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Yamasaki Rinko

おさまらない感情は「自分へのこだわり」。看護師は出来事と感情を切り離せる。

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仕事中、Dr.に嫌なことを言われて腹が立ったり、
師長や主任から何か言われてムカッときたり、
同僚の言葉にカチンときたり、
患者に言われたことで傷ついたり…
ありますね。

こういう出来事があると悲しくなって感情が溢れてきます。でもそれは仕事を頑張っている証拠で、頑張っていない人は感情的になることもありません。

頑張っているから悩むのであって、頑張っていなければ悩むこともないんですが。。でも看護師はつい頑張ってしまう職業です。

 

 

 
その感情の奥にある言葉に気づけますか?
私だって一生懸命やってるのに…
頑張ってるのに…
何でわかってくれないの…

怒りや悲しみの感情の奥には悔しさがあって、悔しさは“私を認めてほしい”という欲求の表れです。

この欲求はアメリカの心理学者アブラハム・マズローが自己実現論で言っています。誰でも自分が価値ある存在であると認められ、尊重されたいと思っています。

それが原動力になって社会的な役割りをこなしますが、この欲求が満たされないときは劣等感や無力感を感じてしまいます。悔しい気持ちは、基本的な欲求に従った正常な反応なのです~

 

 

 
ただ、仕事中に腹を立てたりイライラしたり、泣き出す人を、素敵だなぁと思うでしょうか。
仕事ができる人だと感じるでしょうか。
さすがだなーと尊敬するでしょうか。
あんな人になりたいなーと憧れるでしょうか。

本来看護師は患者がスムーズに治療を受けることができるよう日常の支援をして、そのための問題点を解決し、指導をする役割りです。患者のために存在しているのであって、仕事中に“自分”は関係がありません。

感情的になっている人は、仕事の役割りから離れて“自分”に偏ってしまっている状態なんですね。

 

 

 
感情的になることがいけないわけではありません。悲しい・悔しいという感情がなくなると、同時に嬉しい・楽しいという感情も失ってしまいます。

ただ、感情が“出来事”に振り回されていることが問題なのです。

なぜなら、感情は次の行動に影響するから。

冷静さを取り戻して普通の会話をしているつもりでも、解決していない感情は態度に出ています。通常無意識なので本人は気づきませんが、相手は言葉と態度の違和感を感じとってしまいます。

ほんのちょっと声のトーンが違ったり、ほんのちょっと目線が違ったり、ほんのちょっと口調が違ったり。肩が下がっていたり上がっていたり、身体の向きが違ったり、呼吸が違ったり。

知らず知らず身体が自分の内側を表しているんですね。

 

 

 
また何日も経ってから、Aさんに言われたことなのに、Bさんが言った言葉に反応してしまったり。人は毎日変化しているのに、同じ場所にいくと何となく重い気分になっていたり。

関係がない出来事にも心は影響します。人間はとても記憶力がいいんですね。たった1回の出来事でも感情が振り回されると、感覚的に記憶してしまいます。そして日常の会話に過去が表れています。

看護師のコミュニケーションの良し悪しの結果、その影響を受けるのは患者さんです。自分自身のためにも、患者のためにも、出来事と感情をしっかり切り離しましょう。

 

 

 
1800年代の心理学者カール・グスタング・ユングは『人にはペルソナがある』と言いました。

ペルソナは“仮面”のこと。仮面は悪いものではなく円滑な社会生活を営むための表向けの“顔”です。

このペルソナを自分自身がしっかり意識していないとき、社会向けの顔と自分自身を混同して、心の健康を保つことができないとしています。誰でも装っているのが普通なのです。

 

 

 
あなたは生まれたときから看護師だったわけではありません。過去のどこかの時点で看護師になることを決めて看護学校に入学して、勉強をして資格を取りました。

看護師という“役柄”をしようと自分で決めて選んだんですね。であれば、看護師の自分は本来の自分自身とは別です。

あなたは他の役柄を選ぶこともできたけれど、看護師という役柄を選んだに過ぎないということです。

 

 

 
嫌なことや酷いことを言われたのは、単に“看護師という役柄”。ちょっと離れたところから看護師の姿をして立っている自分を観ると、感情は切り離すことができます。

そして本来の看護師の役割りを思い出してください。患者の治療がスムーズに行えるよう図らうのが看護師の責任で、自分の感情へのこだわりは、仕事に必要のないこと。

感情を一旦横に置いて『看護師の役割り』で“認められる”ことを達成しましょう。そうすると感情は和らいで気持ちいい自分になれます。

 

 

 
本来の自分は怒りんぼで、泣き虫であっても構わないんです。
ダラダラした怠け者でも構わないのです。
白衣を脱いだら好きな自分に戻りましょう~

 


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