予防看護のビジネスづくり <menu>をご覧ください ↓

menu

山咲凛子

「心と身体はひとつ」心の問題が身体に現れてるよ

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

「心はどこにあると思いますか?」と尋ねると、ちょっと考えてから「ここ」と頭を指す人が多くなりました。そうです、心は脳にあります。感情は“海馬”と“扁桃体”というところで感情が生成されていることを、まず伝ておきます。

 
心(脳)と身体は24時間休むことなく働き連動しています。生まれた瞬間から命が尽きるまで。約60兆個ある全身の小さな細胞は眠っている間も情報交換を行なっていて、身体から脳へ、脳から身体へ、そしてまた身体から脳へと情報伝達を続けています。

 
そして一つ一つの細胞は脳を司令塔として互いに連携し合っていて、常に全体が全体のバランスを図るように動いています。これを恒常性維持機能(ホメオスタシス)と言います。

 
では、心(脳)と身体はどのように情報伝達を行なっているのでしょう。

 

 

脳から身体へ

1.運動神経系

人が動作をするための神経です。身体を曲げる、伸ばす、手足を動かす、指を動かす、目を動かす、息を吸う、歩く、走る、食べるなど大きな筋肉組織を動かすのが運動神経です。

たとえば、熱いものを触ったとき瞬間的に手を引っ込めますね。これは反射という作用ですが、やはりそれも脳が「手を引っ込めろ」という司令を出して、頸部、肩、肘、手、指の順に運動神経を伝って手を引っ込めています。

 

 

2.自律神経系

自律神経は主に内臓の働きに作用し、感情の影響を受けやすい神経です。「交感神経」と「副交感神経」があります。

・交感神経

交感神経は活動するための神経です。朝起きると交感神経が優位になるため、私たちは布団から出て活動し始めます。全身の機能を活発化させますが、極端な場合は戦闘モードのスイッチになり、内臓が過剰に反応してエネルギーを消耗します。

・副交感神経

副交感神経は交感神経と逆の作用をする神経です。夜眠るときには副交感神経に切り替わります。副交感神経が優位なときに胃腸の働きは活発になり、消化活動が促進されます。副交感神経に切り替わりにくい場合、リラックスしにくく交感神経が優位な状態が続くため、身体に問題が起きやすくなります。

 

 

3.ホルモン系

ホルモンはまだ解明されていない部分が多いのですが、体内では30種類以上のホルモンの分泌がわかっています。一つ一つのホルモンに働きがありますが、ホルモン同士が相互作用していたり、拮抗作用していたり、とても複雑な働きをしています。
ホルモンは非常に感情の作用を受けやすく、また感情もホルモンの作用を受けています。

 

 

身体から脳へ

1.知覚神経

主に視覚、聴覚、体感覚、嗅覚、味覚の五感と言われる神経です。それぞれの神経の中枢は脳につながっていて、常に情報伝達をしています。私たちは、この五感の情報によって感情を感じますね。ただ、視覚には見えていない死角部分があり、聴覚にも打ち消し合っている音などがあり、五感で事実を捉えることはできないことが脳科学でわかっています。

 

 

2.内蔵感覚

尿意や便意・腹痛・頭痛などの感覚や、血圧・血流量・血中酸素濃度を感知して身体機能を調整するための感覚です。ガッツポーズという言葉がありますが、ガッツはGutのことで腸の意味。テニスのガットやガット・ギターは、昔は羊の腸でつくられていたためその名前がついています。

勝負で勝ったときにガッツポーズをするのは、その瞬間の内臓感覚を逃さないために手を握るんですね。腸には脳細胞が1億個あるとも言われていて、直感を司る感覚は腸にあるようです。

 

 

3.体性感覚

体性感覚には皮膚感覚と深部感覚があります。皮膚感覚は触覚・圧覚・痛覚・温覚・冷覚がありますが、皮膚全体にあるのではなく、小さな点で散在しています。内蔵に病気があるとき、同じところの皮膚に痛みを感じることがあり、これを関連痛と呼びます。

深部感覚は皮膚より深い皮下・筋・腱・骨膜・関節などの感覚です。目を閉じていても手足の位置がわかる、その動きがわかる、振動を感じるなども深部感覚です。

 

 

両方行き来する神経

中枢神経

脳の延髄から脊髄を走行する神経で、末端から脳に向かう上行性と、脳から末端に向かう下行性があるため、脳と身体が直結している神経です。生命維持中枢であり、運動神経や自律神経も脊髄を通っているため、ほんの些細なダメージでも脳・身体とも影響を受けやすい重要な神経です。

 

 

 
たとえば、何か出来事に腹が立って「ムカーッ!」としたと仮定しましょう。
その感情は脳内の海馬と扁桃体でつくられ、その情報によって脳は身体に司令を出します。
自律神経系の交感神経が優位になると、身体は戦闘モードに切り替わります。

 
目を見開き、呼吸は荒く早く、体温や血圧が上がって心拍が早くなり、筋肉が硬くなって身体はエネルギーを上げます。
その結果、顔が紅潮して身体の毛穴が開いて威嚇の体勢に入ります。
戦いの最中にトイレに行きたくなっては困るので、胃や腸など消化管の活動や膀胱の反射は低下します。
この感情が頻繁にあると身体はどんな反応をするでしょう。

 
眠れない
息苦しい
身体が熱い
ドキドキする
胸が苦しい
ボーッとする
頭が痛い
身体が痛い
目が乾く
喉が渇く
食欲がない
便秘
胃が痛い…
という数々の身体症状が予想されます。
これは自律神経の影響だけを挙げていますが、他にホルモンや運動神経への司令もあります。

 
そして、身体から知覚神経・内臓感覚・体性感覚を伝って脳に情報が送られますね。
すると脳は、このまま同じ状態が続くと危険が生じるため、身体の動きを止めるなどの司令を出します。
身体がだるい
疲れが取れない
やる気にならない…
食べられない
仕事に行けない
家事ができない
出かけられない…
という状態を引き起こしていきます。

 
怒りの感情のたとえをしましたが、悲しい、辛い、イライラ、憤り、落ち込み、不安、心配、自己否定などのときも身体に影響しています。嬉しい・楽しいなどの感情もまた身体に作用します。

けれどもネガティブな感情を無理に抑え込むと、感情はさらに強くなります。それは脳の理(ことわり)を学んでいくと理解できます。時が解決する…ということもなく、感じた感情はすべて長期記憶の領域に保存されてしまうんですね。

 

 
“物事についてどう感じるか” 
それがもっとも重要。

そのとき
あなたが感じたことは

身体の一つ一つの細胞、

人格を形成する意識と
永遠の無意識に記録されます。

大切なのは
相手を思いやって与える感情なんですね^^

 

 

看護師・心力教育家/山咲凛子
20160414074241

 

 

 


 

ナースが読む【心と身体のStudyMail】

c383e310fa4034aa4b92053bb60a380e_m
仕事が楽しくない、やり甲斐を失ってしまった、こんなはずじゃなかったのにと感じている看護師さん、ただがむしゃらに働いてるだけの看護師さんへ。

看護に“こころ”を取り入れて予防看護を確立していきたいと考えています。予防看護を教える講師になるための看護師の講座を開講予定。最新情報はメルマガでお知らせします。

命の根源に関わる知識とコミュニケーション、心と身体のつながり、悩みの解決方法などお伝えしています。

詳細はこちら

メルマガ登録
メールアドレス
ニックネーム
職種・経験
お住まいの地域



powered byメール配信CGI acmailer
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

カレンダー

2017年12月
« 11月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031