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女性の悩み~漠然とした悩みの正体は何?

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女性は年代によって様々なステージがあり、それに伴って様々な悩みがあります。
恋愛、友達、結婚、夫婦、子供、嫁姑…そして自分。
その中の「結婚している女性」に焦点を当ててみると、いろんな問題が絡み合っていてどうしていいかわからなくなってしまっていることが多いようです。

 

最近特に多いと感じるのは離婚の悩み。
日本の離婚率は、2012年の厚生労働省の推計によると「3組に一組」の割合です。
相談内容に離婚が含まれていることは珍しいことではなく、夫婦関係を何とか修復したいという内容よりも、離婚したいけどでも…という内容のほうが圧倒的に多くなっています。
問題が生じている主な人間関係は、夫、子供、親。
・自分は離婚を決めているけど、夫が受け入れない
・離婚したい、でも子供につらい思いをさせたくない
・離婚したい、でも親の気持ちを考えると言い出せない
・好きな人がいる、でもそれは許されないこと…
さまざまな思いがあります。

 

いろんな問題が絡みあっているように見えますが、問題を1つずつピックアップしていくと、ほとんどが2つの意見の中で揺れているのがわかります。
何が起こっているのでしょうか。

 

 

 

 
共通して言えることは「他者の評価が気になって動けなくなっている自分」です。
上記の悩みを持っているいる人の中心には、自分よりも「他者」がいます。
もう少し詳細に表現すると「他者の評価」が中心にあります。
嫌われたくない、自分を否定されたくない、悪く言われたくない、非常識だと思われたくない…つまり、私は常識的でいい人でありたいという思いが強いから。
自分と他者という2つの関係の中で揺れています。
けれども、これは相談者さんが悪いわけではありません。
日本という国が、そういう社会であるようにつくられているからです。

 

日本人は争うことが嫌いで温和であることを望みます。
自己主張することよりも世間に従うことが良いとされています。
自分よりも相手を思いやることが良識とされています。
よって多くの人が、常識的な善人であることを無意識的に欲しています。
ではなぜ日本人はそういった性質なのでしょうか。
生まれたばかりの赤ちゃんの頃には無かったはずの思考パターンが、いつの間に出来上がってしまったのでしょうか。
その多くは周りにいる大人から与えられた、その大人の価値観。親や先生が主な人です。
すべてを否定するわけではありませんが、それは教育やしつけに含まれています。
ラジオやテレビや新聞などのメディアなどからも。
大人はそれを「最善」であると思い、全力で子供に取り組んでいます。

 

戦後つまり私たちの親の時代、日本はGHQの支配下にあり、常識的で善人な大人になるように方向付けられてきました。
義務教育や急速に普及したテレビやラジオや新聞は、日本人に大きな影響を与えました。
それだけでなく、日本の文豪作家が書いた本が何千冊も処分されています。
私たちは親の世代から、情報を与えられることで洗脳され、また情報を削除されることで洗脳され、コントロールされています。

 

また人間の基本的な欲求としての「承認欲求」。
これはアブラハム・マズローが提唱している4番目の欲求で、承認欲求が満たされないとき劣等感や無力感を感じ、不満が生じて不安定になってしまいます。
お釈迦様は、人間にはこれらの欲求があるから生きていることが苦しいと説きました。
仏教における縁起は、人は自分ひとりでは成立せず、他者との関係性で自分が成立するということを意味しています。
よって「離婚」を考えたとき、他者の評価を気にして自分が動けなくなってしまうのは当然のことかもしれませんね。

 

 

 

 
けれども、私たちには「自分」があります。
生きているのは自分自身であり、自分らしく生きたい、自分を大切にしたい、幸せになりたい、代わりのきかない私になりたいと願い、自分が思い描く人生を望んでいます。
そう思うなら、どこかの時点で「他者評価」を諦めなければなりません。
葛藤ですね。自分と社会、自分と他者との葛藤が始まります。

 
これを超えるコツは「未来の成りたい自分」をできるかぎり明確にイメージすること。
今抱えている問題や悩みは横に置いて。
今ある環境や人間関係、家族関係、自分の能力や時間やお金も横に置いて。
例えば10年後どんな自分になっていたいかを「決めます」。
もしイメージしようと思ってもぼやけるなら、それは情報が足りないから。
「未来の成りたい自分」のあらゆる情報をとり具体的にプランニングしていくことが必要です。
そのイメージを持ち続け、その方向に進み始めたとき、他者評価は自然に手放すことができるようになります。

 

アブラハム・マズローの自己実現論には「自己超越」という段階がありますが、これは「自分と他者」「自分と社会」を超えた状態です。
つまり私たちは、社会の常識非常識や世間の善悪を超えた状態になれることを意味しています。
アリストテレスは「問題を抱えたままのマインドでは問題は解決できない」と言いました。
悩んでいる状態の自分が、いくら悩みを解決しようとしても何も観えないんですね。

 

その悩みを解決するために、今までの自分にはないことを試したとき、あるいは動き始めたとき、問題の本質に気づきます。
多くの女性を悩ましている原因は、問題が生じたときや悩んでいるときの「自分との対話」。つまりセルフコミュニケーションです。
このセルフコミュニケーションが、そもそも洗脳された情報で出来上がっています。
自分にとって効果的なセルフコミュニケーションをしているか、自分自身を客観的に観たとき、問題の本質に気がつきます。

 

 

 

 

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