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Yamasaki Rinko

部下が何を考えているのかわからない…悩む女性管理職が読むやつ。

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管理職および指導者という立場にある人は、多くの人に関わらなければならなかったり、後輩と近い距離で仕事をしていかなければなりません。
けれど中には自分に合わないタイプの人もいます。苦手な人もいます。
部下や後輩がいったい何を考えているのかわからない…ということは往々にして起こります。
「あの子、ホント何考えてるのかわかんない!」と誰かに愚痴を言いますか?
管理者・指導者である人の言動は、そうでない人たちが必ず注目しています。
一人に言い放ったあなたの一言は、人伝いに10人の耳に入るかもしれません。
自分が思っている以上に、言葉は人それぞれの解釈をのせて広がっていきます。

 

 
もし10人にあなたの一言が伝わった場合、それを聞いた部下は「私のこともそんなふうに言われてるんだろうな」と思ってしまうことが推測されます。
もしくは「私だってあなたが何を考えているのかわからないわ!」と自分が知らないところで反応されていることが推測されます。
管理者・指導者であるあなたは「じゃあ私は誰にも愚痴を言えないの?」と思うかもしれません。
よく考えてみてください。愚痴を言って問題は解決しますか?。
それより、“どうすれば相手の考えていることがわかるか”に注力し一刻も早く悩みを解決した方が効果的なのではないでしょうか。

 

 

 

 
「いったい何を考えているのかわからない部下」と座ってじっくり話す機会を持ってください。
呼び出して…ではなく、上司であるあなたの方から機会を伺って近寄っていきます。
そして仕事の話をするのではなく、まったく関係ない世間話をします。
好きな食べ物について、趣味について、恋愛について、家族について…自分が話すのではなく部下が話したいような内容を自由に話してもらいます。
話の内容は何でもいいのですが、とにかく相手が話しやすい雰囲気をつくり、相手がたくさん話せるようにあいづちしていきます。
その間、話を聞いている管理者・指導者は、話の内容に着目せず、体の使い方を真似ることに注力します。

 

 
“体の使い方”というのは、“筋肉をどう動かすか”ということ。
右足を組んでいれば同じように右足を組む、左手で髪を触れば同じように髪を触る。
呼吸も筋肉ですから、相手が話している間(息を吐いている)同じように息を吐き、相手が言葉を止めたとき(息を吸っている)同じように息を吸います。
声を出すのも喉や口の筋肉を使っています。
同じ声のトーン、同じ声の大きさ、同じ口調の速さであいづちしていきます。
相手が使っている言葉を繰り返す、真似る、というのも同じように口や喉の筋肉を動かしていることになります。

 

 
そうしているうちに、相手の感覚がなんとなくわかってきます。
言葉ではなく、その人の「状態」が体を通して伝わってくるんですね。
なんとなく、その人が住んでいる世界、その人の目が観ている世界を感じ取ることができます。

 

 

 

 
なぜそんなことが出来るのか。理由があります。
『心と体はひとつ』
心とは感情、つまり思考です。アリストテレスの時代には心は心臓にあるとされていましたが、その後脳科学の研究が進み心(感情)は「頭の中でパッケージ化された情報の塊」とされています。
そして、その情報は体と繋がっています。
例えば
ある出来事で激怒した場合、カーッと体が熱くなり汗が吹き出します。大声を出すつもりがなくても自然に声が大きくなります。
よくイライラしている人は高血圧になりやすく、心が不安定なときは食べ過ぎたり食欲がなくなってしまったりします。
落ち込んでいても清々しい朝に散歩をすると気分が変わるし、心が安定しているときは体が動きやすく物事がはかどります。
どんなに落ち込んでいても、にっこり笑ってスキップすれば、その瞬間ちょっと感情が変わります。

 

 
逆に、心は怒りながらも顔が笑っている人がいれば、怒りの感情は伝わって来ず見ている方も笑ってしまいます。
私は幸せですと言いながらうつむいてる人から、幸せ感は伝わってきません。
コミュニケーションスクールを受講される方で最初は真っ直ぐ座っていられない人がいますが、10回の授業を通して徐々に気持ちが安定していくとそれに伴って姿勢も安定し、真っ直ぐ座れるようになってきます。
体の使い方は心を表しているんですね。

 

 
もう少し詳しい話に入っていきます。
体を動かす=筋肉を動かす=細胞を動かす=細胞が振動している、ということ。
そして思考も脳細胞が振動しています。
脳細胞の振動を真似ることは難しいですが、体の振動を真似ることは体の使い方(筋肉の使い方)を合わせることで可能です。
そして「心と体はひとつ」であれば、相手の体の使い方を真似ることで、相手の思考(心)を知ることが可能です。

 

 

 

 
あなたは「そんなことできるわけない…」と思うかもしれません。
いいえ。人間は素晴らしい能力を持っています。今までそれを教えてもらう機会がなかっただけなんです。
管理職・指導者であるあなたが部下のことで悩んでいる場合、多くは部下も上手くいかない自分自身に悩んでいます。
もし本当に部下のことを知りたいと思うなら《体の使い方を真似る》これが最も効果的です。
言葉は心を覆い隠したり誤魔化したり取り繕ったりしますが、体は心を正直に表現しています。
人を管理・指導する立場の人であれば、言葉にとらわれないコミュニケーションを高めていきましょう。

 

 
相手の「状態」を感じ取ったとしても問題は解決していないじゃない、と思うかもしれません。
いいえ。相手の状態を知ったあなたは、何かがきっかけとなってその問題の解決方法にふと気づくときが来ます。
ご自分の能力を信じてみてください~

 

 

 

 

 

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