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「医師・看護師は患者に評価される!」在宅医療の幸せはコミュニケーションに尽きる

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今後、広がっていく在宅医療。
在宅医療の問題点が浮き彫りになっている記事を観たのでシェアします。
まず記事をお読みくださいね。
家で最期を迎えたい ~広がる在宅医療の陰で~(NHKクローズアップ現代より)

 

 
これから末期を迎えようとしている患者に、医師が「どこで死にたいですか?」と尋ねるのは、在宅医療で当たり前の質問になるだろうと思います。
患者の気持ちを尊重しようとする言葉そのものには問題ありません。
ただ、その質問を投げかけるタイミング、あるいは問いかけ方を誤ってしまうと、とんでもない質問になってしまうことに気づいてないんですね。
もし大橋巨泉氏に対応した医師がコミュニケーションを知っていたら。今その質問をするべきかどうか感覚的に解っただろうと思います。
その言葉をどれくらいのトーンで、どれくらいの口調の速さで、どんな姿勢で、どんな表情で投げかけるべきか解っただろうと思います。
人は、言葉そのものよりも感覚の方が優位なんですね。

 

 
在宅医療を利用していた全国の認知症の人の家族を対象としたアンケート結果では、不満の声が17%。
その内容は「本人や家族の気持ちを尊重してほしい」「要望を聞き入れてもらえなかった」など、コミュニケーションの問題が明らかになっています。
国は今後、在宅医療を30万人増やそうとしています。
1:1あるいは看護師:家族の関わりになったとき、もっとも重要なのは伝え方。
『どのタイミングで、どんなふうに、どんな言葉を選んで伝えるか』
自分の投げかけによる相手の反応がコミュニケーションです。

 

 
尋ねた医師はNHKの取材に対し、「病状が重いと判断したため、最期の過ごし方を確認しましたが、患者側と認識が違っていました。」と謝罪したとありますが。
“認識”。
自分が相手をわかっていると思っているのは、本当に正しいのだろうか?
と自分を疑わねばなりません。
自分の思い込みを外して意識を“今ここ”に向け、今目の前にいる人の様子(身体の使い方に現れています)を観なければ何も見ていないのと同じ。
ここ、上手にできない場合ほんとうにヤバいです。

 

 
これまでは、診察を受けたい患者が病院を訪れるという関係だったため、医師は忙しさを理由に患者の顔も見ず一方的に話していても許される立場でした。
コミュニケーションといえるやり取りをほとんどなくても許されてきました。
ところが今後は、医師が患者の元を訪れてより良いサービスを提供する関係に変わるため、問題が起こるのは容易く想像できます。

それは看護師にも同じことが言えます。
患者といい関係づくりができなかった場合でも、施設や管理職の後ろ盾があったかもしれませんが、ひとりで訪問するとなるとそうもいきません。
これまで通りのコミュニケーション力では上手くいかないのが在宅医療の難しさです。
医師側は「医師の負担」を訴えて新たな対策や人員の確保を求めていますが、組織やシステムは個人を幸せにはしないでしょう。
「ひとりひとりの幸せ」は「ひとりひとりの関わり」でしか成立しないでしょうね。

 

 

でもね?
繊細なコミュニケーションの積み重ねによって築いた患者との関係は、私たち医療者側に少々不手際があったとしても強い味方になってくれます。
重篤な問題には至らないんです。
大橋巨泉さんに質問した医師が悪いわけでも、いつまでも泣いている妻が悪いわけでもない。
ただ「関係性」が良くなかっただけなのです。
コミュニケーションは人間関係づくり。
患者の人生の最期に幸せをもたらすのは知識や技術じゃない。
良好な人間関係づくりができる看護力、なんです。

 

 

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