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Rinko Yamasaki

「誕生日ってどんな意味があるの?」命を再定義しよう

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心理学スクールの講師を務める看護師が書くブログです。
心の視点で健康について書いています。

 

 
さて、今日は「命の誕生」について考えたいと思います。
皆さんはごく自然に「誕生日のお祝い」をしていると思います。
毎年恒例、これほど長く続けていることは他にないかもしれませんね。

 
誕生日を特別な日と思っている人は多く、コミュニケーション科学の川端康至さんがまとめた記事が興味深いです。
「わたしたちにとって誕生日とは何か」
http://www.tku.ac.jp/kiyou/contents/communication/33/Kawaura_Yasuyuki.pdf

 

 
誕生日はひとりひとりにあり、365種類ありますね。
2月29日を入れると366種類です。
同じ誕生日の人に出会いたいと思った場合、365人集まれば同じ人がいると考えることができます。
ところが、同じ誕生日の人に出会う可能性が50%を超えるのは23人なのだです。

 
え?ちょっと不思議じゃありませんか?
23人で50%ということは、46人いれば出会う可能性が100%になる。
お誕生日のパラドックス。
同じ誕生日の人は引き寄せ合うのでしょうか。

 
調査では、同じ誕生日の人を「運命」と考える人の割合が書かれています。
「一緒であることに運命を感じるランキング」
     女性            男性
1位  誕生日100%        誕生日100%
2位  趣味40.3%          趣味76.8%
3位  好きな映画・本31.5%  好きな映画・本42.3%

 
誕生日が心理面に影響をもたらすことについても書かれています。
誕生日を祝い合い互いに記憶し合うことで、一人ひとりにアイデンティティを固着化させる効果があります。
自己との関連が強く、自己肯定感をもたらす効果があるそうです。

 
ところが、自殺が多いのも誕生日前後。
男性は誕生日の前週に、女性は誕生日の翌週に多い特徴があります。
その背景として,女性は「誕生日を祝い事として楽しみにする」のに対し、
男性は「自分の人生を振り返る機会としてとらえ、なんと実りのない人生であったかと失望」するためではないかと推測しています。

 

 

 
誕生日にケーキを食べる風習は、外国では古代ギリシャまでさかのぼり、ロウソクをつける風習は15世紀ごろのドイツにさかのぼります。
ドイツでは誕生日には悪霊が命を狙いに来ると言われていて、追い払うために誕生日は一日中ロウソクの灯りをつけていたそうです。

 
日本で最古の誕生日パーティは775年の光仁天皇で、天皇誕生日の起源となっています。
織田信長や徳川家康も宴を行なっていましたが、庶民に広がったのは昭和に入り戦争が終わってから。
ではそれまで日本はどうしていたかというと?
旧暦の生活をしていた日本は、年が明けたときに1歳年を取るため皆同じで、とくに祝い事ではなかったようです。

 
明治5年に旧暦から西暦に変わりましたが、満年齢で数えるようになったのはそれから100年近く経った昭和25年頃から。
制定の背後には、「若返る」ことで日本人の気持ちを明るくさせること、国際標準の導入、敗戦直後の配給の調整など、GHQや政府の思惑があったようです。
きっと、戦争によって多くの命を失った日本人にとって、誕生日を無事に迎えられることは喜ばしいことだったのでしょうね。

 

 

 
日本人は電話番号や暗証番号に自分の誕生日を使うことが多く、誕生日が大好きですね。
祝ってもらうことの期待も大きいようです。
祝ってもらうことで対人関係が深まる心理があります。

 
ただ、皆が祝う誕生日はネガティブな要素もつくり出します。
ある大学生の意見が書かれていましたー
誕生日って、楽しく過ごせなきゃ不幸な気がしちゃうじゃないですか。
ついつい、祝われることを期待しちゃうじゃないですか。
普通に過ごしたいのにできない。
そして,そんな自分に自己嫌悪するという。
だから誕生日嫌いで。。

 
誕生日の祝いは、生まれた自分を肯定する行為であり、他者に祝ってもらうことによってその肯定感は増します。
今ここに自分が存在していることの意義を称える習わしになっていますね。
しかしながら同時に、祝ってもらえない人は自分の存在意義を失ってしまう…?
そんなことも起こっています。
ネットで検索すれば、上記の大学生ような意見が多数あります。

 
良いか悪いかー
「誕生」だけの価値を見ていると意見が対立します。
「死」から「誕生」を見ると、その意味合いが違ってくるかもしれません。

 

 
数百件の出産に立ち会ってきた経験22年の助産師と
数百人の死に遭遇し、ずっと死を避けてきた経験22年の看護師が
400年の由緒あるお寺でトークライブをします。
〆はお寺のご住職が説いてくださる、有り難い機会です。

 
4月21日(土)15時~17時
大阪平野区「喜連瓜破」駅から徒歩10分 宝円寺
おひとり¥3000
どなたでも参加できます。
助産師vs看護師「命の再定義」トークライブ

 

 

 

 

 

山咲凛子(看護師/心力教育家)
看護師経験22年、9年前から心理学を学び“生き方・死に方”について探究。
病棟勤務で数多くの死に立ち会い、阪神大震災で悲惨な状況に遭遇する。死の意味がわからず死を避ける看護師になるが、父親の死を経験して命の捉え方が変わり、心理学から死を見つめ直す。過剰な医療や延命治療の適正化を図るため活動中。
 
年間授業日数150日以上、女性メンタルトレーナー150名育成、卒業生400名以上。2018年ナースの起業支援プログラムを開講、セッション数約4000件から導き出した“幸せが連鎖する心の在り方”を伝えています。

 
プロフィール
ナースのメルマガ【心と身体のStudyMail】

 

 

 

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