ナースのための心理学スクール <menu>をご覧ください ↓

menu

Yamasaki Rinko

“日本の医療って治せないよなー”と思った看護師・保健師・介護士が読むやつ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 
先日、病名として掲載されているものが25,000種類あることをお伝えしました。
2001年には18,000種類だったのが、15年間で7,000種類増加しているわけです。
日本は世界において、高度な医療技術であると言われているにも関わらず、なぜ病気が減らないのでしょうか。

 
風邪をひいた入院患者さんが、こんなことを言っていたことがありました。
「日本は心臓移植とか腎臓移植とかクローン人間をつくったりできるのに、なんで風邪ぐらい一発で治せないかなぁー」と。
確かに。
これだけの医療技術や医薬品の研究が行なわれているのに、風邪をこじらせ肺炎になって亡くなられる高齢者も珍しいことではありません。
それどころか病名は次々増えていっています。
いつまでも大学病院や総合病院・診療所の待ち合いには患者さんが溢れ、病院で診てもらうためには貴重な時間を犠牲にして待つしかないことを、私たちは当たり前としています。
それが日本の医療の現状です。

 
看護師・保健師・介護士であれば、医療業界独特の言い回しを聞いたことがあるのではないでしょうか。
例えば、菌を叩く、菌をやっつける、癌細胞を攻撃する、癌細胞が血管を噛んでいる、爆弾を抱えている…
これらはすべて“闘い”の表現。
闘病生活という言葉が表わしているように、私たちは病気を「悪いもの」「やっつけるもの」「闘わなければならない」「治さなければならない」と認識しています。
症状の訴えがあれば、“ハイ薬”、
そして症状が治まれば、“よかったですね”という医師や看護師も多いはず。
そもそも病気や症状はやっつけなければならないものですか?

 

 

 
西洋文化では、心身二元論という哲学が広まりました。
ルネ・デカルトの思想ですが、簡単に言うと“心と体は別ものである”ということ。
デカルトは“われ思うゆえに我あり”と言った人で、人の心を表現したかったのですが、デカルトの本意とは違った解釈が広まり、しかしながらその哲学によって外科的医療が発展しました。
もし“心と体は別である”ということを人々が信じていなかったら、人の体の一部を切り取って捨てることなど出来ないはず。
手術によって多くの人の命が救われ、この哲学が医療に貢献していることは確かです。
現在の日本の医学部では西洋医学が教えられ、医師はこの医療を信じて医師となり、日本政府が健康保険適応としている“病院”も西洋医学です。

 
東洋思想は、逆です。
“心と体はひとつ”と認識しているため、決して人の体の一部を切り取って捨てることは行ないません。
なぜなら3000年以上前から、仏教によって“禅”が行なわれていたためです。
禅だけでなくヨガや気功や太極拳なども同じで、呼吸や姿勢で体の使い方をコントロールすることによって、心をコントロールしようと探究されてきました。
また逆に心をコントロールすることによって、健康を維持しようと探究されてきました。
最近ヨガが女性の間で流行っていますが、ヨガはそういうものなんですね。
まさに心と体の修行を行なっているのです。

 
よって、こんなふうに理解できます。
西洋文化は、良い・悪いを二極する、切り捨てる、闘う、区別する、などの文化。
そして目に見えるもので判断する思想で、結果やデータに基づいて発展する、男性的な文化です。
東洋思想は、二極しているものを統合する、合わせる、調和する、新たなものを生み出す、などの文化。
そして目に見えないものを観えるかのように扱う思想で、探究することによって結果を変えようとする、女性的な文化です。
けれども、最近の東洋は西洋的な考えも取り入れ変わってきています。
また西洋を代表するアメリカでは、東洋的な医療を求める人たちが増え始めています。

 

 

 
では、日本は?
患者が減らないのは、戦後日本がアメリカに習って西洋文化を取り入れたため、生活習慣に伴う動脈硬化や脳血管障害や心筋梗塞・狭心症・糖尿病・腎臓病などが増えました。
血液の問題は全身に影響するため、さまざまな病気や症状が増えるのです。
また原因不明の悪性腫瘍・アレルギー疾患・自己免疫疾患なども増えていますが、政府が西洋医学を日本の医療として認めているため、ずっと闘いの医療を続けています。
そして現状の医療や薬では治せない病気が増え、匙を投げてしまう医師も珍しくないようです。
西洋医学に限界を感じ、東洋医学を取り入れる発展的な医師も増えつつあります。

 
闘いは何を生み出すのでしょう。
私たちは日常においても闘いをしています。
男女関係、夫婦関係、友人関係、親子関係、職場の人間関係…人間関係で起こる問題はすべて、
「私は正しい」
「あなたは間違っている」
という闘いをしています。
ただ、知識と経験によって信じているものが違い、感じ方が違い、考え方が違うだけなのに、それを認めることができずに闘っているのが人間関係の問題です。
その延長線上に宗教戦争や国家の対立があり、戦争に発展しています。

 
闘いは、闘いしか生み出さないんですね。
病気が減るはずがありません。

 
日本は東洋であるのに、西洋的な文化に従ってきました。
そもそも東洋的な要素を持っている日本人です。
西洋医学・東洋医学のどちらが良い・どちらが悪いではなく、両方の文化から生み出される新しい医療を発展させることが出来ると思います。
“闘わない医療”を広めていきたいと思います。

 

 
あなたを“代わりの利かない存在”にする専門家支援。
一緒に日本の医療を変えていきたい方、募集です。
日本プロフェッション協会の無料メルマガにご登録ください。
ここから^^

 
プロフェッショナルコミュニケーションスクール
ここから^^

 
コミュニケーションスクールを体感できる入門クラス
ここから^^

 

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

カレンダー

2017年5月
« 4月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031