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医師と患者と看護師の関係はトライアングル「看護は空(くう)である」

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医師と患者と看護師の関係について考えたことがあるでしょうか。
一般的に看護師の仕事は処置や注射や採血、検査の介助、外来の手伝いなど医師の補助と思われています。
身体を拭いたり洗髪をするなど日常生活の援助や排泄介助は、自分でできない患者に対して隙間時間にサービスで行なっているように思われているのではないかと思います。
最近は薬の指導は薬剤師が、食生活の指導は栄養士が、と割り振られ、看護師は一体何の仕事なのかわからないがゆえ、看護師の仕事は医師の補助業務と思われているのかもしれません。
そうなんです。
看護の仕事は成果をつくる仕事ではないので、だからこそ看護を定義しなければ「どこにも看護がない!」と22年前の私のようになってしまいます。笑

 

人間関係の基本はトライアングルです。
正三角形を思い浮かべてくださいね。
医師は病気を治す人ー患者は病気を治したい人
この2つは相関関係です。
もう一つの頂点に看護師のポジションがあります。
これは正三角形になるべき関係です。
でも“治療”という枠組みで考えると、看護師はいてもいなくてもいい存在ですよね?
このポジションは仏教で言うところの「空(くう)」に当たります。
「空」は「有るといえば有る、無いといえば無い」という存在なんですが、何か作用を起こすと最も強い影響を発揮する立場です。

 

 

 

 

 

 

 

ビジネスで考えてみましょう。
売りたい人ー買いたい人
この2つは相関関係です。
でも売りたい人が自分で自分の商品をアピールしているうちは、大して売れません。
買いたい人がそれを見つけても信頼できなかったり、他にもっといいのがあるかもしれないと迷うかもしれません。
ところがそこに第三者が入った場合。
売りたい人のことをよく知っている第三者が、買いたい人(第三者と良好な関係にある人)に「これいいよー」「この人素晴らしい人でね」と話し始めるとどうなるでしょう?
売りたい人は一言も話さないまま勝手に売れていきます。
買いたい人は安心して迷わず買うことができます。
第三者の影響力は多大。
ビジネスをうまくいかせるコツは第三者をたくさんつくることなんです。
売りたい人はお客さんではない人との関係性を良くしておくことが最重要なんですね。

 

つまり看護師は「病気を治す医師ー病気を治したい患者」の間を取り持つことが仕事。
ところが現状はどうでしょう。
看護にコレという仕事がないためか、勤務時間中は医師の補助業務が最優先になっています。
たいてい医師が経営者であり、看護師は医師の指示の元に医師の補助業務を行うという規則があるため、看護師は医師に従わざるを得ない状況。
正三角形は、看護師が極端に医師寄りになった細長く歪んだ三角形になってしまっています。

 

 

 

 

 

 
また患者は医療知識が乏しく、お医者さんの言うことは絶対だと認識しているため、医師と患者の距離を保つこともできません。
さらに医師が事業の拡大や利益最大化に焦点を当てている場合、公正な判断を失い患者に過剰な医療を施して自分が上に立ってしまいます。
三点がくっついて絡み合い、各役割りが機能していないのが今の医療のトライアングルです。

 

 

 

 

 

 

 

 

予防看護は正三角形を取り戻す働きをします。
①看護師が経営の枠組みから出る
②治療か予防かを判断し患者に必要な情報提供をする
③予防の場合は根っこにある心の問題を解決していく
看護師 対 個人の関わりになります。
個人の周りには関係している家族や職場があるため、その状況を捉えた関わりが必要になります。
看護師のポジションは空だからこそ、全体をうまく協調状態に導くことが可能です。

 

私たちはこれまで入院している患者や外来患者に何か問題がありそうな気がしても、家族や職場のことまで手に負えないので避けてきたと思います。
でもそれは病院で働いているからですよね?
勤務時間があるからですよね?
看護師の中には、もっと患者さんに関わりたいけど、自分だけ残っていたら先輩看護師から嫌な態度をされるからやらないようにしていたという人もいます。
看護師が本当に関わりたいのはその先ではないかと思うのです。

 

 

難しいかもしれません。
これはコーチング技術になりますが、手順を習得することで可能になります。
看護師にも職場の悩み、家族の悩み、身体の問題などあると思いますが、その手順を使って自分自身の問題を解決する経験が患者のコーチングに役立ちます。
もう一つの問題は収入ですね。
たとえ健康保険や介護保険を使えなくても“あなたでなければ困る”という関わりをつくっていくのがコミュニケーション技術です。
それは一昨日お伝えしました。
【心と身体のStudyMail】「相性」ってどうなの?患者と看護師の関係

今後、医療費の削減がさらに厳しくなり、地域医療が拡がり、予防が必要になってくるのは明らか。
今からその準備を始めます。
また、看護で収益を得るというと抵抗があるかもしれませんが、看護師にも生活していくための収入が必要。
それは患者を対象としない別の方法を提案します。

 

「空」のポジションである看護は、しっかりと定義していく必要があります。
今、看護の定義がないために、医師の補助業務が優先されて「どこにも看護がない!」という状況になっているのだと思います。
看護は、その人の日常への関わりを通して心の成長を図ること。
病気になってしまうほど心が病んでしまっている人を救うのでも癒やすのでもなく、精神的な成長を図り自分と社会のバランスをとることができる人へと促していくのを予防看護の定義にしようと考えます。
具体的な方法としては、日常生活管理を通して根っこにある心の問題を解決します。
もしかすると、その影でこっそり状態を伝播する(看護ヒーリング)が行えるようになるかもしれませんが。
それはいつの日か、いつの間にか^^

 

 

~心が日本を健康にする~
「予防看護学基礎講座」東京
1月21日(土)と22日(日)10時~19時

 

 

ナースが読む【心と身体のStudyMail】

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予防看護についてお伝えしています。

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