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Yamasaki Rinko

不安な介護と忙しい看護師、ストレスで起こる心の病気

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先日、京都五条にいる85歳の叔母のところへ行ってきました。叔母は自由な一人暮らしを20年以上していましたが、少しずつ体力の衰えを感じ、今後のことを考えて数ヶ月前に介護サービス付き高齢者向け住宅に入居しました。
 
高齢者向け住宅は近年急速に日本各地に広がり、私も訪問看護をしていたことがあります。以前に比べると入居費用がかなり安くなったとはいえ、高齢者の年金はほぼ全額入居費用の支払いに充てられます。医療や介護費用の不足分、その他の生活費用は貯金を取り崩すしかなく、中には「計算すると、私は◯◯歳になったら死ななくては」「それ以上生きていたら子供に迷惑がかかる」という高齢者も少なくありません。
 
なぜ日本はこのような、高齢者が切ない老後になっているのでしょうか。

 

 

単なる施設運営や介護保険の問題ではない国会議事堂_衆議院議場-1

 
日本が健康保険の対象としている病院は西洋医学です。西洋医学は“悪くなったところ”を薬で抑えたり、手術で取り除く対症療法。からだの状態が悪くなってから受診するため、病気発症の減少にはつながりません。その結果、ずっと薬でコントロールしなければならなかったり、手術の後も定期的に検査し続けなければならない後追いの医療です。

 
“悪くなってから対処する”という習慣が根本にあるため、病気が減少することも、患者が減少することもなく、病院は私が看護師として就職した22年前と変わらない忙しさ。介護も同じように、必要になってから対処する体制です。薬の消費量は日本が世界一と言われており、国民健康保険の赤字は2010年で3900億円。今後厚生省の赤字も健康保険組合の赤字も、国民の健康保険料も介護保険も上がる一方のようです。

 
2015年65歳以上の高齢者は4人に1人。2060年には2.5人に1人が高齢者になります。そして平均寿命は90歳を超えると言われています。現在の医療体制ではいつか破綻することは明らかですね。

 

 

 

スウェーデンは寝たきりゼロ社会88dd1c47-61eb-4918-81d8-6051e99fddf9

 
高福祉・高負担の国で知られるスイスのスウェーデンは「寝たきりゼロの国」と言われているのをご存知でしょうか。スウェーデンの平均寿命は81歳で日本に並ぶ長寿国ですが、国別幸福ランキングでは常に上位(2013年は1位。日本は21位)です。日本は寝たきり状態の高齢者が150万人~200万人いると言われています。

 
スウェーデンの人が特別に健康的な生活を送っているわけではありません。厳しい冬が長く食材も貧しいため、日本ほど豊かな食事をしているわけではありません。日照時間が短いため野菜は採れにくく、塩分の多い保存食やアルコール摂取が多い国です。

 
ただ、スウェーデンには「自立した強い個人」が尊ばれる伝統があります。高齢者に限らず子供は16歳になると一人暮らしを始め、かといって家族関係が希薄というわけではなく、近くに住んで頻繁に交流します。消費税率は日本は8%スウェーデンは25%ですが、専業主婦率は日本は38%スウェーデンは2%、子供と暮らす高齢者は日本は44%スウェーデンは4%です。

 
詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/45510

 

 

 

問題は西洋医学に偏った医療システムにあるc2207037a011e694663395652d71b653_s

 
日本が健康保険の対象としている“病院”は、大学病院で西洋医学を学んだ医師が開業している施設です。近年になって漢方薬が保険適応となり処方する医師が増えましたが、整体やカイロプラクティック、ホメオパシーなどは保険対象外。東洋医学を知らない医師は毛嫌いします。ただ、薬や手術でどうしても治せない免疫疾患や精神疾患の患者に対して、秘かに他の治療法を促す医師もいます。

 
なぜこのような事態になっているのでしょう。日本は戦後GHQの支配下に置かれ、テレビやラジオや新聞などのメディアによってさまざまな情報戦略を受けました。それによって西洋文化が中心となり、国や政治を含めて現在の文化が形成されています。そして日本人は柔軟に西洋文化を受け入れ、後世に引き継いでいます。

 
そして国民は国が定めた高額な健康保険料を支払い、国が定めた医療を受けるシステムに組み込まれています。よって症状があればすぐに病院を受診し、医療的専門知識がないため医師の判断に従います。病院は経営しているため利益を求めのは当然のことで、主導権を持つ医師の判断はすぐに薬・治療になります。

 
ところがスウェーデンの場合は、介護士たちに大きな権限が与えられていて、薬を使うよりも本人がどんな助けを必要としていか汲み取ることが重要視されています。たとえばスウェーデンでは「胃ろうは虐待である」と考えるのに対し、日本では介護者も家族も本人も医師任せの状況です。

 

 

 

予防医学で病気の予防をzazen

 
戦後70年、日本はずっと西洋文化を主流として生活をしてきた結果、明らかに生活習慣病や癌が増え、精神疾患が憎悪しています。便利な電化製品や車や電車がなかった頃の生活がもっとも健康的であると言われています。また食事に関しても、本来の日本人の食事がもっとも健康的であると認められています。本来私たちは東洋人。生活に東洋思想が無いことがそもそもアンバランスなのです。

 
東洋ではヨガ・気功・太極拳・瞑想・座禅などで心身を鍛えます。「からだを整えることで、こころを整えましょう」「こころを整えることで、からだを整えましょう」という文化です。呼吸法でからだの細胞を活性化し、些細な体調の変化に気づいて病気を予防します。体のゆがみを調える整体やカイロプラクティクも“未病”の段階でケアを行う医学です。

 
けれども今の日本はまだ、懸命に働いて収入を得て裕福な暮らしをすることが社会的成功とされています。そのため自分自身に目が行かず、からだが疎かになっています。会社のため、家族のため、自分のために無理をして働き続け、定年になってようやくゆっくり…という時期に大病をしたり認知症を発症することが珍しくありません。

 

 

 

ひとりひとりに心のケアを1a824286457fbae7e12e5243a526de1b_s

 
人ひとりの体は、その人が持っている遺伝子のプログラムによって構成されています。その遺伝子は日常的に、化学物質の摂取やストレスで傷つきます。からだは常に代謝を行い古い細胞を壊して、新たな免疫細胞や赤血球、皮膚、酵素などをつくり続けていますが、傷ついた遺伝子によって正常ではない細胞がつくられてしまいます。

 
最初はほんの小さな細胞の不具合ですが、からだはすべての臓器や細胞で恒常性を維持しているため、周囲の細胞が影響を受けて不具合が徐々に広がっていきます。そして、あるとき一つの機能を失い、からだに現れるのが症状です。

 
では、遺伝子を傷つけてしまう“ストレス”とは何でしょう?病気の原因はストレス性のものがたくさんありますが、病院ではストレスへの対処方法は教えてくれません。ストレスは本人も気づかないような小さな「自分自身の不具合」。ストレスは外から与えられるものではなく、自分自身の心の中で発生します。どこに問題があるのかについては、自分で見つけていくしかありません。ほんの些細なこころのゆがみが、遺伝子、細胞、からだに波及して病気につながっています。

 
病院で医師が患者さんのストレスについてケアを行うことは時間的に不可能です。けれど、もし看護師にそれができればどうでしょう。アメリカの研究では、こころの問題を解決すれば病院の9割りのベッドが空床になると言われ、東洋医学や東洋思想を取り入れる人が増えてきています。

 
東洋医学は「こころとからだはひとつ」という思想。すべての看護師がこころをケアするためのスキルを身につけ、ひとりひとりを未病の状態でケアができれば病気を防ぐことができます。日本の医療は予防医学に取り組まないかぎり、解決の見込みはありません。

 

 


 

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