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Yamasaki Rinko

支援と依存は背中合わせ。防災ナースの育成に取り組みます。

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昨日はナイチンゲールスピリット連盟PINK CROSS PROJECTのセレモニーに出席していました。
災害時のリスクマネジメントとして、防災ナースの育成に取り組むことになりました。
私はコミュニケーションと心理療法の講座を担当します。

 

災害による心的影響の怖さは、被災して10年20年経過した後、些細なことをきっかけにPTSDが起こること。
私自身が阪神淡路大震災の被災者で、東日本大震災が起こったとき、それを経験しています。
日常生活を維持することができない日が一週間ほど続きましたが、NLPのワークで10分ほどの間に解放され、誰でもPTSDになる可能性があることと、NLPの確かな効果を感じました。
この経験を活かしてカリキュラムをつくり始めています。

 

先日は災害時コミュニケーション手帳を作成しました。
災害時は特殊な環境にあり、人との関わりがとても重要なとき。
災害が起こったときの恐怖体験はNLPワークを用いれば編集できますが、編集を行わない場合はその体験や恐怖を人に話した方がいいんです。
話してはいけない、恐怖を語ってはいけないと思って抑え込むと、その感情はより強くなっていくからです。

 

ところが。
被災地では周囲もみんな被災者。
相手の方が自分よりひどい思いをしているかもしれないと思うと、話すことができなくなります。
また、そんな話をすると再び恐怖がよみがえるので、周囲のためにも話さない方がいいと思う人もいます。
意識では日が経つにつれ記憶が薄らいでいきますが、情報はしっかりと長期記憶されています。
時間が心の傷を癒やしてくれるわけではないのです。

 

 

 

防災ナースがNLPワークを習得して災害時に心のケアが行えるようになると、起こり得るPTSDを軽くすることが可能になるだけでなく、未来が変わります。
一日でも早く仮設住宅を出よう、少しでも早く会社を再建しよう、もう一度人間関係を広めようと、日々の行動がかわります。
自分自身が変わるわけですから。
被災地復興の貢献につながります。
日本各地で地震が起こっていて、私のところは大丈夫という保証はないのですから、全国的に必要ですね。

 

でもちょっと熱く語りすぎました。笑
私が考える予防看護の方向性と合っているし、厚生労働省が掲げている保険医療2035の地域包括医療とも合っています。
医療は今後、予防の方向に変わらざるを得ないことを確信しています。

 

でもね?
同時に災害支援によるマイナス面も予測しています。
支援してくれることが当然のようになって、被災者の自立を妨げてしまうこと。
公には出ませんが、阪神大震災でも東日本大震災でも熊本の地震でも、依存心の問題が起こってきます。
それが逆に地域の復興を妨げているのです。

 

人間はとても柔軟で、すぐにその環境に適応します。
その能力を自ら使えば素晴らしい能力なのですが、物事や周囲の環境に振り回されているとマイナス方向に機能します。
健康保険があるから病気になっても大丈夫、介護保険があるから介護になっても国がなんとかしてくれる、子供が何とかしてくれる、という状況をつくってしまうのと同じですね。
依存心をつくらない関わり。
看護師が担うべき役割りじゃないかな、と思います。

 
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【看護の本質とは】

看護の本質は「関わり」である。
コミュニケーションを通して心の問題を解き
その人なりの正道に従えるよう導くこと。
その人が正しいと思う日常生活が維持でき
健全な心と身体を取り戻す関わりが看護の本質である。
そのため看護師自身が実存的価値を持ち
自らの心身の健康を実践しているべきである。

山咲凛子

『看護の本質は“関わり”である』~理想と現実のギャップとは~

 

 

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