ナースのための心理学スクール <menu>をご覧ください ↓

menu

Yamasaki Rinko

対人コミュニケーションにおける最低限のルール。違ったまま解り合える仲になりたいと思ったときに読むやつ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

私たちは、今まで生きていた中で得た知識や情報、経験したことに基づき、誰でも自分だけの世界地図を持っています。
その世界地図を揺るぎない真実であると思い込み、あらゆることを解釈し、感じ、判断をして、反応します。
しかしながら残念なことに、まったく同じ性質を持って生まれ、まったく同じ環境で同じ経験を重ねてきた人は存在しません。
よって、私たちはひとりひとり、持っている地図が違っていて当然です。

 
10人いればその価値観は10通りあることを私たちは知っているはずですが、とかく日常においては、その重要なことを忘れてしまいます。
友人と2人で一緒に映画を観たときの感想は、それぞれ違っていても何の不思議もありません。
ひとりはペットと再会したときのシーンに最高に感動したといい、もうひとりは子供が旅立ったときのシーンに最高に感動したと言ったとしても、どちらも間違いではありません。
よって私たちは、何においても相手と自分の“地図合わせ”をする必要があります。
「どのシーンがいちばん感動した?」
「そのシーンのどこがよかったの?」
「何を感じたの?」と、まず相手の地図=相手の世界観に興味を示すこと。
相手の地図を十分に知った後、自分はその映画のどこに感動したか、自分の地図で語りましょう。
きっと、自分が相手に興味を示したのと同じだけ、相手も興味を示してくれます。

 

 

 
“地図合わせ”は映画に限ったことではありません。
「あらゆる言葉に」です。
例えば「それ」という言葉を聞いたとき、私たちは自分の地図の中で、おそらくこのことを指しているんだろう…という予測で話を解釈しています。
もし「それ」が食い違っていたら、その先の話はすべて食い違ったままお互いが解釈していくことになります。
そんなつもりで言ったんじゃなかったのに…
なんでこんなことになっちゃったんだろう…
という事態になっていきます。

 
例えば「愛してる」という言葉。
お互いに「愛してる」と言い合っていても、その意味がまったく同じとは限りません。
ひとりは自分の過去の別れた経験を基に、束縛や所有を意味しているかもしれません。
ひとりは過去に観たドラマの展開を思い描き、信頼や自由を意味しているかもしれません。
「愛してるってどういうこと?」「あなたが思う愛ってなに?」と地図合わせをしなければ、人それぞれ思い描いていることはわからないんですね。

 

 

 
そして世界地図にはルールがあります。
相手の地図の一部を知ることはできても、同じ地図の中で生きることはできません。
なぜなら、その地図は生まれ持った性質と、生まれてから今までの経験則によってできた地図だから。
つまり、自分の地図も相手に強要してはならないのです。

 
例えば、映画の感動したシーンで食い違ったとき。
自分が感動したシーンと同じでないのはおかしい、そんなシーンで感動するなんて変わってる、理解できない、と相手を否定したり、
自分が感動したシーンと同じところで感動してほしいと望むのは、大人げない行為です。
「愛してる」という言葉の持つ意味が違うのも、相手の考えを否定して、自分の考えを押し付けることはできません。
関係性が破綻してしまいますね。

 
しかしながら、私たちはそれがわかっていても、同じ価値観の人を求めます。
同じ意見の人を探したり、強く同意を求めたり、ある人を変わり者にすることで、自分を肯定しようとします。
それは、人から認められたいという承認の欲求があるから。
この欲求が極端に強い場合、人間関係に問題が生じます。
6歳までの子供は“母子一体感”を求めます。
自分と同じ感覚で悲しんだり喜んだり笑ったりしてくれることを望み、同じ世界観を求めます。
そして健全な成長のために、大人は一体感を満たしてあげる必要があります。
まさに、自分と同じ地図を求めるのは子供の行為なんですね。

 
いくら自分が正しいと思っても、それは自分独自の世界地図の中で正しい、というだけ。
相手は相手の世界地図の中で正しいのです。
まず相手の世界観を知りましょう。
そして正しい・間違っているを超え、地図合わせをして関係性を発展させることに注力しましょう。

 

 

 
私たちは「相手の世界地図=世界観」を理解しないまま、思い込んだり勘違いしながら解釈し、食い違っていくことが大半です。
人間関係は、ミスコミュニケーションを無くすだけで全く違ったものになります。
『自分と人は違う』
これを日常に取り入れるだけで、物事の結果はおのずと変わってきます。
“違ったまま認め合える関係”をつくっていきたいですね。

 

 

 

《毎日のリバティーレッスン》
女性性を活かして心と体を解放し、自分らしい人間関係をつくるためのメルマガ。
読者登録はこちらから。
リバティーレッスン画像4

 

 

 

 

 

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

カレンダー

2017年6月
« 5月    
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930