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Rinko Yamasaki

心の中の言葉を変えると、優しい介護ができる。

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心理学講師をしている看護師が書くブログです。
心理面から介護と認知症の予防を試みています。

 

 
団塊の世代が高齢を迎える2025-2035年。
75歳以上の高齢者がピークになるため、多死社会に備えて準備が進められています。
8050問題や介護うつ、虐待など、命を守るはずの人が精神的にまいってしまっている現状があります。

 
中でも、子育てと介護の両方を担う女性がかなり増えると思います。
『ダブルケア』といい、来る日も来る日も誰かの世話に追われ、誰の人生を生きているのかわからなくなる心理的負担の大きい役割です。
先日、仕事のやり取りの最中に、こんなコメントがありました。

 
…  …  …  …  …

少し、愚痴ってもいいですか?

今日の夕食、茄子と挽き肉のカレーにしたんよ!
後は、盛り付けだけって状態にして、テキスト買いに出掛けている間に、なんと、なんと!

お味噌が加えられていた(泣)
鉄火味噌を作ったって!
もう、がく然として、正直、悲しかった。

何に悲しかった?カレーのルーまで入れて作っておいたのに、ヘンテコな味付けのカレーになってしまったこと。
そして、カレーか?鉄火なすか?わからなくなっている姑さまに対して。
先日も、肉じゃがの下ごしらえまでしといて、後の味付け、お願いしますって言っといたら、シチューになってた!
まっいいけどね。。

…  …  …  …  …

 
軽度の認知症の高齢者がいるご家庭では珍しくない光景だと思います。
作っている方は家族のこと思って一生懸命、自分の時間も大切にしたいので葛藤しますね。
そのとき、心の中にある“言葉”を振り返ってみましょう。
まぁいいかと流してしまうことは、のちに大きなストレスになって抱えきれなくなります。
静かな時間に自分と向き合いましょう。

 

 

 
問題は、お嫁さんが「~しなければならない」の元に料理や介護をしていること。
それが文面に表れています。
お嫁さんは、無理して頑張ってお料理をしているから、自分が一生懸命つくったものを変えられると悲しくなってしまうのです。
それは“精一杯頑張っている自分が可哀想”という気持ち。
いたたまれない自分の気持ちのやり場に困ってしまったのでしょうね。

 
もしお嫁さんが「~したい」の元に料理や介護をするとどうなるでしょうか?
自分がやりたくてやっているので、味を変えられてもさほど腹が立たないと思います。
「味噌味にしたかったのね」「シチューにしたかったのね」と言えると思います。
なぜなら「物事の解釈はすべて、心の映し鏡」だからです。

 
お嫁さんが「~でなければならない」と思っていると、相手の行動に対しても「~でなければならない」と厳しい意見を持ちます。
お嫁さんが「~したいからする」であれば、相手の行動に対しても「~したいからしたのね」と解釈します。
無理をして家事や介護をすることが、お互いを苦しめます。

 

 

 
「ああ、そろそろ夕食の支度をしなきゃ…」「ああ、そろそろ夕食の支度をせなあかん…」
これらの表現は「~しなければならない」です。
一日のうち、何個くらいこの言葉で動いていますか?
それらを一つ一つ「やりたいこと」に変えると、心の持ち用が変わり、一日の過ごし方が変わります。

 
結婚するとき、親の介護は想像していなかったかもしれません。
ですが、“介護しなければならない状況”になったとき、あなたにも選択権があったはずです。
きっと、
夫のために頑張ろう、
おばあちゃんを大切にしてあげたい、
施設に預けるよりも家で暮らしたいだろうから、その思いを叶えてあげよう、
きっと何とかなる…
そう思って介護する道を選んだのではないでしょうか?
もし夫の意見に従ったのであれば、夫を立ててあげる妻の道を選んだのでしょう。

 

 

 
それはね?
あなたの大きな大きな愛なのです。
その自分を取り戻し、毎日大切にしてあげてほしいのです。

 
自分のことよりも、この人のために頑張ろうと思った自分。
そんな思いやりのある自分を誇らしく感じてほしいのです。
今の状況は自分が選んだこと。
(自分がしてあげたいと思ったから、そうしているんだ)という意識を、どうか取り戻してください。

 
どうしてもできないときは・・・
(あ、私はこういう事が起こったら、こんなふうに感じるんだな。)
と自分を眺めてみましょう。

 
私たちは時間の経過に伴い、目の前の忙しさに追われて愛を見失ってしまいます。
日常の一つ一つの「~しなきゃ」に気がついて変えていきましょう。

 

 

 
「やらなければならないこと」に追われた人生は、
最期に近づいたとき、誰の人生を生きたのかわからなくなります。
孤独が怖い、死が怖いとなり、年を取るのをとても恐れます。

身につけましょう。
介護する人の心の置きどころ^^

 

『心から看る介護と認知症予防』講演

 

 

 

 
大阪:5月12日(土)15-17時
難波・堀江 LINE-SCHOOL
おひとり¥3000
https://www.nursewix.com/kaigo

 
東京:6月1日(金)19-21時
神楽坂・香音里
おひとり3000円
https://www.reservestock.jp/page/show_entry_form/259604/

 
長野県上田市:6月30日(土)13-15時
信州国際音楽村
おひとり:2000円
https://www.reservestock.jp/page/show_entry_form/261122/

 
長野県松本市:7月1日(日)10-12時
あがたの森文化会館
おひとり2000円
https://www.reservestock.jp/page/show_entry_form/260290/

 

 

山咲凛子(看護師/心力教育家)
看護師経験22年、9年前から心理療法を学び“生き方・死に方”について探究する。
コミュニケーションスクールで主任講師として活動しながら、看護師の新しい在り方を創設。現在、18名のベテランナースと共に心理面から病気や介護を予防する看護に取り組んでいる。年間授業日数150日以上、セラピストトレーナー150名育成、卒業生400名以上。
セッション数約4000件から導き出した“幸せが連鎖する心の在り方”を伝える。

プロフィール
ナース専用メルマガ【心と身体のStudyMail】

 

 

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