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厚生労働省の「新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師の働き方」ナースの働き方に注目!

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厚生労働省から『新たな医療の在り方を踏まえた医師・看護師等の働き方ビジョン検討会報告書』が発表されました。
<新たな医療の在り方を踏まえた 医師・看護師等の働き方ビジョン検討会 報告書>

要点としては以下の4つ

1.働き方
2.医療の在り方
3.ガバナンス
4.医師の需要と供給
この中でもっとも自分に関わるのは、どの項目でしょう?

医療を提供するのは各個人です。どんなに素晴らしい2~4のプランをつくったところで、ひとりひとりの働き方が最悪な状況では続きません。重要なのは「1.働き方」。自分にもっとも関連する項目です。

 

 

 
「1.働き方」の項目に以下の3つが挙げられています。

・ 組織・職種のヒエラルキーと縦割り構造
・ 個々人の自己犠牲
・ 男性中心の文化

この3つは深く関連しています。

 
「男性中心の文化」が「組織・職種のヒエラルキーと縦割り構造」をつくり、その結果「個々人の自己犠牲」に至っています。社会の中心は未だ男性で、この会議の中心となり文献をつくっている人たち(厚生労働省)も圧倒的に男性の割合が多いと思われます。そうすると、その中心の人たちの価値観によって取り決めが行われます。
「男性中心の文化」変わるでしょうか。

 
「組織・職種のヒエラルキーと縦割り構造」は男性中心の文化がつくった社会構造です。男性は他者と差をつけて自分を有利におくことで権力を保持します。未だ社会はそういった人たちが威権を持っています。
「自分の権力」放棄するでしょうか。

 
そうした権力を持っていない人が、劣等感によって「自己犠牲」を強いられています。
私さえ我慢すれば…
私が何も言わなければ…
私はもっと頑張らなきゃ…
あなたもそうではありませんか?

 

 

 
ヒエラルキーは多層構造になっています。
看護師の場合を見てみましょう。

 

1.看護師内の格差

総合病院では、主に看護師ー主任ー師長ー看護副部長ー看護部長ー総師長」という格差があります。上司:部下間の人間関係の問題が絶えません。常勤ー非常勤、看護師ー准看護師の格差もあります。

 

2.経営者と雇用の格差

看護師は独立が難しいと言われます。医療行為を行なう場合「医師の指示もとに」という条件が法律によって決められているからです。医師がいなければ医療団体はつくれません。けれど雇われている以上、経営者が権力を持つのは当然であり格差が生じます。医師が経営をしていれば尚更です。

 

3.職種の格差

注射、点滴、採血、検査の準備や介助、手術の準備や介助、投薬、処方箋の処理、検査伝票や書類の処理などは本来医師の業務です。けれども医師が多忙なため、看護師が代わって行なっています。医師と看護はそれぞれ独立した職業であるはずですが、看護の仕事は医師の補助業務で埋め尽くされています。そのため「医師の指示の元に」という条件が強化され、医師:看護師に絶対的な優劣があります。

 

社会はこうした格差が大好き

こういった社会構造は「ほんの少し権力を与えて、ほんの少し報酬を上げれば、人は組織のために身を粉にして働く」を予測した上でつくられたものです。それを知らずに出世のために人生を費やしている人がたくさんいます。「役職」や「出世」の真意を知ろうとしないかぎり、ヒエラルキーから抜け出すのは難しいかもしれませんね。

 

 

 
「1.働き方」に関して報告書に書かれているポイントは、医師の仕事を他職種が役割分担して行なう、とあります。看護では「認定看護師」がまさにそうでしょう。医師が判断することの可能な範囲を看護師が請け負う。医師の忙しさは改善するかもしれませんが、医師:看護師のヒエラルキーは強くなるでしょう。そしてますます看護から離れ、医師の補助業務を行なう看護師が増えます。その結果、看護師同士のヒエラルキーが増えることになりそうです。

 
ところで。
社会はどうなっているかご存知ですか?インターネットを使って個人が発信する機会が増え、組織×組織のつながりが、個人×個人あるいは組織×個人へと変化しています。自分が持っている経験や技術を提供して、個人で活動する人が増えています。その人たちは組織から逸脱した人。ヒエラルキーから抜けた人たちです。自分の能力を研ぎ澄まして発信力や文章力を高める必要がありますが、自己犠牲がなくなり、調和を重視した女性的な在り方をしています。

 
では看護は?
看護師が個人で活動することは無理なのでしょうか。現在うつ病は110万人、生活習慣病が数千万人、生活習慣病が原因で死亡した心疾患や脳血管疾患が37万人です。そうでない人たちも、病気になりたくない、介護になりたくないと思っています。また薬を飲まなければこんなふうにならなかった、手術をしなければこんなふうにならなかった、という人もいます。みんな健康を望んでいますが、健康に関わる医師や看護師がいません。

「心の病を予防する専門家」「生活習慣を改善できるように関わる専門家」「健康の知識を提供する専門家」こうした看護師がいれば、病気の予防が可能になるかもしれませんね。

 

 

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