、左側の「声」を意識して生きてみよう、と。
一度失敗したことを二度と繰り返さない。
一度ここまで来たのだから、二度目は一度目より早くたどり着けるはず。
どうでもいいような、どうでもよくないような、ただ“生きる”という感覚しかなかったように思います。

 

 

 

 

 

 

 

コミュニケーションスクールでは「無限大自己成長モデル」について伝えています。
人が成長する過程は弁証法に例えられます。
自分の考えをテーゼ(正)として、反するものをアンチテーゼ(反)とし、アンチテーゼを受け入れて昇華するとジンテーゼ(合)が生まれるという考え方です。

 
これは古代ギリシャのソクラテスやアリストテレスが問答に使っていた方法で、問題解決には必ずこの考え方が必要です。
いかなる生物も、地球も宇宙も、ありとあらゆる存在は、このプロセスに従って成長・進化を遂げています。
また、大きな変化の場合はピークモーメンツ(至高体験)が起こり、(正)(反)ともに次元上昇することがあります。

 

 

 

 

 

 
自分が否定している「死」=アンチテーゼを受け入れたとき、これまでの経験を活かした新たな「生」=ジンテーゼが生まれる。
すると、これまでの「生」の次元が上昇し、生きる力が強くなる。

 
あのとき本気で死のうとした女性は、今は起業して充実した日々を過ごしています。
人と人を繋ぐプロとして、毎日たくさんの仲間と共に活動しています。
いつか必ず、すべての人に訪れる「死」。
目を背けたまま生きることもできますが、そうでない生き方もできそうです。
どちらを選びますか?

 

 

 
助産師vs看護師「命の再定義」トークライブ
“生まれることの意味”と“死ぬことの意味”について。それぞれ数百件の経験をもとにお話します。
最後はご住職から命のお話があります。
どなでも参加できます(おひとり¥3000)

6月9日(土)15時~17時半
大阪・阿倍野の即応寺

 

 

 

 

 

 

山咲凛子(看護師/心力教育家)
看護師経験22年、9年前から心理療法を学び“生き方・死に方”について探究する。
コミュニケーションスクールで主任講師として活動しながら、看護師の新しい在り方を発信。
現在、18名のベテランナースと共に心理面から病気や介護を予防する看護に取り組む。
 
年間授業日数150日以上、セラピストトレーナー150名育成、卒業生400名以上。
セッション数約4000件から導き出した“幸せが連鎖する心の在り方”を伝える。

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