ナースのための心理学スクール <menu>をご覧ください ↓

menu

Yamasaki Rinko

ストレスが溜まって疲れてる…という看護師の『自分でできるメンタルケア~』

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

看護の仕事は常に時間を気にして行なっていますね。

患者さんをできるだけ待たせないよう、

時間通りに必要なケアが行えるよう、

観察を怠らないよう、

仕事の引き継ぎが時間通りに行えるよう、

検査や手術の時間も守らなければならないし、

患者さんの日常生活のリズムも守っていかなければなりません。

時間との戦いを毎日繰り返している職業です。

 

 

 

自分自身の日常においても、慌ただしさに追われて一日が過ぎてしまいます。

特に女性は、日常でさまざまな役割を持っています。

娘であること、妻であること、母親であること、嫁であること、社会人であること…。

役割をこなしているうちに自分自身のことを後回しにして、いつの間にか自分を見失ってしまっているかもしれません。

 

 

 

また溢れる情報の中で、自分に必要な事柄を選ぶことも難しい情報社会です。

「癒やし」を誰かに頼ってしまうと、その人が居なければ自分のメンタルケアができないようになってしまいます。

「癒やし」を物に頼ってしまうと、浪費しなければ自分のメンタルケアができず、その欲求はどんどん大きくなっていきます。

旅行にはリフレッシュ効果もありますが、時間とお金と体力を消費する側面がありますね。

 

 

 

自分を大切にするために、自分一人の時間を持つこと。

心を大切にするために、人や物に頼らないこと。

今ある空間で、今ある物で、わずかな時間で、自分自身でケアを行うことがメンタルケアの基本です。

「元気」の「気」は体内の各臓器の隙間に存在するエネルギーで、姿形のないもの。

何かを補充するよりも、整えることが大切なのです。

 

 

 

女性は誰かに癒やしてもらわなくても、自分自身に癒やしのチカラがあることを知っていますか?

女性性には、調和、平和、一体感、自然、バランスといった要素があります。

女性性はよく月に喩えられますが、月は満ちていく時期と欠けていく時期で調整し、地球と月の引力によってバランスを保ちながら公転しています。

昼間の強い光の影響を癒やしたり、植物や生物などに対して豊穣のチカラを持ち、男性を地球に喩えるなら、女性はそれを包括する宇宙的な存在なのです。

自分自身で完了できる偉大さを持っているんですね。

 

 

 

「自分でできるメンタルケア」

さまざまな方法がありますが、簡単にできることをお伝えします。

 

1.景色を観る(広い視野で観る)7383428640_30aef8779d_b

 
考えごとをしているとき、目は一点を見つめ、眼球が止まっています。この状態は起こった出来事を思い出していたり、思考活動によって言葉が駆け巡っている状態。言葉は過去のどこかの時点で習得した知識なので、意識は過去を向いています。

 

 

有名な哲学者のアインシュタインが「悩みを抱えたままのマインドで、その悩みは解決できない」と言っている通り、考えても解決策が見つからない場合は自分の過去に答えがないわけなので、考えることから一旦離れましょう。

 

 

たとえば今あなたはパソコンの画面を見ているかもしれませんが、同時にパソコンの向こう側にあるものも観えていますね?スマホを見ている場合も、スマホの向こう側にあるものも同時に観えていますね?

 

 

パソコンの画面を見ながら(あるいはスマホの画面を見ながら)向こう側に観えているものに意識を向けます。壁の色、床の色、置いてある家具やテレビの画面や部屋の明るさなど。外にいる場合はスマホの向こう側に観えているもの、道路の色、車の色、空の色、通る人を、スマホの画面を見ながら同時に観ます。

 

 

そのとき同時に考えごとをすることができません。意識が過去ではなく「今この瞬間」に向いているからです。目は広い視野をとっています。実は“ひらめき”が起こるのは、この意識状態のときなのです。公園など広いところに行って景色を眺めると、この視野がとりやすく意識状態を変えやすくなります。

 

 

 

2.自然の音を聴く(広い聴野で聴く)lb201302081600

 
目と同じように、聴覚にも聴野があります。遠くの方の音を聴くイメージです。たとえば、風の音、鳥の声、木の葉の音、草の音などに意識を向けているとき、聴覚は広い聴野をとっています。

 

 

犬や猫が物音や外の音に気づいたとき、耳がグッと後ろに引っ張られているのを見たことがありますか?このとき彼らは聴野を広くとって外敵の音に意識を向けています。この状態のときやはり意識が「今この瞬間」に向いています。この状態がメンタルケアに必要です。

 

 

耳は目のように自分で選んで音を聞いていませんね。耳は常に空いていて、聞きたくない音も一方的に入ってきます。音は自分の体の細胞に直接振動を与えています。普段からあなた自身が心地いいと思える音楽や、あなた自身が美しいと感じる音を聴きましょう。

 

 

 

3.グラウンディング(体の感覚・イメージ)6869337173_c344c617f4_b

 
外に出て地面を踏みましょう。できれば公園などで土の上に立ちましょう。人間は大地と天の中間位に位置しています。この双極の間でバランスをとって、しっかりと地に足をつけて立つというイメージが、現実空間につながってきます。

 

 

天から吊り下げられているようなイメージで、背筋をまっすぐ伸ばして立ちます。両足の裏は地面にしっかり付け(靴のままでもかまいません)ます。体を前後と左右に揺らし、体の中心線を意識します。おへその5cmくらい下の丹田にチカラを入れましょう。

 

 

大地のエネルギーが足の裏を通って自分の体の中に流れ込んでくるのをイメージし、そのエネルギーがからだを循環して天に上っていくのを想像しましょう。自分がしっかり天と大地の中間に立っているという安定感が、現実空間にもたらされます。

 

 

 

4.深呼吸をする(気を整える)a1380_0003932

 
体の各臓器は単体で機能しているのではなく、全体・全身でバランスをとり恒常性を維持しています。その隙間に「元気」という「気(エネルギー)」があり、臓器は元気の気の影響を受けながら機能しています。

 

 

元気の「気」は、きれいで十分な空気と、体内に取り込んだ栄養から生成される“水穀の精微”を素につくられます。よって空気を十分取り込むこと、できれば公園などで植物が生成したばかりの新鮮な酸素をたくさん取り込むことが有用です。

 

 

 

 

5.体にいいと思うものを食べる野菜

 
元気の気の素になる“水穀の精微”。この素になるのは空気と栄養素。良質な栄養素が何であるかは、情報過多の世の中で判断するのは難しいかもしれません。

 

 

ただ、人間には“想像したことを現実にするチカラ”があるため、自分自身が体にいいと信じるものがいちばんです。さまざまな情報収集を行なって、自分自身が良質だと思えるものを摂取しましょう。食べるときは目や耳や体の感覚と同じように、意識を今感じている味や食感に向けます。考えごとをするのをやめて、味わいながら食べましょう。

 

 

 

おわりに

5つの項目に共通することは、「五感」を使い、意識を「今ここ」に向けること。人間は唯一言葉を獲得した生き物ですが、その言葉によって翻弄されています。思考が空回りして息がつまりそうなときや、感情に左右されやすいとき、リフレッシュしたいとき、体調を整えたいときは、思考から一旦離れましょう。

 

 

看護師は、常に優先順位を考えて判断し評価しています。頼まれたことを忘れないように気をつけながら先で起こりそうなことを予測して、思考活動がフル回転しています。でもね、看護師は患者さんを「観察」するために、五感をもっともよく使っている職業です。

 

 

五感を使うことは得意なこと。ただ、いつも中心でとらえている視点を広くして、自分の体の感覚に目を向けることで変わります。一日5分や10分でも効果がありますので、自分自身を整えることに時間を使いましょう。

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

カレンダー

2017年6月
« 5月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930