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Yamasaki Rinko

「風邪ですね」は要注意!あなたは医師に質問しなければ。

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あなたは、病院を受診した経験がありますか?
風邪が流行っていますが、
もし仮に、病院で医師から「風邪ですね」と言われたら?
「なんで風邪をひいたんですか?私は」と尋ねなければなりません。

 

家族全員、日本中の人が風邪をひいているなら納得できますが、あなただけが風邪をひいているのだとしたら、「なぜ?」と思って、その原因を突き止めなければ根本的な解決になりませんね。
あなただけが、また病気になる可能性がありますから。
実際に医師に尋ねるかどうかはお任せしますが、尋ねることができなかった場合は、必ず自分で自分に尋ねてください。
「なんで風邪をひいたのだろう?私は」と。

 

他の人がひいていないのに自分だけが風邪をひいたのだとしたら、抵抗力が落ちていたのかもしれませんね。
ではなぜ抵抗力が落ちたのだろう?と考えてみてください。
最近、暴飲暴食していたのかもしれませんね。
あるいは飲み過ぎて酔っ払って、裸で寝てしまったのかもしれません。

 

ではなぜ暴飲暴食になっていたのか?、なぜ裸で寝てしまうほどお酒を飲む状態になっていたのか?と考えてみてください。
職場か家庭で嫌なことを言われたのかもしれませんね。
ではなぜそうなったのでしょう?
それが風邪の原因です。

 

 

 

もう少し詳細に見ていきましょう。
たとえば学校の先生が寝坊をして、ちょっとだけ遅刻をしてしまいました。
そして他の先生から「先生が遅刻しちゃダメじゃん」と、チクリとイヤミを言われました。
遅刻した先生は(今まで遅刻したことないし、昨日から体調が悪いけど無理して来たのに…。ムカつく!)とストレスを感じました。

 

そしてムシャクシャしたまま一日授業をして、帰りに心ゆくまでお酒を飲みました。
そして酔っ払ったまま裸で眠ってしまい、朝起きたら昨日の出来事は薄れていて、まぁいいかーと思うことにしました。
ストレスは発散できたのでしょうか?
実は、解決しないまま忘れてしまったかのように感じている出来事は、眠っている間にそのまま大脳新皮質の記憶領域に格納されています。

 

朝起きて薄らいでいる感覚がしたのは、眠っている間に脳内で情報整理が行われたからなんですね。
睡眠には眼球が動いている浅い睡眠(レム睡眠)と、眼球が動いていない深い睡眠(ノンレム睡眠)があります。
起きたとき覚えていないかもしれませんが、レム睡眠のときは夢を見ていて脳内では情報整理が行われています。
目覚めたときに何となくスッキリしているのは忘れたからではなく、記憶BOXに格納されたからなんですね。

 

 

 

で、この先生の問題は、“自分は先生だ”と思っているところにあります。
人間にはペルソナ(仮面)という副人格があります。
ペルソナは決して悪いものではなく、円滑な社会生活を営むために必要なものです。
先生は先生らしく、セールスマンはセールスマンらしく、看護師は看護師らしく、女性は女性らしく、30代は30代らしく、母親は母親らしく、大人は大人らしく…というもの。
社会から期待されている顔です。

 

人はみんな猫をかぶっています。
本当の自分は体調が悪ければゴロゴロしていたいし、そうでなくても怠惰でいい加減で、働きたくないかもしれません。
けれども円滑な社会生活を営むために、みんなペルソナ(仮面)をつけているんですね。
このペルソナ(仮面)と自分自身を混同してしまったとき、心に不一致が起こります。
これが“ストレス”なんですね。
ストレスは外から与えられるものではなく、自分自身がつくり出すものです。

 

 

 

ペルソナ(仮面)は1800年代の心理学者カール・グスタング・ユングが、人には「元型」という多数の副人格があることを提唱しました。
その副人格と自分自身を混同することは、危険であると指摘しています。

 

遅刻してチクリとイヤミを言われたとき、自分自身が「先生」であると思っている先生は、まさに自分自身がまるごと否定されていると受け取ってしまいます。
本当は、先生という「仮面」が否定されただけなんですけどね。
ただ、この知識がない先生は、心の不一致が残ったままです。
お酒を飲んでストレスを解消したと思うことにして、眠って忘れたと思うことにしましたが、何も完了していないのです。

 

もしかすると、この先生は、本当は先生を望んでいないのかもしれません。
「先生になりたい」と思って先生になったのですが、いつの間にか周囲の期待に応えなければならない自分になっていたのかもしれません。

 

いえ、べつに先生になりたいと思ってなくても構わないのですが、
自分で「先生になる」「先生と呼ばれたいから」「周りから認められたいから」「他にやりたいことがないからやる」と決めて先生になったのであれば、
ペルソナ(仮面)を自分でつけたので健全なのです。
いつの間にか先生になり、いつの間にかペルソナをつけ、いつの間にか混同してしまっていることが不健全なんですね。
そうして風邪をひいてしまったわけです。

 

けれども、そんな自分に気がついていない先生は、翌日健康保険証を持って病院に行きます。
そして「風邪ですね。」と言われた先生は、予想通りだったので安心し、風邪薬をもらってホッとしました。
7日間内服して咳も鼻水も治まり、治ってよかったーと思いましたが。
半年後、先生は腰痛を起こし、健康保険証を手に持って整形外科にいました。

 

 

 

…自分自身との不一致。
自分でつくり、本人も気づかないほどの小さなストレスです。
不快な感覚が当たり前になり過ぎると感覚が鈍くなります。
その波紋が拡がり、いつか身体症状として表れます。
身体はサインを送っているんですね。

 

もし薬で症状を抑えたとしても、心の不一致は残ったまま。
身体はまた風邪を繰り返すか、別の症状でサインを送り続けます。
あなたの風邪、大丈夫ですか?

 

 

 

人と組織の問題について取り組むオットー・シャーマンは、
その関係性には4つのレベルがあると言っています。

第1レベル:原因を求める関係
<風邪ですね>

第2レベル:原因の理由を共有する
<裸で寝たからでしょう>

第3レベル:原因の理由の根拠を探す
<なんで裸で寝たの?>

第4レベル:言葉にはできないが何か大きなつながりがある
<病気の経験を人に役立てたい>など同じベクトルを持つ

 

(看護師の心のStudyMailより一部抜粋)
 


【看護師の心のStudyMail】

 
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