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Yamasaki Rinko

「うつ病を知らなければうつ病にならない」自分の知っていることが自分の世界になる

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うつ病は誰にでも起こり得る症状です。
うつ病の症状を調べると、やる気がない、活気がない、食欲不振、不眠、体がだるい、集中できない…など、誰にでも起こり得る項目が並んでいます。
そして酷くなると頭痛、胃痛、吐き気、腹痛など身体症状に至り、
さらに酷くなると会社に行けない、家事ができない、育児が手につかない、人と関われないなど…
このような症状が起こり悪化していくのは、解剖学的に考えても想定可能です。

 

うつ病になる人に共通していることは“悩んでいること”。
悩んでいない人がうつ病になることはありません。
じっと考え込んでいるとき、身体では何が起こっているでしょう。
考え事をしているとき目はじっと一点を見つめています。
身体は同一体位をとり続け、身体は丸まって浅い呼吸になっています。
通常の肺は3000ml~4000ml空気を取り込むことができますが、普通に生活しているときは500ml程度。
考え事をしているとき200~250ml程度まで下がっています。

 

看護師はエネルギーをつくる過程でTCAサイクルと解糖系があるのを知っていますね。
酸素が十分にある好気性の場合は、TCAサイクル1サイクルでエネルギーが32ATPつくられますが、
酸素不足の嫌気性の場合は解糖系になり1サイクルで2ATPしか生成できません。
解糖系の場合は生成するエネルギーが少ないだけでなく、同時に乳酸が多量に発生します。
乳酸は溜まると肩こりや筋肉痛の原因になりますが、心臓の動きが止まって30分後ぐらいに起こる死後硬直もこれと同じ状態です。
気持ちが悩み事にとらわれている間、身体は十分な酸素供給が行えず、このように細胞が機能できなくなっていっています。
体調不良が起こったり、身体症状が現れるのは何も不思議なことではありませんね。

 

 

 
体調不良によって身体が思うように動かなくなってくると、(私うつ病かもしれない…)と思い始めます。
今は“うつ病”という言葉が珍しくなくなり、悩みごとによる体調不良があると、ふと頭に浮かぶ病名になっているからです。
そして(私うつ病かもしれない…)と思っている人がうつ病の症状について調べ、その項目を見たとき(まさに私のことだわ…)と思うでしょう。
そして心療内科に行き、うつ病かどうかの診断を受けようとします。
(私うつ病かもしれない…)と思い込んでいる人が語っているその様子は、誰がどう見てもうつ病のよう。
医師はその人の24時間の様子を知っているわけではなく、目の前で語っている人の様子を見て診断するため「うつ病」と診断するでしょう。
そして内服薬を処方するために病名をつけます。
薬を処方すれば病名をつけて保険請求をしなければならないからです。

 

うつ病と診断された患者さんは、たいてい診断書を希望されます。
勤務先や家族に見せなければならないからです。
そして周囲は驚いてその人に気を遣い始めます。
「あの人、うつ病らしい…」
こうしてうつ病が発生していきます。

 

 

 
悩んでいなければ、体調不良になることも、心療内科に行くことも、うつ病と診断されることもなっかたかもしれません。
自分が悩んでいることや、体調不良が起こっていることに気づいたとき、病院で何とかしてもらおう、薬の助けを借りようと思うことが事態を悪くしていきます。
難しい人間関係から逃げず、悩みを解決するためのすべを身につけること。
この判断を見誤ると、自分の心や身体に対する責任が疎かになっていきます。
身体は薬でコントロールされることに慣れてしまい、また薬の副作用によって気づかないうちに自分の身体の細胞にダメージを与え続けることになり、
それでも薬をやめることが不安でたまらない日常になっていきます。

 

「自分が知っていることが自分の世界になる」という意味をご存知でしょうか?
たとえば、家の中であってもあなたが知らないものがいくつもあります。
電気屋さん、ガス屋さん、水道屋さん、消防員の人が家に入って来ると、自分が知らないところを触り始めます。
そんなところにそんなものがあったんだ…。
長年住んでいても、私たちは名前を知らないものには気づくことができない性質を持っています。
また“風鈴”を知らない外国人は、風鈴の音が鳴っていても気づくことができない、というのも脳の特徴です。

 

あなたは宇宙を知っていますか?
もしかすると映画やテレビで見たことがあるかもしれませんね。
それがあなたの宇宙です。
でも水金地火木土天海を一つとする太陽系のような惑星は天の川銀河に約2億個存在し、その銀河が何億個も集まって銀河団をつくり、その銀河団が何億個も集まって宇宙を構成していることを知っている人は?
あなたが想像する宇宙と同じではありません。
いえ、もしかすると宇宙があると思い込んでいるだけで、本当は無いのかもしれません。

 

 

 
こうして脳の機能を一つずつ知っていくことによって「人はひとりひとり違う」ということがわかります。
自分の思い込みの世界にいるからこそ、自分しだいで悩みは解決できることがわかり、うつ病は自分で治せることがわかります。
自分の知っていることだけで悩みが解決できないときは知識不足です。
また私たちには、ネガティブな情報を集めてしまいやすい特徴があることを知っておかなければなりません。
自分に有用な情報を集めましょう。
その情報が自分にとってプラスになるかどうかを吟味して選ばなければ、不要な情報に振り回される人生になってしまいます。

 

悩みはあなたを成長させるものです。
自分自身を学びましょう。

 

 

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「予防看護学基礎講座」東京
1月21日(土)と22日(日)10時~19時

 

 

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