ナースの心理学スクール NCS <menu>をご覧ください ↓

menu

Neoナースコミュニケーションスクール

女子社員の風紀に悩む女性管理職・指導者が読むやつ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 

 
女性の管理職・指導者として、女子社員の風紀は気になるところですね。
どのように整えていますか?
もし、目につく人を見つけて「それはダメ」「これはダメ」と注意をしているとしたら…
それは逆効果。
部下は注意された内容に従うかどうかより先に、上司に反発する状況を作り出してしまっています。

 

 
あなたの会社に就業規則はありますか?
就業規則はルールとして必要なものです。
社員の権利を守るものでもありますが、それと共に社員は信用できないということも意味しています。

 

 
日本には法律があります。
それは「人は悪いことをする」ということが前提になっていることにお気づきですか?
本当はとても残念な規則です。
逆に言うと、法律があるから人は罪を犯すのかもしれません。
もし法律がなければ、「犯罪」ということすら知らないまま平和な世の中になっているかもしれません。

 

 
まさかそんなことがあるわけない…と思ってしまうのは、生まれたときから当たり前のように法律がある世の中で育ってきているから。
法律がない世の中を想像できないんですね。
南アジアにあるブータン王国は法律のない国ですが、犯罪が最も少ない国なのだそうです。
最近は交通事情により信号ができましたが、近年まで信号がなくても「譲り合う」という精神があるため事故はほとんど起こらなかったそうです。
つまり、法律国家である日本に住む私たちは、無意識的に人を疑う性質を持ってしまっているのかもしれません。

 

 
「規則」あるいは「注意」。
これを相手に与えたとき、上司は部下のため、社員のため、会社のために自分が悪者になって言っているつもりでも、残念ながらその想いは伝わりません。
相手には言葉に隠された非言語のコミュニケーションが伝わります。

 

 

 

 
職場に規則がなければ、みんな好き勝手なことをして職場が乱れる…
規則がなければ、職場がグチャグチャになる…
本当にそうでしょうか?
あなたの周りで働いている人は、それほど信用できないいい加減な人たちでしょうか。
誰でも就職するときは、その会社のために力を尽くしたいという思いで就職しています。
他の会社より今の会社を好んで選んだはずです。
人は誰でも快適に働きながら、できるだけ長く同じ場所で収入を得たいと思っています。
「あれはダメ」「これはダメ」と規則でがんじがらめにしなければ上手くいかないものなのでしょうか。

 

 
女子社員の風紀として気になることは
・出勤時間
・退勤時間
・遅刻や早退
・急な休み
・昼休みの過ごし方
・髪型や服装
・私語…
仕事の内容以外のことですが、女子社員にとっては最も話題になりやすい項目です。

 

 

 

 
①例えば「出勤時間の10分前には来るのが常識でしょう?」と言ったことがありますか?
…その「常識」って誰の常識なのでしょうか。
1億2000万人がそう言った場合、それは「日本の常識」かもしれません。
けれどもほとんどの人はそれを確かめることなく、「誰かが常識でしょ?と言った常識」を常識だと思い込んでいます。

 

 
早めに来て十分に時間をかけて準備をする方が、仕事に集中できる人がいるかもしれません。
逆にプライベートの時間と仕事の時間をしっかり区切り、出勤時間ちょうどに来てパチンとスイッチを入れる方が仕事に集中できる人がいるがいるかもしれません。
会社や上司が社員に求めることは、就業時間を守ることではなく、仕事に能力を発揮してもらうことですよね?
では、充分な能力を発揮できる整った状態をつくり出す方法は、人によって違いがあって当然なはずです。

 

 
②他の人との兼ね合いがある…
“皆が皆と同じ”を望みますか?
これも日本人の特徴で、他の人と同じであることを望み、個性的な人を嫌う傾向にあります。
けれども会社や上司が社員に望んでいるのは、皆が皆と同じであることではなく、仕事で十分な能力を発揮してもらうことですよね?
「他の人と同じでいることを望みながら、仕事では自分の能力を発揮しろ」というのは矛盾しています。
「他の人はそうしているでしょう?」と部下に注意した場合、特別な能力を発揮しなくていいという非言語のコミュニケーションが伝わってしまい、部下はやる気を失ってしまうかもしれません。

 

 

 

 
③「人として~」「~すべき」「~でなければならない」…
この言葉をよく使う上司は気をつけなければなりません。
これも日本の特徴である「道徳」です。
道徳は中国から伝わった「儒教」。
儒教は国民をうまく統制するために作られた概念です。
法律が行動を統制するために作られた規則であることに対し、儒教は心を統制するために作られた規則。

 

 
つまり上司が「人として~であるべきでしょう?」と言った場合、部下をコントロールしようとしている状況が生まれます。
そして部下はコントロールされることに無意識的に嫌悪感を持ち、その言葉の内容よりも、まず上司に反発心を持ってしまいます。
やはり、言葉で表現されていない部分のコミュニケーションが相手に伝わってしまいます。

 

 

 

 
④現在、関西で初めて《天外塾》が開講されています。
塾長は元Sonyの上席常務であり、CDや犬型ロボットAIBOの開発責任者だった『天外伺朗先生』。
開発チームを「燃える集団」という、不可能を次々可能にしていく奇跡の状態へと導き数々の成功を治めた方です。
現在は「経営改革」「医療改革」「教育改革」に取り組んでいらっしゃいます。
《天外塾》は経営塾ですが、その内容はすべて人間力を育てるもの。
管理型経営をやめて人間性経営へ、という内容です。

 

 
そこで特に強調されているのは、行動のマネジメントをやめて、存在をマネジメントをすること。
論理でなく情動を扱い、
言語でなく非言語コミュニケーションを扱う。
DoingでなくBeing、
経営者は賢者でなく愚者になろう、というもの。
つまり経営者が従業員にアレコレ指図をすればするほど上手くいかない、一切口出しをせず完全に任せなさいということをおっしゃっています。

 

 

 

 

仕事開始の時間が1分や2分遅れることでどんな弊害があるのでしょう。
一人が急に休んだからと言って、取り返しがつかないほどのことになるでしょうか。
服装が派手であったとしても、それが自分のテンションを上げるものであれば構わないのでは?
昼休み、たとえ交代であっても自由時間として使えたら、どれほどリフレッシュできるでしょう。
仕事も家庭も両立している上司がいたら、女子社員は上司の背中を見て人生を学ぶでしょう。
日本人は~でなければならない、~するべきである、という助法助動詞が好きです。
けれども本当に会社が個人に求めているものは何か、個人が能力を発揮するために本当に必要な環境は何か、管理職として見直す役割りを担っているのではないでしょうか。

 

 
もしこんな上司がいたらどうでしょう。
上司が毎朝出勤時間ギリギリに出勤し、パチッとスイッチを入れて仕事でハイパフォーマンスを出す。
めいっぱい仕事をして、業務終了時間になればサッと帰る。
家庭やプライベートを大切にして、必要なときには遅刻や早退、急な休みを取ることもある。
昼休みは自分自身を整えるために散歩をしたり昼寝をしたり私用をすませ、午後の仕事の効率を上げる。
服装や髪型は個性的で、魅力がある。
会議よりも私語から多くの現状や本音を把握する。
部下の話はよく聞くけど、自分の言いたいことは言わない…

 

 
部下は、自分自身がどうすれば最も効果的に能力が発揮できるのかを、考え始めるのではないでしょうか。
しかしながら上司が部下に「自分自身がどうすれば最も効果的に能力が発揮できるかを考えて。」と言葉で伝えると、うまくいきません。
「あなたは能力を発揮していない」という非言語の部分が伝わってしまいますね。

 

 
管理職・指導者である上司は、言葉で伝えるのではなく《在り方》で伝える。
部下は必ず管理者・指導者である上司を見ています。
部下にこうなって欲しいという想いがあるなら、まず自分自身がそうなること。
あなたが部下を信じる気持ちが相手に変化をもたらします~

 

 

 
部下とのコミュニケーションについては、前回の記事に書いています。
《部下とうまくコミュニケーションできないときに読むやつ》
http://rinko.in/?p=2034

 

 

 

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

カレンダー

2017年11月
« 10月    
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930