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Yamasaki Rinko

男性上司に腹が立っておさまらない!…という女性管理職・指導者が読むやつ。

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日本政府は「女性管理職問題」について、
“2020年までに指導的地位に占める女性の割合を30%とする”という目標を挙げています。
「全上場企業において積極的に役員・管理職に女性を登用し、役員に1人は女性を登用していただきたい」と、《女性の活躍》の推進を明確にしています。
しかしながら、日本における女性管理職比率は国際的に見ると低く、調査した12カ国のうちの11位なのだそうです。
(*2013年内閣府男女共同参画伯書を参考にしたDIAMONO onlineより抜粋)

 

 
日本において女性管理職が増えない主な理由は5つあります。
1つめは「根底にある男は外、女は内、という偏見」。
2つめは「仕事と家庭の両立が困難」。
3つめは「感情的になりやすい」。
4つめは「自己犠牲で成り立っている献身的な社員」。
5つめは「男と女を意識してしまう。仕事仲間として自然に交われない」。

 

 
仕事または家庭・プライベートのストレスがある人に、ストレスの原因を聞いてみると
1.仕事の内容   39.4%
2.給与の額    35.5%
3.男性上司・先輩 32.4%
  仕事の量    32.4%
5.老後の不安   30.6%
6.女性上司・先輩 29.3% という結果が出ています。

 

 
「男性上司に腹が立っておさまらない」というのは、ストレスがある人の32.4%を占めています。
腹が立つ理由は、女性管理職が増えない理由の1つめ「根底にある女性への偏見」なのかもしれません。
けれど3つめの「感情的になりやすい」も同時に絡んでいるようです。
もしかすると、感情的になりやすいから女性に対する偏見がなくならないのかもしれません。
感情をコントロールできる女性管理職が増えれば、男性上司も変化し始める可能性がありそうです。

 

 
仕事上で起こり得る問題は数々あると思います。
ここでお伝えするのはプロセス。
問題そのものを解決するより「在り方」を改善した方がスピーディーに効果を発揮できます。

 

 

 

 

それは「建設的自己否定」。
先の効果性を見通した自己否定、つまり自分がいったん引く、という在り方です。
大切なことは「負ける」わけでも「勝つ」わけでもないということ。

 

 
上司に対する自分の意見、それが認めてもらえない。
理由は、女だからという偏見なのかもしれないし、仕事に対する知識や経験の違いかもしれないし、個人的な価値観の違いかもしれませんが、それでも対処方法は同じです。
なぜなら、どんな理由があるにせよ、そこには「私は正しい」「あなたが間違っている」という戦いが起こっているからです。
気づいてください。
その戦いの延長が地球上で起こっている戦争ではありませんか?
会社だけでなく夫婦間でも友人関係でも「私が正しい」「あなたが間違っている」。
至るところでこの戦いが行われています。

 

 
男性上司と意見が食い違って怒りがおさまらないなら。
ふっと肩の力を抜いて深呼吸をしてください。
そして柔らかな声で「ではそうしましょう。」と男性上司を立ててください。
相手は「男性」そして「上司」。
必ず“認めてほしい”という意図を持っています。
まず、この意図を満たさなければ戦いは終わりません。
自分は間違っているかも、と思っても譲れないんですね。
そして、その通り実行します。

 

 
もしあなたが、やっぱり彼の言った通りだったと思えばそれでOKですね。
もし、やっぱり私の意見の方が…と思うなら、機会を伺ってもう一度話をしましょう。
その頃にはもう感情的ではなく冷静に話せますね。
そして相手の男性上司も、一度自分の意図は満たされていますから、女性の意見を聞き入れることができるでしょう。
そして二人の意見を重ねて、最も効果的な案を考え出せば解決です。

 

 

 

 
以前、子供が100人いる座禅体験の手伝いに行ったことがあります。
小学4年生の女子8人グループを担当しました。
その中のひとりの女の子は、とても行動が早く理解力の優れた子供でした。
計算して行動すれば自分が有利な状況を作れるのに、彼女はいつも一歩引くんですね。
例えば公園でみんなで遊んでいるとき、彼女はひとり座って水を飲んだり汗を拭いたりして淡々と過ごしていました。
私が「みんなと遊ばないの?」と尋ねると「うん。いいの。」と答えます。
「しんどいの?」と尋ねても「ううん。ちがう。」と答えます。

 

 
様子を見ていると、他の女の子たちがその子がいないことに気がつき、遊ぶのをやめて戻ってきました。
「一緒にバトミントンしようよ」と誘いに来た様子です。
ところが彼女はこう返事しました。
「でもラケット足りないもん。私はいいよ。」
…彼女はすねているわけではなく、普通に答えていました。
けれど、結局「みんなで交代でしよう。」と他の子も譲り始め、みんなで仲良く走って行きました。

 

 
「建設的自己否定」。
小学4年生の女の子がこの言葉を知っているはずありませんが、できています。
そして、こうして“自分が引く”ということができる子は、決して仲間はずれにならないんですね。
誰かが必ず気づいてくれます。

 

 

 

 
日本は平安時代の半ばから、ずっと男性性優位の戦いの時代を生きてきました。
戦後の高度成長期には商売の時代を、経済が低迷してからは労働者の時代を。
けれど、大きな自然災害で手に入れた会社やお金や物質的なものは一瞬にして破壊され、本当に大切なものに気づくときが来ているのかもしれません。
この不況から日本が立ち直るには、女性の感性が必要であると言われています。
女性管理者・指導者は、これまでの男性のように戦うのではなく、調和していくことが必要。
それは「家庭」や「ご近所」などの「場」をうまく機能させていく女性本来の高い能力です。

 

 
戦いを好む方もいらっしゃるかもしれませんが、戦いは新たな戦いを生むだけ。
実は、勝ち負けの価値を捨てて戦いを終わらせる人の方が、個人を超えて「場」を支配しているので影響力が圧倒的に強いんですね。
女性は脳科学的にも言語を扱うことに長けていることが証明されています。
女性の特質であるコミュニケーションを活かして、男性上司との戦いを超えてください~

 

 

 

 

 

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