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Yamasaki Rinko

新人ナースの教育は無意識開花☆④指導者が使っている口ぐせに注意!

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1900年代の世界の天才セラピストと言われる3人をご存知ですか?

家族療法のバージニア・サティア
ゲシュタルト療法のフリッツ・パールズ
催眠療法のミルトン・エリクソンです。

彼らは心の病になったクライアントに対して、言葉でやり取りを行い、数回のセッションでクライアントを病気から完全解放するということをしていました。

彼らはクライアントの“表現”に注目していました。

 

 

私たちは同じ言葉で話していますが、一つ一つの言葉に含まれている意味合いは個人個人で違います。

一緒に映画を観た友人に「一緒に観たよね」と言っても、頭の中で思い描いている景色は違うでしょう。どの場面が印象に残っているかは、その人の経験による感じ方によって違います。

「果物」という言葉を聞いても、連想するものは違います。「りんご」という言葉を聞いても、連想しているりんごは各々違います。赤だったり、青だったり、丸ごとだったり、皮を向いたりんごだったり…りんごの木を思い描いている人もいるかもしれません。

言葉の意味合いは、その人の知識や経験、それに伴う感情によって異なります。

 

 

日本人がとくによく使っている言葉は何でしょう?心に問題をつくりやすい言葉があります。

「~なければならない」「~べきだ」という言葉。地方によって違いがありますが、大阪では「~せなあかん」「~でないと」とよく言います。

この表現は、人の“在り方”を形づくるもので、人はその考えに従って一生生きていきます。指導者が、~なければならない、~べきだと話しているとき、自分自身の価値観を相手にも求めていることになります。

「勤務時間は守らなければならない」というのは一つの例ですね。各々がその価値観に基いて行動すれば問題ありませんが、他人に強要すると問題が生じます。

 

 

江戸時代、日本は中国の儒教を取り入れましたが、儒教は国民を統制するための規則でした。

江戸時代、日本では女性に対し「女三界」という規則がありました。女は、実家においては父に従い、結婚後は夫に従い、夫が亡き後は息子に従え、というもので、江戸時代の女性は人生において安住できる場がなかったと言われます。

女性だけでなく武士の教育にも儒教が用いられました。武士たるもの~でなければならない、という在り方に沿って生きていたんですね。

 

 

その名残が現代における“しつけ”。

もしあなたが母親なら、子供に何百回も「~してはいけない」「~するべき」「~なければならない」という表現を使ってきたのではないでしょうか。2歳ぐらいまでの子供は自分を制限する言葉をまだ知らないため無限の可能性を持っていますが、しつけを受けるたびに自分自身に制限を与えていきます。

電車の中で美しい景色を見て「ママ見て!」と言うと、「静かにしなさい!」と叱られたり。欲しいものを欲しいと言ってスーパーで泣き叫ぶと、頭を叩かれたり。自分で今日の洋服を選びたいのに、「早くしなさい!」と言って一方的に着せられたり。

そうしてその子供が大人になったとき、「なんであなたは自分の意見が言えないの?」と親は怒るんですね。儒教は国民の心を抑制するものなのです。
自由でありたい、自分らしく在りたいと思う一方で、社会のルールを私たちは強要されて育ちます。そして気づかないうちに、一日に何度も「~なければならない」「~べきだ」という言葉を使っています。

人に対しても。また自分自身に対しても。とくに上司ー部下、指導者ー新人という人間関係では、強制的な作用が働きます。

 

 

 

まず、自分自身に気づきましょう。

自分の行動が「~なければならない」「~べきだ」に従っているとき。

たとえば「8時に間に合わない!」と慌てているとき「遅刻するべきではない」という思いが心の中にあります。「洗濯しなきゃ」と思っているとき「洗濯しなければならない」という思いが心の中にあります。「早く帰らないと…」と言っているとき「主婦だから早く帰らなければならない」という思いが心の中にありますね。

 

 

気づいたら、自分自身に質問しましょう。

「それをしなければどうなるの?」と。

10分遅刻することが、仕事にそれほど影響を与えるのでしょうか。今洗濯をしなければ、それほど大変なことになるのでしょうか。早く帰らなければ何が起こるのでしょうか。

自分自身に「?」を持つことから人は変わっていきます。あなた自身もいつの間にか与えられた心の制限に、がんじがらめになっているのではないでしょうか。

世界の天才セラピストと言われる人たちが行なっていた言葉のやり取りの一つが、この質問です。

「それをしなければどうなるの?」

その答えをクライアントが考えるとき、心は解放されていくのです。

 

 

そして新人に指導で「~なければならない」「~べきだ」という思いが心の中にあることに気づいたら「~した方がいいよね」「どうすればいいと思う?」という表現に変えましょう。

指導者は指導する立場だからこそ、言葉に気をつけなければならないのです。(笑)
 


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