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子供の問題行動がなかなか解決しないときに読むやつ。

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子供はみんな真っ白な状態で生まれてきます。
人間の赤ちゃんは動物界の中で最も成長に時間がかかり、社会的な成人、つまり一人で生活できるようになるまで20年を要しています。
生まれたての赤ちゃんは泣いて訴えることしかできず、あまりにも無力です。
ある程度成長しても社会生活は不可能で、子供は親に見捨てられると一人では生きていけないことを無意識的に知っています。
けれど、生まれたての人間があまりにも無力で無垢だからこそ、どんな人間にもなれる、あらゆる可能性を秘めているんですね。

 
よって周囲にどんな大人の存在があるかで、子供の人生は大きな影響を受けます。
子供は自分にとっての「快・不快」「楽しい・楽しくない」を明確に知っています。
つまり自分自身が上手くいく方向を知っているのですが、社会生活を営むにはあまりにも無知です。
だから大人が育てる環境が必要なのですが、
周囲の大人が子供の心や行動を抑制しすぎたり、子供自身より社会を優先し過ぎると、子供は自分自身の中に不具合を生じます。
そして体調不良や心の問題、非行など、大人が過剰であればあるほど子供も過剰になっていきます。

 

 

子供が3歳くらいになって何かの病気を発病しました。
体が発するものはすべてシグナルであり解決すべき問題がありますが、両親はそのことに気づかず、躍起になって病気を治そうとします。
あらゆる情報を調べ、名医であるという医師を巡り、時間と治療費をつぎ込み、夫婦が一丸となって子供の病気を治そうとします。
子供を愛するがゆえの当然の努力ですね。
しかしながらその状態が長く続いた場合、子供は“病気である自分”をやめられなくなってきます。
なぜなら、夫と妻の関係性が“子供の病気を治す”という目的で成立しているからです。

 
子供は家庭という場の関係性を無意識的に感じ取っています。
夫婦仲がもともと良い場合は、子供の体は安心して治癒の方向へ進むことができますが、
もともと夫婦仲が良くなかったのに子供の病気によって夫婦が一丸となって取り組み始めた場合、
子供の体は病気を直すとまた両親の仲が悪くなることを予感して、治癒へ向かうことに抵抗します。
子供は大人のように“欲”にとらわれていないため、場の空気や体の感覚を敏感に受け取ります。
無意識的な働きに優れているのです。
大人の心の変化や行動などあらゆる動きを察知して、自ら場の均衡を図ろうとする能力を持っています。

 

 

思春期の非行も同じようなパターンで起こっていることがあります。
思春期の子供は自分自身の感覚に沿った方向性と、周囲の大人から与えられる社会的秩序との狭間で揺れ動く時期です。
抵抗を示すことが本来の経過です。
ところが両親が子供の行動を過剰にコントロールしようとしたり、子供自身のことより社会を優先し過ぎると、
子供もまた過剰に抵抗を示すようになり、それが心や行動に現れるようになります。

 
行動にはすべて意図がありますが、両親はそのことに気づかず躍起になって“自分たちが正しいと思う道”に子供を戻そうとします。
付き合う友達を制限したり塾に通わせたり、成績や日常の行動に精一杯関わって、夫婦が一丸となって子供の教育に取り組みます。
子供を愛するがゆえの当然の努力ですね。
しかしながらそれが長く続いた場合、子供は“両親にとっての悪い子”をやめられなくなります。
なぜなら、夫と妻の関係性が“子供を更生する”という目的で成立しているからです。

 

 

子供は6歳ぐらいまで、周囲の大人に一体感を求めます。
自分が今感じている悲しい気持ちや嬉しい気持ちを、同じように感じてほしいのです。
そして自己肯定感を育てていきますが、この部分が満たされずに育った子供は周囲に《承認の欲求》を求めるようになります。
(承認の欲求についてはマズローの自己実現論をご覧ください。)

そのため場の関係性を敏感に感じ取り、自分らしく存在することができなくなるんですね。
子供は何も知らないと思っているのは大人だけであり、子供の感じ取る能力は大人よりずっと高いのです。

 
大人が過度に干渉しなければ、そして夫婦は夫婦で自立していれば、子供は自然に自分の能力を発揮して健康体を取り戻し、社会を学んでいきます。
もしあなたが一体感を満たされず育ったとしても、大人になって自己肯定感を持つことはできます。
アブラハム・マズローが言うように、低い承認のレベルにとどまり続けることは危険です。
成りたい自分になる、やりたいことができる生活を手に入れる、他者貢献、自立した生活などで自己尊重感、自己肯定感を得て、
他人からの評価よりも自分自身の評価を重視できるようになりましょう。
自分の存在が外側の世界をつくり、また自分自身も外側の世界によってつくられています。

 

 

 
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