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ネガティブな私はダメ。ポジティブにならなきゃと思ったときに読むやつ。

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「プラス思考」「ポジティブシンキング」という言葉をどんなふうに捉えているでしょうか。
どうしても調子が悪い日に「こんな私はダメだ」
落ち込んでいるときに「もっと前向きに考えなくちゃ」
悲しい辛いときに「物事は明るく考えなくちゃ」
と、ネガティブな状態の自分を否定していないでしょうか。
誤解している人が多いかもしれません。

 
そもそも「ポジティブ」というのは“状態”を表す言葉。
決して努力してなるものではありません。
ポジティブな人はそれが当たり前なので、自分がポジティブであることに気がついていないものです。
ネガティブな人が自分を否定し、努力してポジティブになろうとすると自分自身の中に不具合を引き起こしてしまい、心の病を生み出してしまいます。

 

 

 

 
困難に直面したとき、悲観的に物事を考えてしまいます。
それは、これから先で起こるかもしれないことに「不安」や「恐怖」を感じているからです。
不安や恐怖という感情を伴っているために、物事を楽観的に捉えられない“状態”です。
最近の脳の研究により、ある遺伝子をなくすと恐怖を感じなくなることが明らかになっています。
“恐怖遺伝子”というのがあります。

 
出来事は脳の海馬という部分に記憶され、恐怖心は海馬のそばにある扁桃体で感じとります。
危険を回避するために全身に様々な指令が下され、筋肉が硬くなって動けなくなり、呼吸が浅くなるなどして逃げる準備をし始めます。
この思考回路は遺伝子に支配されており、人種によって遺伝子に差があるそうです。
最も少ないのは南アフリカの32%。
最も多く持っているのは日本で、97%の人が持っている恐怖遺伝子国なのだそうです。

 
恐怖心を持っている人に「恐怖を感じるな」と言えば言うほど、恐怖心は強くなります。
脳は否定形を理解できません。
「ピンクの像を想像するな」と言うと、どうですか?
頭の中ではいったんピンクの像を想像し、それに×をしたり、色を変えたり、消したりという思考をします。
別れた彼氏のことを忘れよう忘れようとするたびに思い出していて、いつまでも苛まれます。
つまり「ネガティブな私はダメだ」と思えば思うほどネガティブな自分を想像し、強化されていきます。

 

 

 

 
またポジティブ(楽観)思考とネガティブ(悲観)思考の実験も行われています。
被験者に、覆面をつけた男が女性の喉にナイフを突き付けている映像を見せ、脳内の血流反応を調べます。
映像を見ながら楽観的な思考をするように指示を出すと、自分はネガティブ思考だと言っていた人の方が血流動態が大きく反応します。
そこへ「もっと前向きに考えて」と指示すると、血流反応は更に激しくなるそうです。
悲観的な感情を無理やり肯定しようと努力すると、脳内で混乱が起こるということ。
「ネガティブ思考の人に、もっとポジティブに考えろと言うことは、実際には否定的感情をさらに悪化させ、さらに否定的になってしまうことを示している」
と研究者である米ミシガン州立大学の心理学者ジェイソン・モーザー氏が語っています。

 
うつ病のクライアントに「頑張って」「前向きに考えて」「心配しないで」と言うことは逆効果です。
クライアントの心の中で自己矛盾が起こり、更に憂鬱になってしまいます。
心配症の友人に言うのも同じ。何の助けにもなりません。
困難に直面し不安や恐怖を感じている自分に「頑張らなきゃ」「明るく考えなきゃ」「私はツイている」と言い聞かせることは、
気づかないうちに心の病を発生させてしまうんですね。

 

 

 

 
なんとなく気が重くて動けない日や、なぜか物事を悪い方向に捉えてしまうときがあります。
自分だけのような気がしてしまいますが、それは誰にでもあることです。
快活になれない日は、そんな自分を認めてラクな過ごし方を見つけましょう。
もしかすると今まで頑張ってきたぶん休息が必要なのかもしれません。
もしくは、明日からまた元気に動くためのエネルギーを充電する日なのかもしれません。
そういう日があって当然であることに気づくだけで、ネガティブさは軽減します。

 
またどうしても悲観的に考えてしまうときは、自分自身が何に対して恐怖や不安を感じているのか、ひとつひとつ明確にしましょう。
人は、自分が理解できないものに対して不安や恐怖を抱きます。
たいていの場合は情報不足。
わからないことは調べたり人に聞いたりして、年配者や経験者からの情報で物事は明らかになっていきます。
そして何か起こったときの対策や心構えをしておけば、不安や恐怖は軽減します。
感情に支配されている状態から、次の「段取り」をし始めましょう。

 
人間は生まれながらにして多くの欲求を持っています。
それが満たされないときや阻害されたとき、上手くいっていない自分を感じ悲観的になります。
そして欲求を満たすために問題を解決しようと悩み、成長していきます。
ひとつ問題や悩みを解決したとしてもまた別の問題は起こり、悩みがなくなることはないでしょう。
そうして文明が発達し人は進化と成長を繰り返しています。
人を動かす原動力になるのは、幸せ、喜び、嬉しい、楽しいという感情ではありません。
悲しみ、苦しみ、怒り、憤りといったネガティブな感情が自分を突き動かし、世の中を変えていきます。
ポジティブもネガティブも両方必要ですね。

 

 

 
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