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Yamasaki Rinko

「病気は悪じゃない!」看護師がモヤモヤする医療の矛盾!⑥

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「先生、私はこの病気になってよかったです」

こんな言葉を聞いたことがありますか?
九州で「ホロトロピック医療」を行なっている矢山クリニック
ここには自己免疫疾患など西洋医学で治すことができず、医師から匙を投げられた患者さんが来られます。
長い間通院した患者さんの中には、治っていなくても自ら治療を卒業される人がいます。
そのとき「私はこの病気になってよかった。この病気になったから今の私がいるということがわかったんです」と言って去って行かれるそうです。
そのことがわかった患者さんは、その後病気が悪化しにくいそうです。
なぜなら病気や死を恐れることがなくなって、闘いをやめるからなんです。

 

 
経営者さんに「事業が成功した理由は何ですか?」と尋ねると、必ず昔の苦労話をされます。
そしてよくこの言葉をおっしゃいます。
「あの苦労があったから今の私がいるんだよ。」
悩みを乗り越えて成長することが幸せへの道であることを、私たちは何となく知っていますね。

 

 
昨年、財政破綻した北海道の夕張市では介護保険も破綻しました。
夕張市は2人に1人が65歳以上ですが、その後高齢者が元気になっていると言われています。
病院に行かないことを決めて自分でできることをやり始め、
寝たきりになる人や、認知症になる人、亡くなる人の割合が低下しています。
不思議ですね、全国で増え続けているのに。
夕張市では、ようやく高齢者が自己責任で生き始めたということなのでしょう。
医療崩壊のすすめ

 

 
生物が進化してきた過程をご存知ですか?
地球ができた146億年前から、地球は何度も全球凍結を経験しています。
我々のご先祖さまも危機に直面していたわけですが、その頃まだ単細胞生物だったご先祖さまは、
水中の塩の結晶の中に入って、自分を塩の結晶とともに凍らせて、何億年も眠り続けたそうです。
そうして危機を乗り越えた生物だけが強くなって生き残ります。
巨大隕石が地球に衝突して生態系が大きく崩れたとき、恐竜は絶滅しましたが、我々のご先祖さまは生き残って二本足で歩く動物へと進化しました。
もしこのとき「凍結する」「食べ物がない」を“悪”と決めつけて反発していたら、今の私たちは存在していません。

 

 

 

病気になったとき、自分でどう解決していいかわからないから病院で治してもらおうとしますね。
ところが、その他人任せの対処がさらに自分を悪くしていきます。

現代人に不足しているのは病気の知識ではなく、心の知識。

自分をもっと知ることなんです。

 
体調不良を感じたら。
それは心の中の不快を見つけるとき。
日常の中で、自分自身に合わないことをしているのではないか、精査するときなんですね。
ほとんどの人が、自分がやりたいと思わないことを仕方なく行なっています。
収入のため、役職を守るため、社会的な立場を守るため、妻や夫という立場、親の立場…
世間体や社会の常識に沿って生きようとするあまり、自分の心の中の不快に気づくことができなくなっています。
そして心が限界に達したとき、身体症状として現れ、休養を余儀なくされます。

 

 
長年、自分を犠牲にして家族のせいにして社会に尽くして来た男性が、定年を迎えてようやくこれからゆっくり…
というときに大病を発症して落ち込む方々をたくさん見てきました。
長年、自分を犠牲にして家族に尽くして来た女性が、入院加療してさぁ退院…
というときに再び悪化する姿をたくさん見てきました。
なぜ私がこんな病気に…とおっしゃいます。

 

 
自分の手に負えないほどの強い症状は、薬の力を借りなければならないかもしれません。
取り返しがつかないほど悪くなった部分は、手術で切り取らなければならないかもしれません。
外部の力を加えれば身体は必ずダメージを受け、後遺症になって残ります。
自分自身を置き去りにして、心の警報を無視し続けてきた結果の後遺症です。

 

 
看護師は、治療を受けてある程度状態が良くなった患者さんに退院指導をします。
退院後の日常生活について、食事療法や運動療法や気をつけるべきことについて説明をします。
私はいつも最後にこう言ってました。

「ご自分の病気と上手に付き合っていってくださいね」。

 

 
では後遺症が残ったまま治療を終えた身体と心はどうなるのでしょう。
もう二度と病気をしたくないと思う人は、日常生活を改善します。
食事療法や運動療法だけでなく、仕事の時間を制限したり節約したり。
家族に気遣ったり、自分自身のことを今までより大切にします。
その過程で、人の痛みがわかる人へと成長していきます。
人の辛さや哀しみが理解できるようになり、他者への気遣いができる心優しい人になれるんですね。
その頃きっと周囲は言うでしょう。

「病気になってよかったね」と。

 
病気は悪じゃない。
病気を悪だと思っていることが、悪い状態をつくっていきます。

 


 

ナースが読む【心と身体のStudyMail】

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一生懸命なのに何故か満たされない、何故か成果を感じない、何故かモヤモヤする…。何が原因かを考える間もなく、がむしゃらに勤務を続けている看護師に。

身体について知識と経験を積み重ねた看護師は、心について理解しやすい職業です。

心とは、身体を構成する小さな細胞一つから、遺伝子やホメオスタシス、感情レベルから生命の起源、そして自然や宇宙まで拡がる壮大な想像空間を意味します。心と身体を通して、あらゆるものとの繋がりを知るメルマガです。

看護にコミュニケーションや心理学を取り入れると、患者さんへの関わりがどんなふうに変わるのか、またあなた自身の心の問題を解決する方法、今後ナースが病院を出て個人で活動する在り方などをお伝えしています。

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