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Yamasaki Rinko

女性管理職・指導者の悩み。部下と上手くコミュニケーションできないときに読むやつ。

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社員にアンケート調査をしたとき、よく見られるのが「コミュニケーションの食い違い」です。
多くの上司は「部下とコミュニケーションがとれている」と判断し、
多くの部下は「上司とコミュニケーションがとれていない」と感じているようです。
なぜこのような食い違いが起こるのでしょうか。

 

 
上司と部下が二人で話した場合、おそらく上司の話す比率が高く、部下の話す比率が低いのではないかと思います。
上司は部下に伝えたい、理解してもらいたい、頑張ってほしいなどの想いが強く、つい上司→部下へという関係性ができてしまうのではないでしょうか。
あるいは、部下は言いたいことがあっても言わずに飲みこんでしまうことが多く、自分は話せていないと感じてしまうのではないでしょうか。
部下が「十分に話を聞いてもらった」と思うためのコミュニケーションにはコツがあります。

 

 

 

 
それは「波長を合わせる」こと。
方法は簡単です。

 
・声の大きさ、トーン、口調の早さを部下に合わせます。
・手や足や目の動きなどをできるかぎり同じに合わせます。
・部下が話しているときは呼吸を吐き、話が途切れたとき呼吸を吸いながらあいづちすることにより、呼吸を合わせます。
・部下がより話しやすくなるように、はぁ~へぇ~ほぉ~などあいづちをします。
・時にああ~!いや~!うわ~!ええ~!おお~!と大げさにリアクションします。
・部下が使う言葉や口癖を真似て使います。

 
他にも手技はいろいろありますが、こうして部下に合わせていると二人の波長が合ってきます。
それは「私はあなたと同じ世界にいるよ」ということを暗示的に伝えています。
波長が合う、ということはウマが合う、もしくは違和感のない状態、をつくること。
決して難しいことではなく、私たちは仲のいい友だちには自然にできていることです。
電車の中などで仲良しの女子高生を見ていると、声の大きさや口調の早さや話し言葉、呼吸、体の動きなどがピタッと合っています。

 

 
なぜこの方法で波長が合うのかと言うと、
声は音です。音は空気の振動です。
空気を細かく分析すると素粒子でできており、素粒子が揺れることで波長が出て、音となって耳に伝わります。
体の細胞も最も小さいのは素粒子。人には音として捉えられない振動ですが、波長を出しています。
そして人は、自分が心地よく話せたとき、初めてコミュニケーションがとれたと実感します。
よってこうして意図的に波長を合わせ、あいづちをして、部下が話しやすくしていくことが二人の関係を効果的にします。

 

 

 

 
なぜ上司が部下に合わせて機嫌をとらなきゃいけないの?と思うかもしれません。
いいえ。実は、その本質は逆です。

 
部下が主になって機嫌よく話し続けています。
上司は波長を合わせながらあいづちを打って話を聞いています。
どちらが場のイニシアチブを握っていると思いますか?

 
実は上司の方です。
上司が、部下が話しやすいあいづちや態度をとることによって、部下はどんどん自分の話したいことを話すでしょう。
けれど、上司がそっぽを向いたりあいづちをしなければ、部下は途端に話しにくくなります。
つまりその場において主導権を握っているのは上司なんですね。

 
そして部下が十分に話して機嫌よくなれば、次は上司から協力してほしいことや理解してもらいたいことを伝えると、部下は抵抗なく受け入れることができます。
また結果的に部下は、コミュニケーションがとれたと感じてくれるわけですから、効果的な関係性が成立します。

 

 
コミュニケーションは勝ち負けではありません。
職場という「場」を扱う上司であるなら、自分が言いたいことよりも“効果”を優先したいですね。

 

 

 

 

 

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