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Yamasaki Rinko

認知症高齢者の転倒や徘徊にご注意!「月の引力と人の関係」

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高齢者が生活する施設やデイサービスでは、利用者さんの転倒はハイリスクな問題です。ほんのちょっとの油断が大きな事故につながる可能性もあり、高齢者に関わる看護師、介護士、福祉士、ケアマネはもっとも気を遣っていることですね。

 

とはいえ、過剰な介護や抑制は利用者さんにとってマイナスになってしまいます。下肢の筋力低下を防ぐために歩くことは大切。自分でできることが継続していけるように支援をすることが、高齢者の介護に求められています。

 

けれども、一人で歩ける認知症の高齢者が、ふらっと施設から出て行ってしまうのを防がなければなりません。施設から出てしまうと、どこに行くかわからず交通事故に巻き込まれてしまう危険性があります。また通常車椅子で過ごしているのに、急に立ち上がって自分で歩こうとする高齢者も珍しくありません。大きな怪我や事故にならによう、介護者は神経を尖らせているのではないでしょうか。

 

いつもは出て行かない人が、なぜあのとき急に外に出て行ったのだろう?
いつもは歩かない人が、なぜあのとき急に立ち上がったのだろう?
まさかあんな行動をとるとは思わなかった…
と感じることがないでしょうか。

 

 

 

あなたは今まで全く気づかなかったかもしれませんが、
【月と人の関係】について考えてみませんか?

 
月は常に地球の周りを公転しています。136億年前ビッグバンによって宇宙がつくられたとき、空間に素粒子の振動が起こってエネルギーが発生し、多くの星が形成されました。そして45億年前頃に火星の3倍ほど大きな天体が地球に衝突して、月は地球を飛び出したと言われます。地球も月も同じ45億年前頃に発生していて、月の大きさはちょうど太平洋の大きさに相当するそうです。もともと月は地球の一部であったという謂れがあるんですね。

 
西洋医学では知り得ることのない、東洋的・日本人的な観点で“人”をとらえてみましょう。
あなたの介護に活かすことができるかもしれません。

 

 

 

認知症高齢者の転倒や徘徊にご注意!
「月の引力と人の関係」

 

 

1.満月・新月のとき海は大潮になり生物は産卵する

「大潮」「小潮」はご存知ですね?地球上の潮の満ち引きは月と関係していて、満月・新月のとき、海は「大潮」になります。海が膨張し水面が上がるんですね。そして満月と新月のちょうど中間の半月のとき、海は「小潮」になります。海の膨張がおさまり水面が下がるんですね。海は常に“月の引力”の作用を受けています。

 

海に住む生物の多くは、この潮と月の影響を受けて産卵します。蟹や亀が満月のときに浜辺に上がってきて産卵することは有名です。貝類は身が柔らかく膨らんで最も成熟するのが満月の時期だと言われ、それに合わせて収穫します。カキは満潮時に口を開き、ハマグリや真珠は大潮のときに尤も成長します。イワシ、ウナギ、サンゴなど海に住む無数の生物が、月の影響、潮の影響を受けて移動し、成長し、産卵しています。

 

 

 

2.地球の水分と人体の水分は同じ

地球上の海の面積は約60%、そして人の体の水分も60~70%です。今の海水は気象の変動に伴い変わっていますが、太古の海の塩分濃度は人間の体内水分の塩分濃度と同じ0.1%だったそうです。海の生物が月の引力による潮の満ち引きの影響を受けているならば、体内に60~70%の水分を持つ人間が月の影響を受けているのは不思議なことではありませんね。

 

満月新月は通常月1回ずつありますが、人間の出産は新月の前日と満月の後2日間が多いとされています。スーパームーンのときは特に前日から2日後までの出産率が高く、人間の出産も少なからず月の影響を受けています。イギリスで完全に光を遮断した暗闇で人間のバイオリズムを測定した結果29.5日だったそうですが、月の周期も29.5日であることは、人体が月の影響を受けていることを否めませんね。

 
月と水と人の関係は統計がないため論理的な説得力に欠けますが、体感的には納得される人が多いようです。

 

 

 

3.日本人は旧暦(月の暦)に合わせて生活していた

日本では明治維新の頃に現在のグレゴリオ暦に変わりましたが、それ以前は旧暦を使用していました。旧暦の生活様式では、月が新月から満月へと満ちていく時期に種まきや田植えを行い、月が満月から新月へと欠けていく時期に植物を刈り取るという、月の動きに沿った生活でした。

 

月には育てるという意味の「豊穣」の力があり、女性性が月と例えられるのは、月が胎児を育て子供を育てる力を潜在的に持っているということを表しています。中秋の名月を愛でるのは五穀豊穣を願う習わしであり、日本人は朔、三日月、上弦の月、十三夜月、十五夜月、十六夜、十七夜月、下弦の月、三十日月など、月を愛でながら豊かさを祈っていました。

 

西洋でもヒポクラテスの時代には月の引力の影響を考え、満月のときは出血量が多くなるため手術を避け、月が満月から新月へと欠けていく時期に行っていました。瀉血(血液を捨てる治療)は新月にかけて行い、また月が満ちていく時期には傷が化膿しやすいと考えられていたそうです。

 

 

 

4.認知症は影響を受けやすい

通常私たちは、何となく◯◯したい~と思っても理性が働きます。それは人間は大脳新皮質が発達し記憶がたくさんあるため、いつも常識や正義に従って判断しているいうことです。けれども認知症の高齢者の場合はどうでしょう?脳細胞が萎縮し、過去の知識や経験など記憶の再生が難しくなっています。それは思考活動が乏しく理性が働かないのと同じ状態。よって無意識的に行動してしまうことが多くなります。

 

もし人間が月の引力の作用を受けているのであれば、脳内にも体と同じように水分があるため、脳細胞の活動も影響を受けます。狼男が満月に現れると例えられているように、実は月の引力が強まる満月・新月のときは人を狂わせる作用があると言われ、海外の専門家の調べによると犯罪が多いのも満月の日を含めた前後3日であると言われています。

 

いつもは一人で出て行くことのない認知症の人が、ふわっと何かに誘われるかのように施設から出て行ってしまったり、いつもは立ち上がらない高齢者が急に立ち上がって転倒したり、またデイサービスなどでは日によって利用者さんのテンションが違ったり…ということがあります。また誰かが徘徊をすると、いつもはしない人がつられるかのように立ち上がったり…という不思議なことが起こりますが、もしかすると理性が外れた認知症の方の脳内活動が、月の引力・潮の満ち引きの影響を受けているのかもしれません。

 

 

 

5.月は無意識的な作用

これは私自身が訪問看護をしていたときの経験則に過ぎませんが、高齢者の施設やデイサービスで不思議なことが起こったとき、満月や新月の日であることが珍しくありませんでした。また自分自身も何となく顔がむくんだり、手がむくんでパソコンを打ち間違えることが多かったり、何となく体が重いなどを感じて月の暦を見ると、新月か満月であることが少なくありません。

 

心療内科でうつ病や引きこもりになり、人に会いたくないという患者さんに月夜の散歩を勧めていましたが、少しずつ外出するようになり、お買い物に出かけたり、お化粧を始めたり、服装や髪型に気を使うようになって、安定剤の使用が減る、受診間隔が徐々に空いていくなどの変化がありました。

 

また職場で完全に枯れ果てて捨てられそうになった植物を、満月の夜に外に出しておくと翌日に驚くほど復活していた…ということがありました。太陽と比べて優しい月の光には、豊穣と共に癒やす作用があり、通常それは無意識的で私たちは気づいていないものなのです。

 

 

 

6.人間関係に癒やしをもたらす

高齢者の施設やデイサービスで転倒事故が起こったとき、まずその状況に対応しますが、その後は何が原因で起こったのか、誰が関わっていたかなどの“犯人探し”に至ります。こういった医療事故や介護事故はたいてい複数人が関わり、いくつかの盲点を抜けて起こっていて、犯人を特定することは無理なことなのです。また犯人を特定したところで大して意味を持ちません。

 

そんなとき「今日は満月だから」「今日は新月だから」という言葉で締めくくると、意外と皆さん納得されるのです。たいていの人は月の作用に対して、そう言われればそうかも…と感覚的に経験しています。そして“犯人探し”でいがみ合った職場の雰囲気を、月の話は和らげてくれるのです。あなたの場合はどうでしょうか?笑

 

 
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次の新月は1月20日(火)
次の満月は2月4日(水)です^^

 

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