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『看護師がうつ病になるまでの5つの変化』 知っておくと自分で予防できる!

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日本看護協会は2012年に一度だけ看護師のメンタル面に関しての調査結果を発表しています。
2010年度に 1カ月以上の病気休暇を取った看護職員は2.2%の7483人。
このうち診断書を提出したメンタルヘルス不調者は2669人と、長期病気休暇者の35.7%でした。
年代別では20代 (46.7%) 、30代 (26.5%) 、40代 (17.5%) と、若い看護職員ほど率が高く、20代の不調者の分析では、都市部、および大病院に多い傾向がありました。
《「メンタル不調」20代看護職員に目立つ/日本看護協会が初の実態調査》

 

6年経った現在、「上司から心療内科を受診しなさいと言われた」というナースの話や、心療内科の薬を飲みながらどうにか勤務を続けているナースの話が珍しくありません。
2015年職員が50人以上の企業はストレスチェックを行うよう義務付けられましたが、2010年以降日本看護協会から調査結果の発表は行われていないのが現状です。
うつ病の発生機序を知って自分の健康は自分で守りましょう。

 

 

『看護師がうつ病になるまでの5つの変化』
知っておくと自分で予防できる!

 

1.失敗や注意された自分を責める

看護実践においてはひとりひとりの観察・知識・経験・予測によって判断に違いが生じます。失敗は次に活かせば悪いことではなく良い経験になりますが、とくに心を開いて相談できる人がいない場合や、自分がまだ不慣れな場所で起こりやすくなります。

病院は命を預かる現場であることから、失敗や注意されることによって自分を責めるナースが多くいます。それは責任感の強さであり、頑張っている証拠。うつ病になりやすいナースは頑張り屋さんで、失敗すると自分を責めやすく、我慢強い人です。

このとき心の中では(私のせいだ)(私が悪いんだ)(私なんて何の役にも立たない)という“ひとりごと”をよく行なっています。けれどもその根っこでは(私はもっとできるはずなのに)(私だけが悪いわけじゃない)(こんなはずじゃないのに)という思いもあり、心の中で戦っています。

 

 

2.人の言動で落ち込み自己価値を失う、無気力になる

“人を見て思うこと”はひとりひとりの経験則によって違いがあります。そのほとんどが自分の思い込みですが、その思い込みによって、さらに人や出来事を否定的にとらえてしまいます。人が何気なく言ったひとことで落ち込んだり、過ぎた出来事をずっと後悔し続けてしまいます。

看護は非常に厳しい職業です。責任が重いからこそ、良い・悪いの判断が厳しく、その習慣が自分自身にも根付いています。1のタイプのナースは他者の反応に敏感で影響を受けやすく、また看護師という職業がそれを助長します。失敗したことや注意されたことを過大解釈し、自分を無価値であると判断してしまいやすい職業です。

このとき心の中では(どうせ私は)(どうせみんなわかってくれない)(もういいや)と、これまでの良かった過去を見失い、仕事以外のことに対しても自分の無価値感を感じ始めます。けれども根っこでは本当はそうでない自分と戦い、同じ思考がグルグルと渦巻いています。

 

 

3.身体症状が現れる

じっと座り込んで悩んでいる時間が多くなるため、身体症状が現れ始めます。活動量が低下して食欲がなくなり、心の中でずっと戦っているためリラックスできず不眠傾向になります。さらに内臓の活動力も低下して、頭痛や胃痛や下痢など明らかな身体症状も出始めます。

じっと考え込んでいる状態は血液循環やガス交換の効率が悪く、脳内も酸欠の状態になるため思考がうまく回らず、健康なときのような判断ができなくなります。嫌気性の状態では乳酸が過剰に発生し、あちこちの細胞が機能不全を起こし始めます。

悩みごとがあるときはその事について考えたくなりますが、逆効果です。思いきって外へ出て身体を動かすことで、脳細胞の状態が良くなって解決の糸口に気づくかもしれません。

 

 

4.うつ病について調べ始める

この頃(私はおかしいんじゃないか)(うつ病かもしれない)と思い始めるでしょう。そして看護学の本やインターネットでうつ病について調べるかもしれませんね。職場で管理職に相談をして「心療内科を受診しなさい」と言われ、従わざるを得ない状況になってしまったという話をよく聞きます。

自分で調べた場合、“そうじゃないか”と疑いながら見ると、意識は自然に自分に当てはまる項目を探します。よく見ると、うつ病の症状はうつ病ではない人にも当てはまる項目で、不調のときは誰でも起こり得る症状です。けれども原因を探している自分にちょうどいい情報として受け取ってしまいます。

 

 

5.受診を考え始める

ここが最後の分岐点です、気づきましょう。心療内科の医師は悩みを解決してくれる人ではないことに。辛い気持ちをわかってもらうためにカウンセリングを受けようとしているかもしれませんが、気づきましょう。まったく同じ経験をしていない人に、自分の気持をわかってもらうのは不可能であることに。

受診すると医師は何らかの診断を行なって薬を処方します。けれどもうつ病と診断された人の多くが、何年も薬を飲み続けても治っていないことに気づきましょう。ナースは薬になれているため軽く考えてしまいがちですが、薬は重篤な依存状態を招きます。心療内科を受診するかどうか迷っているとき、自分の将来を左右する分岐点にいます。

 

 

終わりに

うつ病の原因は1.にあります。心の病は責任感が強く、努力家で我慢強いという「在り方」に問題があります。この性質を持った人が看護職に就きやすいのですが、看護師という職業がさらに性質を強めます。

では自分の性格が変えられるのか?という問題に突き当たりますが、自分しだいで物事のとらえ方を変えることができます。原因が自分自身にあることを認めるのは辛いかもしれませんが、だからこそ自分自身で治すことが可能です。

 


 

ナースが読む【心と身体のStudyMail】

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仕事が楽しくない、やり甲斐を失ってしまった、こんなはずじゃなかったのにと感じているナース、ただがむしゃらに働いて心と身体のバランスを崩してしまったナースへ。

看護に“こころ”を取り入れた予防看護に取り組んでいます。同じような思いをしているナースや患者さんのために、あなたの経験を役立てませんか?ナースが個人活動していく仕組みづくりも行なっています。

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