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看護師が心理学を学ぶ5つの理由

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最近、看護師が心理学に興味を持ち、カウンセラーやセラピストの資格を取得する人が増えてきています。それは周囲に心の問題を抱えた人が増えてきているからでしょう。また同時に、患者にも心の病の既往を持った人が増えてきて、看護をする上で心理学を学ぶ必要性が生じています。
 
では、看護と心理はどのように結び付いているのでしょう。

 

 

看護師が心理学を学ぶ5つの理由

 

 

1.からだは脳とつながっている

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「観察」は看護をする上で、とても重要な情報です。主に視覚(目)と聴覚(耳)と体感覚(触角)を使って観察を行なっていますが、看護師だけでなく、どんな人も常に感覚器官を使って物事を捉えます。視覚・聴覚・体感覚に嗅覚(鼻)・味覚(舌)を加え5つの感覚を使って、出来事・人・物を解釈しています。

 

この5つの感覚を五感と言いますが、この五感を通して得た情報を、からだは神経回路を使って脳に送っています。そして脳は、からだから送られてきた情報をもとに、さまざまな判断をして指令を出します。これまで得た知識や経験(過去の情報)を参照して、どう対応するべきかを判断し、からだを動かして行動にうつします。

 

たとえば、視覚や聴覚や体感覚で得た患者の情報を脳に送り、医師に報告するべきか、今すぐ処置をするべきか、そのためにどのような薬剤を使い、どのような方法で行なうことが良いか考えますね。自分自身に知識や経験が足りないときは、誰かに相談したり意見を求めて総合的に判断します。

 

看護師でないときも、人から言われたことを視覚や聴覚で捉え、その情報を脳に送って自分が持っている言語や知識や経験(過去情報)を参照して、どういう返事をするべきか判断します。スーパーで買い物をしているときも、事故に遭遇したときも、同じように五感で捉えた情報を脳に送り、過去情報を参照して脳が指令を出すという経過を、起きている間ずっと繰り返し行なっています。
 
からだを観察すると同時に、看護師は脳の理(ことわり)を理解しておく必要がありますね。

 

 

 

 

2.脳はからだとつながっている

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次は脳の働きを見てみましょう。からだから送られてきた情報を受け取った脳は、無数の記憶を参照して、今度はからだに指令を送ります。からだと同じように神経細胞を介して行ないますが、同じ神経回路ではありません。運動神経を使ってからだを動かす指令を送ります。

 

たとえば、手の皮膚が“熱い”という感覚をキャッチしてその情報を脳に送ると、脳はほぼ瞬間的に“手を引く”という指令を送り、私たちは手を引っ込めます。0.1~0.2秒というわずかな時間で、私たちが考える間もなく「からだ→神経→脳→神経→からだ」という経過をたどっています。

 

脳が送る指令の回路は運動神経の他に大きな神経回路がもう一つあります。それは自律神経。内臓機能を司る神経系統です。ただ運動神経のように直接的な指令ではなく、ほとんどがホルモンを介して行なわれます。ホルモンの生成をコントロールするホルモン、ホルモンの分泌をコントロールするホルモンがありますね。

 

たとえば、からだの酸素濃度が下がったとき、そのからだの情報を脳がキャッチして様々なホルモン分泌を促し、ホルモンの作用によって心拍数を速めたり、血圧を上昇させたり、呼吸を速めたり深めたりします。そして同時に運動神経にも指令を送り、からだが動かないよう、酸素をこれ以上消費しないようコントロールしようと働きかけます。
 
「からだ→脳→からだ」というシステムによって、私たちのからだと脳は常に一体であることがわかります。

 

 

 

 

3.心とは脳のこと

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では心はどこにあるのでしょう。心が心臓にあると思われていたのは紀元前のアリストテレスの時代。今から2000年以上も前のことです。その頃、感情は心臓から血流にのって全身を駆け巡り心臓に戻って来ると思われていました。けれども脳科学が進み、“感情は情報によって脳内で生成される”ということが解明されてきました。私たちは心はまるで胸にあるかのように手を当てますが、それは何千年も前の名残なんですね。実は心は脳にあります。

 

からだで感じたことや出来事など、五感でとらえた情報が脳に送られると、脳ははやり過去の体験や知識をもとに、脳内で感情を生成します。もう少し詳細に言うと、短期記憶の貯蔵庫である海馬と扁桃体の働きによって感情がつくられます。このとき脳は非常に横着者で、よく似た光景や体験から、よく似た感情をつくり出します。

 

たとえば、山道の道路を歩いているとき細長い茶色いものを見ると、視覚情報と過去記憶によって脳は「ヘビだ!」と判断します。そのとき、たとえそれがロープであったとしても、ヘビに遭遇したときと同じ感情をつくり出します。そして脳から運動神経を介した指令によって足が止まってからだが硬直し、怖い・危ないという感情がつくられます。同時にホルモン系の指令によって鳥肌が立ったり冷や汗が出たりします。
 
つまり心=脳です。「からだと脳」が一体であるということは、「心とからだ」も一体であるということ。
 
よって看護は心を扱うことと同じ。看護師のあなたが心理(心のことわり)を学べば、存分に看護に活かされるでしょう。

 

 

 

 

4.病気は心のゆがみによってつくられる

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からだは約60兆個の細胞がバランスをとって維持しています。看護師さんならおわかりだと思いますが、すべての臓器が均衡を保つことでホメオスタシス(恒常性)が維持されていますね。細胞レベルでからだのことを考えたことはないかもしれませんが、臓器も筋肉組織や血管もすべて、何万個~何億個もの細胞が集まって一つの機能を保っています。

 

その細胞は新陳代謝によって日々生まれ変わっています。人間のからだは約6年の周期で全部生まれ変わります。けれども、からだに取り込まれた化学物質やストレスによってDNAが傷ついていると、新たな細胞をつくるときプログラムが正常に機能せず、ゆがんだ細胞をつくってしまうと考えられます。またゆがんでしまった細胞を修復する遺伝子もありますが、ストレスにより、それも正常に機能しなくなってしまいます。

 

すると、もともと細胞は全身の恒常性によって保たれているため、何ミクロンという小さな細胞が一つゆがむことによって、全体のランスが崩れ始めます。一つの細胞のゆがみが周囲の細胞に影響を与え、その影響がさらに波及し拡がって、あるとき一つの機能が失われます。それがからだに現れたのが“症状”です。そしてさらに拡がると、ある一つの臓器が機能障害を起こし“病気”になるんですね。
 
つまり、病気はからだの問題を解決するだけでなく、同時に心の問題を解決する必要もあることがわかります。

 

 

 

 

5.心の問題がなくなれば病気は減少する

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私たちは病院に行って「流行性感冒」「腸炎」など診断を受けます。癌の場合は数々の検査を受けて原発を調べます。けれども、そもそもなぜそうなったかという原因までは調べません。なぜ細菌に感染してしまったのか、なぜ癌細胞が発生したのか、など。病院は患者にそこまで関わっていたら大変なことになるため、治療上必要な診断をするだけなのです。

 

そもそもの原因は、個人の生活における化学物質やストレスや磁場などの環境因子が大きく関わっているため、個人が日常生活の中に原因を見つけて除去していかなければなりません。けれども多くの人は症状がおさまれば治って良かったと判断し、病気のもとになっているものを見過ごしています。よって、また別の病気が発生し、また病院にかかるんですね。

 

アメリカの研究では、心の問題を解決すると病院のベッドは9割減らすことができると言われています。つまり病気をつくり出しているのは、自分でも気づかないような小さな心のゆがみ。それが小さな細胞のゆがみをつくり、一つの機能を狂わせ、病気をつくりだしてしまうということです。からだの問題は心の問題なんですね。
 
よって心理(心のことわり)を知ることは、まさに看護師に必要なことなのです。

 

 

 

 

さいごに

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現在、日本の医療の主流である西洋医学は、心と体は別であるという考えにもとづいて発展してきた医療です。そのおかげで外科的治療が躍進しました。けれども心のゆがみは患者の生き方や考え方で発生するため、西洋医学では治せないんですね。

 

それに対し、東洋思想は“心と体はひとつ”という思想にもとづいて、ヨガや気功や瞑想・禅などが2000年以上も前から探究され続けてきました。からだの使い方で心をコントロールし、また心をコントロールすることで健康を維持しようと取り組んできた思想です。

 

心の病が増え続けているのは、心のケアに目を背けてきた今の医療が原因かもしれません。看護師が心の問題を解決することは、今後、予防医学の発展へとつながります。

 


 

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