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患者が減らないのは何で?と思った看護師・保健師が読むやつ。

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平成24年の時点で就業している保健師は4万6000人、
看護師は、正看・準看合わせて約128万人です。
<就業保健師・看護師の年次推移>
なのに、なぜこれほど保健師も看護師も多忙なのでしょうか。

 
離職していく人が多いから。
政府の規制で病院の数が減ったから。
一人暮らしの老人が増えたから。
看護基準の見直しで看護師の転職が増えたから。
さまざまな理由があります。

 
けれども、ベテランのあなたは気がつきませんか?
患者数が減らないことに。

 

 

 
大病院はカルテが電算化され会計は早くなっています。
しかしながら待ち合い室には相変わらず患者があふれ、診察まで何時間も待たされています。
病棟には退院しても退院しても、新入院や再入院の患者が入り、病院は空床をつくらないよう管理しています。
つまり、どれだけ医師が病気を治そうと治療に取り組んでも、看護師が退院指導しようとも、保健師がフォローしようとも、患者は一向に減少していないのが医療の現状です。

 
高齢者が増加しているから。
悪性疾患が増えているから。
アレルギー性の病気が増えているから。
原因不明の病気が増えているから。
“病名”とされている種類は、2001年は18,000種類でしたが、2015年には25,000種類に増加しています。
<標準病名マスター>
これに症状名を加えると、一体どれほどの種類があるのでしょうか。

 

 

 
現代は生活習慣病と言われる、動脈硬化症や心筋梗塞、メタボリックシンドロームなどに罹患する患者が多いですが、おそらくその方たちのほとんどが治ることなく定期的に受診し続けています。
悪性腫瘍、アレルギー疾患、自己免疫疾患、精神疾患、糖尿病や人工透析など、治る見込みのない病気…
“患者が減らない医療”を感じてしまわないでしょうか。

 
患者側にも責任があります。
何か症状があればすくに“病院に行かなくちゃ”と健康保険適応の「病院」というところに向かいます。
そして“お医者さんが治してくれる”という感覚を無意識的に持ってしまっています。
なぜその検査が必要なのか納得できるまで質問をしているでしょうか。
他にどんな治療方法があるのか尋ねているでしょうか。
処方される薬について一つ一つ認識しているでしょうか。
何人も順番待ちしているから、健康保険が使えるからと言って、自分の体に無頓着になっていないでしょうか。

 
医療も経営が必要です。
保険適応の患者であれば、必要不可欠な検査以外に精査目的で検査を増やします。
患者が薬を希望していない症状に対しても、医師は訴えがあれば薬を処方します。
どうせ説明してもわからないだろうし、説明している時間もないしという考えで、“患者が納得できるまで説明をする”という義務を怠り、治療方針を一方的に決めてしまう医師もいます。
医療点数が削減されればされるほど、医師は点数をかせがなければならない状況なのです。

 
もし健康保険がなかったらどうしますか?
アメリカでは健康保険システムがないため、病気も怪我も自己責任です。
退院しても自分で生活ができない場合、ホテルに滞在しヘルパーを雇います。
そうなると相当な出費になるため、予防せざるを得ません。
自分の体のことを学んで予防医学・自己管理を努力し、医者任せにせず納得できる治療を選びます。
実は日本の健康保険システムが日本人の健康に対する知識の習得を妨げ、患者の減らない医療をつくり出しているのかもしれません。

 
もしあなたが医療従事者であり、症状がでたらすぐ受診そして薬…という行動をとっているとしたら、患者は減らなくても当然かもしれません。
医療従事者の問題意識の低さが社会に反映されています。

 

 

 
問題は健康保険システムだけではありません。
日本は薬の消費量が世界一だそうです。
闘う医療、
そもそもなぜその病変が起こったのかについて取り組まない医療、
原因不明のものはストレスとし、そのストレスに取り組まない医療、
患者に心の問題が見えていても、見て見ぬ振りをする医療…
さまざまな問題を孕んでいます。

 
長年働いているからこそ感じる医療への違和感がありますね。
社会の中心的価値問題である医療。
一緒に考えてみませんか?

 

 
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