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Yamasaki Rinko

取り乱している人の心を落ち着かせる最速の方法。これ、出来たらいいよね。

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セッション中に取り乱し始めるクライアントがいます。
クライアントは自分の身に起こった出来事をセラピストに伝えようと、一生懸命話をします。
世界中でどんなに大きな事件が起こっていようとも、何千人が亡くなっていようとも、クライアントはクライアントの世界に住んでいるため、目の前にある自分の悩みが世界最大の問題です。

 
そして通常病院に行くと自分の苦しさをわかってもらうため、私たちは症状をちょっと大げさに表現して医師に伝えますが、それは悩み事を話しているときも同じ。
本来起こった出来事は単なる出来事でしかありませんが、そこに感情を乗せ、言語で強化し、抽象化し、問題をより大きくします。

 
“記憶”は、その出来事が起こったときよりも思い出しているときの方がより鮮明になり、そこに伴う感情は思い出すたびに何割か増強していくものです。
今目の前でその出来事が起こっているわけではありませんが、記憶を想起して脳内で情報が整ったとき、脳内では今まさに体験しているのと同じ。
よって過ぎたはずの出来事であっても、クライアントは取り乱してしまうのです。

 

 

 
うつ向いて、言葉に詰まり、涙を流し、肩を震わせます。
それを超えると止めどなく言葉が溢れ、こちらの言葉も耳に入らなくなり、収拾がつかなくなります。
実際はそうなる前に打つ手はありますが、セラピストのコミュニケーションスキルが未熟な場合、クライアントは自分の世界にどんどん入り込み、自分を追い込んでいきます。

 
専門家であるあなたは…?
言葉が耳に届かないクライアントにどう対処するでしょうか。

 

 

 

 
気づいてください。
クライアントの浅く速い《呼吸》に。

 
前回、自分の人生を制するものについて《呼吸》をお伝えしましたが、
http://rinko.in/archives/3274

 
人の心を制するのもやはり《呼吸》なのです。

 
まずクライアントの体のどこかに手を触れましょう。
最も効果的なのは“手”です。
言葉は要りません。
「大丈夫よ」「ゆっくり息して」「落ち着いて」と言えば言うほど、クライアントの心は抵抗します。
なぜなら、自分の苦しさをわかってもらうために、その状態を自らつくり出しているからです。

 
そしてセラピストであるあなたが、“ゆ~っくりと”呼吸をします。
クライアントにつられて速く浅い呼吸にならないように。
ただ、クライアントの胸や肩の動きから呼吸状態を観察し続けます。
空いているもう片方の手をセラピスト自身のゆっくりした呼吸に合わせて上下させます。
セラピスト自身が自分の心をコントロールして落ちついた呼吸を続け、そこに体の動きを合わせると、わずか数分で、その状態がクライアントに伝播します。

 

 

 
人間の体は約60兆個の細胞が、24時間休むことなくバランスを取りながら、恒常性(ホメオスタシス)を維持しています。
その恒常性(ホメオスタシス)には同調するという原理があります。
心の専門家であるセラピストが、クライアントのホメオスタシスをリードして変えていくんですね。

 
そして“手”には、経絡があります。
それぞれの指先と、手のひらの中央に気穴というエネルギーの出入り口があります。
人は誰でも気功師。
誰の手からもエネルギーが出ています。
その精度はトレーニングに寄りますが、看護師や母親などはまさに手を使うことによって相手に変化をもたらします。

 
ただ、そのセラピスト自身が自分の呼吸をコントロールできないのなら、自分自身のエネルギーをコントロールすることも不可能であり、この方法は使えません。
おそらく、取り乱すクライアントを見て自分自身も取り乱し、その状態をコントロールしていくことは難しいかもしれません。
呼吸は自分の人生のみならず、人の心をも制する方法です。

 

 

 
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