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Yamasaki Rinko

女性管理職・指導者が、要点をちゃんと伝えられるようになりたいと思ったときに読むやつ。

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仕事では、相手にきちんと説明しなければならないときや、明確に報告しなければならないときがあります。
管理職・指導者になればその機会も多く、大勢の人が集まる場や慌ただしい中で簡潔明瞭に話すことが要求されます。
「何が言いたいのかわからない」「話がまわりくどい」と言われたり、要点が上手く伝わらなかったり、ダラダラと話してしまう場合、相手も自分も困惑してしまいます。
伝えたいことが伝わらない。これほど大きなストレスはないかもしれません。
相手との関係性を築く第一歩でもあります。
効果的に話すには、どんな話し方をすればよいのでしょうか。

 
それは「論理的に」話すこと。
論理的な文章の組み立て方は様々なパターンがありますが、簡単で使いやすい方法をご紹介します。
《①問題定義→②意見提示→③根拠→④結論》の順に文章を組み立てる方法です。

 

 

 
①問題定義
起こっている問題や、今から話そうとしているテーマを最初に述べます。
「なぜ今日の会議で意見がまとまらなかったのか、についてですが」
「今日の売上を報告します」など。

 
②意見提示
1で述べたことに対する自分の意見を伝えます。
「テーマを○○に変えるべきだと思います。」など

 
③根拠
2で述べた意見の理由を説明します。
2とイコールの関係になる具体例や体験などを挙げます。
「なぜなら~」「その理由は~」など。
イコールの関係だけでなく、対立する意見を挙げることも根拠になります。
「もし~だった場合」など。
現状の欠点を並べる「今の状態では~になる」は否定するだけなので論理として成立しません。
国会でよくこういったやり取りをしていますよね。結局問題は解決しないまま話が終わってしまいます。笑
根拠はかなり重要な部分です。何かを述べるときには、自分の意見を証明する論証責任が発生します。
要点がズレていたり曖昧な言葉で表現すると、説得力がなく信憑性が危ぶまれます。

 
④結論
「つまり~」「よって~」「だから~」で始まる文章です。
「だから私は、テーマを○○にした方がいいと思います。」と、2で述べた自分の意見に繋げて話を締めくくります。

 

 

 
論理は男性的です。
私は常にブログやメルマガで女性性を活かす内容をお伝えしていますが、相手を納得させたいときは論理的に伝える必要があり、男性的な鋭い内容になります。
昔、男性の役割りは狩りにでかけ獲物を捕ってくるという結果重視の生き方でした。
女性は男性がいない間周囲と協力して留守を守る必要があり、協調性や全体性を大切にしていました。
よって男性は「結果」を重要視する傾向にあり、女性は「経過」を重要視する傾向にあります。
女性同士で話しているとき、出来事が起こるまでの経過の話が長く、最後に結果を話すというパターンが多く見られます。
しかしながら男性は、何があったかを先に話し、その後なぜそうなっかたかについて話します。
意見を述べるときに必要なのはプロセス(経過)ではなく、コンテンツ(結果)。
なぜその意見に至ったかの説明より、まず意見を述べて、その理由を証明していく論理力が必要です。

 
また世の中のあらゆることには“反対”があります。大きいー小さい、高いー低い、上ー下、右ー左など。
つまり、何かひとつの意見を提示したとき、必ず反対意見が存在します。
日本を含む東洋の思想では、反対に位置する両者を昇華させて「合」を生み出す一元論の考え方ですが、西洋の思想では、二項対立という二元論の考え方です。
とくにフランス人の話し方が論理的であると言われているのは、そういった考え方の違いで、子供は幼い頃から自分の意見を持つことを教えられ論理的に話すようになります。つまり話に説得力があります。
それに対し日本人は抽象的な会話で、そこには相手への気遣いや言いたいことを察するという高次の良さもありますが、相手を説得するという面においては効力に欠けてしまいます。
一元論は抽象的なので曖昧になってしまうんですね。

 
そして、コミュニケーションの主体は完全に「相手」にあります。
自分が「何をどう伝えたか」の価値はゼロ。相手が「何をどう受け取ったか」という価値が100です。
自分が言いたいことは横に置いて、相手ができる限り正確に話の内容を受け取れるよう、余計な言葉を削除する工夫が必要です。

 

 

 
世の中はまだまだ男性性が優位な社会。
論理的に話すということは、相手が無意識的に持つ反対意見を崩していくという一面も持っています。
仲の良い友達同士で話しているときはプロセス(経過)重視、社会に出ればコンテンツ(結果)重視、両方を上手く使える人になりましょう。

 

 

 

 

 

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