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Yamasaki Rinko

女性管理職・指導者が仕事に疲れたときに読むやつ。

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仕事が終わって帰宅したとき、ふっと自分の内側の世界に入り込んでしまうことがありせんか?
家庭がある人は帰宅して家事を終わらせ、夜遅い時間にふっと今日一日の出来事を思い出したり。
ああ今日も忙しかったなぁ、あのとき言った言葉はあれで良かったのかな、この問題はこれからどうすればいいんだろうか…
女性は言葉を扱うことに長けており、だからこそ独りごとも多く、言葉によって落ち込むことも元気になることも、成長していくことも可能です。
一日を振り返って、ああ疲れたなぁと心の中でつぶやいてしまう日もありますね。

 

そして、疲れて眠る準備もできなかったり、休日にはどうしても動けなかったり。
落ち込んでいるわけでもなく、悩んでいるわけでもないけど、体がだるくて動けないとき。
心の中でどんな対話をしているでしょうか。
ああ早く動かなくちゃ、まだまだやることがあるのに、子供の準備が…、予定が…。
私はもっと頑張れるはず、もっと出来るはず、頑張らないといけない、と自分に言い聞かせて動くのではないでしょうか。

 

「二項対立」「双極性」という言葉をご存知ですか?
世の中は必ず2つのものが対立する関係で成り立っています。
疲れているときは「動けない私」「頑張れない私」「ダメな私」を感じますが、実はその陰に「よく動ける私」「頑張れる私」「イケてる私」が存在しています。

 

 

 

例えば、ある日の朝カフェで美味しい珈琲を飲んだとします。
その珈琲を「美味しい~」と思えるのは、過去に“まずい珈琲”を飲んだことがあるから。
その味を知っているから、美味しい珈琲がわかります。
もし美味しい珈琲しか知らなかったら、その朝に飲んだ珈琲の美味しさは感じないはずです。
逆も考えられます。
珈琲を飲んで「まずい~」とわかるのは、過去に“美味しい珈琲”を飲んだことがあるから。
まずい珈琲にあたってしまって悔しい思いにとらわれてしまいますが、実はその陰に「美味しい珈琲を知っている自分」がいて、その両方を知ることで「さらに美味しい珈琲がわかる自分」になっていくんですね。

 

同じように、幸せを感じたとき。
「今の私は幸せ~」と思えるのは「幸せじゃない自分」を知っているから。
もし「幸せじゃない自分」に目を背けていたとしたら、幸せになっても気づくことが出来ないでしょう。
「幸せになりたい」「もっと満たされたい」という思いで前に進めるのは、過去に「幸せじゃない自分」がいて、その両方に気づくことで「新たな自分」をつくっていけるんですね。

 

室町時代を生きた世阿弥の「風姿花伝」は、日本の伝統芸能である能で有名ですが。
その中で世阿弥はこんな言葉を残しています。
『秘すれば花なり、秘せずば花べからず。この分け目を知る事、肝要の花なり』。
両方を一緒にして考えることが大切である、ということ。
西洋的な考え方とは違い、日本は《2つのものを1つにして考える》という一元論なんですね。

 

 

 

日本人に、~でなければならない、~であるべきだ、という考え方が多いのは、戦後日本に導入された「しつけ」です。
「頑張らなければいけない」「今日やるべきことは今日やるべき」という独りごとが、果たして自分に効果的な結果をもたらすのかどうか、見直すことも必要ではないでしょうか。
疲れている自分を許して休養することが、明日、来週、来月の活動的な自分に繋がるかもしれません。
また一緒にいる家族も、あなたの双極を見ることであなたを理解していきます。
両方の自分がいることに気づいて、新しい自分をつくり出していきましょう。

 

 

 

 

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