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Yamasaki Rinko

女性管理職が部下から仕事の相談を受けたときに読むやつ。

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人の悩みを聞くとき、なぜ?なんで?なんでそうなったの?なんて言ったの?という質問をしていないでしょうか。
物事の理由や原因を追究しても、問題は解決には至りません。
理由=解釈なので、人それぞれの知識や経験によって違いがあり、同じ出来事の解釈でも10人いれば10通りあって当然です。
意見の多いものが正しいわけでも、少ない方が間違っているわけでもなく、その人なりの解釈体系があります。
何に起因しているかという原因探しも、その人その時その状態によって情報のピックアップが変化します。
記憶は曖昧です。
聞く度に答えが変わるかもしれません。

 

部下や後輩・新人から悩みを打ち明けられたとき、管理者はあまり話の内容に入り込まず、自分なりの解釈も加えず、ただ状況を把握することに務めます。相手と同じ目線で出来事を観るのではなく、少し離れたところから、何が起こっているのかを観る“客観力”が必要です。
悩みを聞くときに以下のことに注目します。
①何の話か
②いつ、どこで
③何が起こり
④どうなったか
つまり現状だけを把握します。

 

 
《人にはストーリー展開の思い込みがある》

人はこれまで得た知識や経験則によって違いがあり、さらに本人は意識していない洗脳体系を持っています。
その多くはメディアからのもの。
映画やドラマが深い無意識層に組み込まれてしまっています。
例えば恋愛もののドラマは設定や出演者など詳細は違っても、同じようなパターンを経過していると感じませんか?
ある程度予想通りに展開されていきます。

 

主人公に自分を同一化し、ドキドキしたりハラハラしたり、泣いたり喜んだり感動したり。それを若いころから何度も繰り返し観ることによって、恋愛はそういう展開をするものだと思い込むようになり、思い込みが自分の現実空間をつくっていきます。
よって問題解決も映画やドラマのように無意識的に思い込んでいるストーリーがあり、その展開通りに自分自身が進めていることがあります。

 

映画やドラマの主なストーリー展開は
日常から新たなことへの誘い
→出会い
→失敗・悩み・悔しさ
→仲間・協力者・ライバルの出現
→大きなチャレンジ
→最大の試練
→勝利・報酬・幸せ
→復活・帰路・日常へ
という経過をたどっています。
Hollywoodの映画や邦画も、水戸黄門などの時代劇やアンパンマンやウルトラマンも同じ。
その展開がなければ何も面白くありません。
私たちは幼い頃から主人公と自分を同一化して楽しんでいるうちに、その展開が無意識層に深く入り込んでいきます。

 

 
けれど本来、現実空間では創られた経過を歩む必要はないんですね。
現状と最も効果的な状態を見つけてワープすることができます。
アンパンマンで毎回顔が濡れてしまうなら、初めから新しい顔を準備しておけばいいわけです。
水戸黄門もさっさと印籠を出せばいいわけです。
恋愛ドラマももっと上手いやり方で幸せになれるはずです。
映画やドラマやアニメはわざと視聴者をイライラさせて、達成したときの臨場感が高まるように創られています。

 

相談を受けた管理者は状況を把握した上で、相談者が今どんな経過に居るか観ます。
・問題に対して手も足も出ない状態
・完全にダメな自分を装いながらも隙を狙っている状態
・問題が起こっていることに気づきながらも知らん顔をしている状態
・問題に対し真っ向から戦いを挑んでいる状態
・問題を上手くコントロールし柔軟に対応しようとしている状態
誰でも自分の中に、このようなパートを持っています。
そして、その人にとってどの方向で問題を解決していくことが効果的なのか想像します。
常識的な解決策や善悪にとらわれず、相談者の環境や能力・性質を基準に考えていきます。

 

そのまま知らん顔をし続けることが効果的かもしれません。
問題と向き合って全力で戦うことが効果的かもしれません。
魔法使いのように、その場をうまく調和させていくことが効果的かもしれません。
あるいは、その問題やプロジェクトから完全に抜けて無邪気な子供のようになることが効果的かもしれません。
悩んでいる本人なりの状況や解決策があるかもしれませんが、悩んでいる状態では自分が置かれている状況を自分で観ることができなくなっています。
必要なのは、そばにいる上司の“客観力”ですね。

 

 
映像の中の主人公と自分を同一化してしまうのも、メディアから流されるストーリーを現実空間にもたらしてしまうのも、人間の能力の成せる技ですね。
思い描いていることが現実になることを、私たちは気付かずに行なっています。
人間の素晴らしい能力を、もっと上手く使っていきたいですね。

 

悩みを聞いているとき、話の内容に入り込んで理由や原因を探るのを“コンテンツ”と言い、経過を扱うのを“プロセス”と言います。
問題を解決するために必要なのは後者の“プロセス”。
その重要度の割合はおよそ7%対93%で“プロセス”が大切です。
出来事にとらわれず、その場で何が起こっているかという視点を持つ習慣にしていきましょう。

 

こちらも参考にどうぞ。
《愚痴じゃなく、ちゃんと悩みを解決したいと思ったときに読むやつ。》
http://rinko.in/archives/2520

 

 

 

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セッション画像4

 

 

 

 

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