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Yamasaki Rinko

「介護保険は介護を増やす!」看護師がモヤモヤする医療の矛盾!

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2016年現在65歳以上の高齢者の数は3300万人、4人に1人が高齢者の時代に入っています。約40年後の2060年には1.3人に1人が高齢者となり、赤ちゃんは生まれたときから高齢者一人分の人生を背負って生きることになります。

そして介護保険利用者数は、介護保険が始まった2000年から約3倍に増えています。これは高齢者が増える割合を遥かに超えたスピードで増加していると言われています。
<平成26年版高齢社会白書>

2000年に厚生労働省は「高齢者が、尊厳をもって暮らすことを確保することが最も重要である」として介護保険を制定しましたが。
“尊厳を持って暮らす”
果たしてできているのでしょうか。

 

 

昨年財政破綻した北海道の夕張市では、同時に介護保険も破綻しました。医療保険は受けられますが、入院加療できる市民病院がないため、隣接の病院まで1時間以上かかる事態になってしまいました。

ところがその後、夕張市では介護状態になる高齢者の増加割合が低下し、死亡率も低下しています。なぜなら、病院に行かないことを決めた高齢者たちは、自分でできることを積極的に行い、リハビリを自分で行い、自分自身の判断で食べたいものを食べるようになったからです。

ようやく自己責任で生き始めた高齢者が元気になっています。
<医療崩壊のすすめ>

 

 

また、脳血管障害の後遺症や著しい筋力低下などで自分で食物を摂取できなくなった高齢者は(寝たきりや認知症が多い)、胃に直接チューブが挿入されて経管栄養を行う「胃ろう」が施されます。

寝たきりゼロの国と言われるスウェーデンでは「胃瘻は虐待である」として行いません。自分の口で食事ができなくなった高齢者は、徹底的に嚥下訓練が行われますが、それでも難しいときには無理な食事介助や水分補給を行わず、自然な形で看取ることが一般的です。

それが人間らしい死の迎え方だと考えられていて、胃に直接栄養を送る胃ろうなどで延々と生きながらえさせることは、むしろ虐待だと見なされているのです。
<幸福度世界1位「北欧の楽園」に学ぶ老いと死>

ところが日本はどうでしょう?認知症で寝たきりのため、本人の意志なく何年も同状態で生き続け、2010年の日本の胃ろう患者は10万人でした。施設で生活をする高齢者の約4割に胃ろうが施されています。

2010年以降、胃ろう患者数は発表されていません。またなぜか1999年を最後に寝たきり患者の数も、どこを探しても見つからないのです。これはいったい何を意味しているのでしょうか。

 

 

 

「高齢者が尊厳をもって暮らすこと」を目的として制定された介護保険ですが、結果として否定的な面が現れています。

介護業界は、経営者が医療や介護に関係ない職業の方々であることが非常に多いのが特徴です。高齢者のためという側面を持ちつつも、国からの給付を受けて事業拡大、利益最大化を目的に行われているのが現状。

高齢者専用賃貸住宅では管理に責任が発生することから、活動を過剰に制限しなければならなかったり、炊事や洗濯、身の回りの支援など高齢者ができることでも過剰な介護が行われていることが少なくありません。

また虐待と言われる胃ろうの割合も年々増加し、できるだけ長く生きながらえさせて利用し得る限りの点数を使う…。生きている間は過剰な介護と過剰な医療が与えられ、看取りの時期になってようやく“尊厳”が見直されるのが介護の現状です。

 

 

40歳以上の人は健康保険料と一緒に介護保険料を支払っています。

自分が介護を受けるようになったとき息子や娘に負担をかけたくない、介護が必要な状態になったら困ると思い、将来の安心代として支払っていると思いますが。

その安心は「もし介護になっても大丈夫」「国がなんとかしてくれるだろう」という気持ちを、知らず知らずつくっていることに気づいているでしょうか。

介護状態になることが“前提”の老後になるんですね。

すると介護を受けるのが当たり前になってしまうのです。

 

 

豊かな老後を迎えるために必要なのは“予防すること”。

そうすると、筋力低下の運動をするたび、健康を考えた食事をするたび、身体を大切にするたびに、“健康な自分”を自然に思い浮かべることができます。

思い浮かべた将来の姿が、現実になるんですね。

40代からは健康保険や介護保険に甘んじることなく、ひとりひとりが予防するための知識を持ち、長生きに対する責任を持って取り組む姿勢が必要。

今の日本では、病院も介護施設も何も予防に対して何も講じていません。医療も介護も経営であるため、病気の人や介護が必要な人しか施しを受けることができないんですね。

自分で勉強してコツコツ行なっていくしかないのが日本の現状です。

 


 

ナースが読む【心と身体のStudyMail】

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一生懸命なのに何故か満たされない、何故か成果を感じない、何故かモヤモヤする…。何が原因かを考える間もなく、がむしゃらに勤務を続けている看護師に。

看護師は身体について理解しているため、心についても理解しやすい職業です。

心とは、身体を構成する小さな細胞一つから、遺伝子やホメオスタシス、感情レベルから生命の起源、そして自然や宇宙まで拡がる壮大な想像空間を意味します。心と身体を通して、あらゆるものとの繋がりを知るメルマガです。

看護にコミュニケーションやコーチング・セラピーを取り入れると、患者さんへの関わりがどんなふうに変わるのか、またあなた自身の心の問題を解決する方法、今後ナースが病院を出て個人で活動する在り方などをお伝えしています。

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