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何を優先したいのか自分がわからなくなったときに読むやつ。

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人はいろんなことで迷います。
迷っても決められないとき、しだいに大きくなって悩みになっていきます。
山ほど情報があり、時間やお金など物質的なもの、他者の意見、自分の状況などが絡み合い、何を優先すべきなのかわからなくなってしまいます。
Aを選べばBが満たせない、Bを選べばAが満たせない。
多くは二者択一の中で迷い、ダブルバインドという状況で悩んでいます。

 

自分ひとりじゃ決められないから相談する。
相談するほど新たな情報や、常識的な判断などが増えて余計に混乱する。
ということが起こっているのではないでしょうか。
自分の悩みを他者に相談しても人と自分は違い、世間一般の常識と自分の価値観は同じではなく、迷いが膨らんで当然かもしれません。
何を優先すべきかわからなくなったとき、どうすればいいのでしょうか。

 

 

 

 
《すべての物事には前提がある》
 
例を2つ挙げます。
 

前職を辞めて3ヶ月経ちますが、来月から就職することになりました。
新しい職場は便利な場所にあるので車を売ろうと思います。
金銭的なことを考えると車の経費がもったいないので。
でも車検が来月の初めに切れるので、売るなら今売った方が得なんです。
車検を受けたらいろんな諸費用を含めて20万ぐらい損してしまいます。
車屋さんが言うには、車検を受けていても受けていなくても査定金額はあまり変わらないそうなんです。
でも新しい職場が続くかどうか…
売ってしまって後悔するのも嫌なんです。

 

この場合、最終的に迷っているのは「損か得か」です。
その前提として「車検に出すか出さないか」で迷っています。
さらに、その前提として「車を売るか売らないか」でも迷っています。
さらに、その前提として「職場が続くかどうか」でも迷っているのがわかります。

 


病院で看護師をしていますが、辞めようかどうしようか迷っています。
10年前に手術をした子宮筋腫がまた悪化して体調が悪く、夜勤がつらいんです。
でも夜勤に入れないのは他の人に迷惑をかけてしまうし、辞めた方がいいんじゃないかと思います。
本当は今の病院を辞めたくないけど、人に迷惑をかけるのは嫌です。
夜勤のない職場を探して転職した方がいいのでしょうか。

 

この場合、最終的に迷っているのは「辞めるか辞めないか」です。
その前提として「夜勤ができるかできないか」があります。
さらにその前提として「今働いている職場か別の職場か」があります。
さらにその前提として「病気の私」があるのがわかります。

 

 

 

 
《迷ったときは前提を変えて考えてみる》
 
①の場合
「もし就職が決まってなくても車は売りますか?」と尋ねてみると「いや、その場合は売りません」という返事でした。
ということは収入がなくても何とか車を維持していくことが可能であるということですね。
「その場合は車を車検に出しますか?」と尋ねると「出します」という返事でした。
「車を車検に出すことは損なんですか?」と尋ねると「損なわけではないけど、どうせ売るんだったら…」
と言ったところで、相談者さんの顔つきが変わりました。
「私は今の車にすごく愛着があるんです。本当は売りたくない。買ったときは10年間は乗ろうと思って、この5年間ずっと手洗いで洗ってきたし、いつも話しかけて、嬉しいときも辛いときもずっと一緒だったから本当は売りたくないんです…」
と言ってボロボロ泣き始めました。

 

②の場合
「もし病気が悪化していなくても職場を辞めますか?」と尋ねると「病気が悪化していなければ辞めません」という返事でした。
ということは今の職場で働き続けたいという意志があるということですね。
「その場合、夜勤はしますか?」と尋ねると「します」という返事でした。
「本当にあなたが夜勤をしなければ周囲は迷惑なんですか?」と尋ねると「迷惑なわけではないかもしれないけど、私自身が…」
と言ったところで、相談者さんの顔つきが変わりました。
「私は自分の、子宮筋腫でつらい思いをしてきた体験を仕事に役立てたいと思って、この産婦人科に就職したのでした。病気のせいで働けない、体が言うことをきいてくれない、薬の副作用、子供が産めないなどの経験を患者さんのために使いたいと思ってます。辞めてしまったらそれができなくなります…」
と言って大切なことを思い出したようでした。

 

 

《自分の目標を“ものさし”にする》
 
①の場合
「10年間大切に乗る」という決心をして購入した車でした。
金銭的な損得や、車屋さんの情報に翻弄してしまっていました。
車屋さんは何も会社の利益だけを考えて言っているのではなく、お客さんのことも考えて言ってくれているアドバイスだと思います。
けれど車を売るという共同の事柄でも、車屋さんと自分の“ものさし”は違います。
そして金銭的な問題も何とかできると思った相談者さんは、車を売らないことにしました。
「売るべきときが来たら、きっと迷わないはず。今は車への愛着の方が強いです。」
と決心されたようでした。

 

②の場合
「自分の病気の経験を患者さんのために役立てたい」と思って就職したのでした。
体力的な問題や、夜勤ができない自分はここで働く価値がないという思い込みに翻弄してしまっていました。
病院側も面接で相談者さんの体験を聞いて、相談者さんに特別な価値を見出したから採用したのでしょう。
働くという共同の事柄でも、病院側と自分の“ものさし”は違います。
そして自分自身の価値を思い出した相談者さんは、経営者と話をすることにしました。
「夜勤なしでも働かせてもらえるかどうか相談してみます。今の私の悩みがきっとまた誰かの役に立つかもしれない。」
と決心されたようでした。

 

 

 

 

さまざまな情報や物質的なもの、他者の意見や自分の思い込み、状況などによって人は翻弄してしまいます。
この相談者さんお二人はそれぞれに、10年間大切に乗る、自分の経験を誰かに役たてる、という目標を持っていました。
それが迷ったときの“ものさし”になるんですね。
そして人はいつの間にか、その目標を忘れてしまうんですね。

 

迷ったときは「前提」を見つけましょう。
そして「前提を変えて」見直してみましょう。
何かに気がつくかもしれません。

 

 

 

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