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Yamasaki Rinko

人と自然。生物、生命、宇宙。情動と理性。人間は考える葦なんだ。

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「人間は考える葦である」とは、フランスの思想家・数学者であったパスカルの言葉です。
“葦(あし)”は水辺に生える60cmほどの高さの多年草。
弱い草の代表として喩えられる草です。

 
葦は強い風が吹くと弱いためにすぐしなって折れ曲がり、抵抗することなく風に負けてしまうような弱い草。
けれども強い木が強いかと言うとそうでもなく、とんでもなく強い風が吹いたときには根元からボキッと折れてしまいます。
台風の跡には、大木がたくさん倒れているにも関わらず、弱い草はしなりながらもしっかりと根をおろしています。
パスカルは、大自然の中にいる人間がそうした弱い存在であることを表しつつ、相手に任せて(自ら負けて)柔軟に“しなる”という強さも持ち合わせていることを表したかったのかもしれません。

 
そして人間は自然界で唯一“考える”生き物。
人間だけが“考える”ということをするんですね。
考えることをしない人間はいません。
もし何も考えないとしたら、何も考えないように考える、ということになってしまい、やっぱり考えるしかないんです。
瞑想が難しいのはそういうところで、呼吸や体の感覚に意識を向けて日常の思考をしないという方法が比較的やりやすいです。
たぶん、生きている限り考えるし、人間は“考える”しかないんですね。

 

 

 

では人間は自然界においてどういう存在なのだろう…と考えてみると、
おそらく最も存在レベルの低い生物ではないかと思うんです。
いや、人間がいちばん様々な物を開発してきて、いちばん進化してるんじゃないの?と思うかもしれませんが、それは“人間”という視点で観た場合。

 
たとえば鉱物も生き物ですが、彼らはただじっとそこに在るだけで何もしないように見えています。
たまに人に持ち運ばれて移動することもありますが、そうでないかぎり永遠にそこに留まり続けます。
石は“石ころ”と呼ばれるようにその存在は低く見られていますが、逆の視点で見ると、石は自分の存在を低く置くことによって他の草や木や動物や人間の存在を際立たせてくれています。
そして地球上で最も硬いのはダイアモンドであるように、その存在は代え難い貴重なものなのです。
地球が生まれて136億年間、鉱物を含む大地はあらゆる生物の足下にいて、あらゆる生き物の存在を支えてきました。
激しい気象や地殻変動にも耐え続け、多くの命にエネルギーを与え続けてきた存在です。
これほど高貴な存在は他にないかもしれません。

 
植物はというと、
種は風に乗って移動します。
そして二酸化炭素や光や水など、命を継続するためにわずかな栄養を必要とします。
2つの性を持ち交配して生命を継続することを目的としていますが、やはりただそこにいるだけで人を癒し、多くの動物や人間の栄養源となってくれている存在ですね。

 
動物はというと、
彼らは肉食であったり草食であったり、毎日明らかに栄養を必要とします。
本能と習性に従って行動し、繁殖し、縄張り争いをします。
他の生物の命を奪うことで自分の命を継続しますが、同時に人間を癒し人間に高質のエネルギーを与える存在でもありますね。

 

 

 
では人間はというと…
自分たちの欲求を満たすために、どれほど自然界の命を奪っているのでしょう。
安全な建物に住むため、便利な生活をするため、美味しいものを食べるため…
たとえば今あなたが着ている洋服も、もともとは植物です。
綿や絹は明らかに植物。ポリエステルであるとしても何かの植物から抽出したものでつくられています。
たとえば机ももともと植物です。
合板であるとしても、素材は木と植物から抽出した液体を使っています。
鉄パイプであるとしても、鉄は大地から採取したものであり、やはりそこには生命エネルギーがあります。
エネルギー保存の法則により、形を変えてもそのエネルギーは維持されているため、机であってもそこには生命エネルギーが宿っているんですね。

 
と考えた場合、私たちは美味しい料理をたらふく食べた後もスィーツを食べたり、便利な飛行機や電車や車に乗って自由に移動したり、洋服を必要以上に持っていたり、とんでもない命の無駄遣いをしているんですね。
まるで「人間さえよければ」「自分たちさえよければ」という在り方です。
植物を育てたり森林を守る人もわずかにいますが、その多くは自分たちの癒しであったり、健康を守る目的で行なっています。
けれども、人間は止めどなく沸き起こる欲求を満たさずにはいられない存在。
欲求を失えば、人間として生きる意欲を失うことになります。
眠って夢を見ているときでさえ、脳は情報処理をしたり、思考を現実化させる働きをしています。
おそらく、唯一熟睡しているときだけが完全に無防備で何の欲求もなく、私たちは最も自然界に近い存在なんですね。

 
そして宇宙はというと、
大きな空間に素粒子と光とだけが存在し、振動によってエネルギーを生み出しています。
素粒子がくっついたり離れたり、破壊したりしながら星を形成し、常に全体のバランスを維持しています。
136億年前にビッグバンによって宇宙は誕生したと言われますが、いつ生まれたかがわかると、いつなくなるかも推測することが可能です。
宇宙は少しずつ膨張しているそうですが、約50億年後には消滅すると言われています。

 

 

 
私たちは宇宙の一部ですが、
こうしてみると、人間がいちばん宇宙の在り方に反していて、実は最も存在レベルが低い生き物なのかもしれません。
人間が世の中を支配していると思うのは人間が起こしている勘違いで、私たちは他の生物の在り方を見習わねばならないのかもしれません。
とはいえ、人間は魚や昆虫の一部を体に有し、あらゆる生物の過程を経て進化した動物であることも間違いではないようです。
ただ、あらゆるものは宇宙の一部であり、私たち人間も宇宙と同じように、素粒子が空間で振動しエネルギーを発しています。

 
“情動”は、脳が進化した人間だけが持つ能力ですが、同時に欲求を満たすための強い働きです。
もし“理性”の方が強ければ情動はコントロールできるはず。
美味しそうなスィーツを見てツバをゴクリと飲み込むかもしれませんが、それが1万円とわかると、途端に諦めますね。それが理性です。
私たちはやらなければならないことがあっても、ついテレビを見てダラダラ過ごしてしまったり、考えることをやめようと思っても考え込んでしまったり、つい余計なものを買ってしまったりします。
いや、私は大人で社会人で理性的だと言うかもしれませんが、それはやはり人間だけの視点。
宇宙や自然界から見ると、人間は情動の方が圧倒的に強い生き物です。
では動物たちが理性的なのかというと…?情動も理性も持たない存在。
やはり“理性”も人間だけが持つ不思議な能力です。
情動と理性をバランスさせることが、最も人間らしく在るということかもしれません。

 

 
あ、なんか今日はダラダラと思うままのことを書いてしまいました。
私もやはり“考える葦”です。笑
 

 

 
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