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Yamasaki Rinko

120円入れたのに缶コーヒーが出てこなかったときに読むやつ。

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Aちゃんが土砂降りの雨の中、ビルの前の販売機で缶コーヒーを買おうとしていました。
120円を入れてボタンを押したのに何も出てきません。
おつりのところにもお金は出てきてないし、他のボタンを押してみても何も反応なし。
お金を入れる前と同じように、電気があちこちのボタンに忙しく動き回っています。
返金のレバーを下げても返金もされません。

あれぇ?確かに120円入れたのに…
なんで?
なんで?
なんで?

と思いながらガチャガチャとボタンを押していると、Bちゃんが通りかかりました。
AちゃんはBちゃんにコーヒーが出て来ない話をしながら、雨がすごいので諦めてその場を離れました。
事務所でお湯を沸かしてコーヒーを入れようと思い直しました。

Aちゃんの話を聞いたBちゃんは、一緒にエレベーターに乗りながら
「今日はなんか、ツイてない日かもね。」
と言い、Aちゃんも
「うん…なんか販売機に飲み込まれたような感じがする。」
と、しんみりしてしまいました。

 
事務所についてバタバタと忙しくなったAちゃんは、お湯を沸かしてコーヒーを入れる時間がなく、コーヒー飲みたいなぁと思いながら結局飲めずに過ごしていました。
2時間後の休憩時間、Aちゃんはなんとなくコーヒーのことを考えながら、心の中でブツブツと対話し始めました。

なんか気が重いのはコーヒーが出てこなかったせいかなぁ。
やっぱり今日はツイてないのかな。
販売会社に電話すればいいんだけど、それほどのことでもないし。
コーヒー飲みたいのになぁ。
今日は大切な日だから気分良くいたいのに…。

もうちょっと別の考え方をしてみよう。
120円損したぶん、きっと、もっと他のことでいいことがあるよ …?
120円ぐらい気にしない …?

ん…なんかしっくり来ないなぁ。

今日はコーヒーを飲まない方がいいってこと …?
そういえば最近胃の調子が良くなかったな。
もしかするとコーヒーのせいなのかもしれない。
じゃあ私が気分よく過ごすために、販売機はコーヒーを出さなかったってことかー。
まぁいいか、それで。
そうだ。冷蔵庫のフルーツジュース飲もう。

 

 

 

 
この話を読んで
「ポジティブに考えなきゃダメなんだなぁ」
と思った人は、ヤバいです。
ポジティブシンキング推奨派です。

 
ポジティブというのは「本人が気づかないうちにやっている“状態”のこと」。
そうなろうと思って努力してなるものではありません。
だからAちゃんはOK。

 
この様子を見て私もそんなふうに考えようと思った人は危険です。
「ポジティブに考えなきゃ」と思っているその陰で
「ネガティブな私はダメだ」と自分を否定しています。
ポジティブであろうとすればするほど自分を抑圧し、ネガティブが育っていきます。

 
例えば、彼氏にフラれたとします。
悲しいので、その出来事を一刻も早く忘れようと努力します。
でも実は、忘れようとするたびに、その出来事を思い出しているんですね。
そして出来事は思い出すたびに強く記述され、出来事に対する感情はどんどん高まっていき、どうにもならなくなってきます。

 
つまりポジティブシンキングをすればするほどネガティブが大きくなり、心の不具合を引き起こしてしまい、さらに続けていくと欝病などの症状として現れてきます。
大変危険なことを行なっています。

 

 

 

 
あなたがもし120円入れたのに缶コーヒーが出てこなくて、なんとなく引きずっているときに必要なことは、
1.自分の心の中で行っている対話(セルフコミュニケーション)に気がつくこと。
2.アウトカム(どんな自分でいたいか)を持つこと。
これだけです。
“ひとりごと”に気がつき“一日を気持良く過ごしたい”と思う。
あとは放っておきましょう。

 
もし仮に、誰かがAちゃんに
「Aちゃんはボジティブだよね。」
と言うのは余計なお世話です。
それを聞いたAちゃんはポジティブというものを知り、その後ポジティブであろうと努力し始めてしまいます。
ポジティブな人はその状態に気づいていないのがポジティブなのです。

 
その後のAちゃん。
Bちゃんが販売機の出口に引っかかっていた缶コーヒーを見つけ、持ってきてくれました。
驚いたAちゃんは、

なんで?Bちゃんは販売機で買わない人なのに。もしかして私のためにわざわざ見に行ってくれたの?

と思ったけど、Bちゃんがスッと行ってしまったので聞けませんでした。
そしてAちゃんはほんわか温かさが残った缶コーヒーを飲みながら、また心の中でもう一人の自分と対話し始めました。

そうか。今日はBちゃんの優しさを受け取る日だったんだ。
だからコーヒーが出てこなかったとき、Bちゃんが通りかかったんだ。
今日はそういう日だったんだー。

 
ということですね。

 

 

 
気づかないうちに行なっているセルフコミュニケーションが一日をつくり、明日をつくり1年をつくり、その積み重ねが人生です。
自分を知り変化を望むならプロコミュニケーションスクール(PCS)へ。

PCS

 

 

 

 

 

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