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Rinko Yamasaki

もはや介護に関わらない人がいない日本の現状。だから“こころ”は自分で予防。

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心理学講師の看護師が書くブログです。
心の視点で介護と認知症予防について書いています。

 

 
もはや介護に関わらない人がいない日本の介護事情ではないでしょうか。
介護士・看護師、訪問医療、ケアマネや管理者・経営者、
理学療法士、作業療法士、鍼灸師、整体師、歯科医師など生活を支える周辺の専門職。
さらに介護産業に関わるビジネスは山ほど増えました。廃業も少なくありません。

 
そして今まさに介護をしている家族。
約700万人が介護保険の認定を受けている世の中です。
どれくらいの人が家族の介護に関わっているでしょうか。
介護の仕事を終えた介護士や看護師が、自宅でも家族の介護を行なっていることがあります。

 
そしていずれ私も…?と頭をよぎる50代60代。
介護になりたくない、認知症になりたくない、と思いながら介護保険の料金を収めているんですね、私たち。笑
また、いつか両親や身内が介護になったら嫌だな…と未来を心配する子育て中のママもいるでしょうね。
いずれ子育てと介護の両方を担うかもしれないダブルケア世代です。

すべての人に関わる介護。
介護の3つの負担について考えてみましょう。
 

 

介護の3つの負担

1.身体的負担

70歳以上の人口が2500万人を超えて、全人口の1/4になりました。
必然的に介護は老人が老人を介護する「老老介護」に。
また認知症高齢者が認知症高齢者の世話をする「認認介護」という言葉もあるそうです。
お互いに病気を抱えながら介護をする「病病介護」…
寝たきり状態や重度認知症の場合は聞けないかもしれませんが、親は自分のための負担を子供が抱えてしまうのを望んでいるのでしょうか。

 

2.経済的負担

親の介護のために仕事を休むという社会的現象が増え始め、政府は「介護休暇」を適応するよう企業に通達しました。
この制度は、会社に気を遣って介護離職を食い止めるはずのものでした。
ところが「介護休暇」によって、“介護は家族がするもの”という一般認識が広まりました。
その結果、介護に自分の人生を依存してしまう中高年が増え、8050問題が増えています。
何十年介護をしてきて、親の死と同時に自分の存在意義を失ってしまった子供が自殺するケース。
子供を犠牲にする介護が、幸せを生むはずがありませんね。

 

3.精神的負担

介護者の多くは孤独感を抱えています。
いつまで続くかわからない介護、万が一のことを考えると不安になる介護…
要介護者との関係、姉弟や親戚との関係、また介護サービススタッフとの関係など、さまざまな人間関係に疲れてしまう人もいます。
介護の悩みは結局のところ人間関係に行き着くことがほとんどなのです。
ひとりですべてを抱え込んでしまい、介護うつになる人が珍しくありません。
また肉体疲労や将来への不安、要介護者と密着した生活の閉塞感から、精神のバランスを崩す介護者は本当に多いのです。
虐待などの事件に発展するケースもあります。

 

 

 
ところが、精神的な負担の解消は、今のところ公的な支援は何もありません。
今の介護保険制度には、そういった家族介護者への直接的支援の視点はまったくないのです。
命を守るはずの人が心的負担でまいってしまう。
誰もがこの状態になってしまう危険があるのです。

 
家族介護者が孤立しないためには、自分から地域に出ていくこと、仲間を見つけること、必要な情報を得ること。
それがわかっているけどできないのが介護の現状です。
介護者は、自分の都合で介護から離れることができない状況に陥ってしまいます。
それはなぜ…??

介護の優しさは、“依存”に姿を変えてしまうことがある。

 

 

 
介護する人は自分の心を守るために、客観的な視点を養っておかねばなりません。
優しさや思いやりが“依存”になりそうなとき、離れることも力なのです。
心の専門職がいれば客観的な意見を提供できるかもしれませんが、今のところサポート体勢がない状態です。

 
介護で本当に守らねばならないのは“介護する人”だと思います。
介護士・看護師も含めて。
2025-2035年問題に向けて、介護と認知症を心の視点で看ましょう。
明日からの判断に迷わなくなります。

 

 

『心から看る介護と認知症予防』お話会

 

 

 

 
大阪:5月12日(土)15-17時
難波・堀江 LINE-SCHOOL おひとり¥3000
https://www.nursewix.com/kaigo
 
東京:6月1日(金)19-21時
長野県上田市:6月30日(土)13-15時
長野県松本市:7月1日(日)10-12時

 

 

山咲凛子(看護師/心力教育家)
看護師経験22年、9年前から心理療法を学び“生き方・死に方”について探究する。
コミュニケーションスクールで主任講師として活動しながら、看護師の新しい在り方を創設。現在、18名のベテランナースと共に心理面から病気や介護を予防する看護に取り組んでいる。年間授業日数150日以上、セラピストトレーナー150名育成、卒業生400名以上。
セッション数約4000件から導き出した“幸せが連鎖する心の在り方”を伝える。

プロフィール
ナース専用メルマガ【心と身体のStudyMail】

 

 

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