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Neoナースコミュニケーションスクール

みんな、自分の世界地図の中で生きている。人間のこと、もっと知ろう。

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私たちは生活の中で“食いちがい”という場面に遭遇することがあります。
言った、言ってない。やった、やってない。赤だった、青だった。
いったい事実はどこに…??と思いませんか。
それは私たちひとりひとりの脳の中で起こっているシステムにカギがあります。

 

 
今あなたはPCの画面、もしくは携帯を見ていますか?
その画面のフチが黒い色であるとします。
けれど人によってはそれが「白だ」と言っても間違いではないんです。
私たちは過去のどこかの時点で、それが「黒である」と誰かに教えられたから「黒である」と思い込んでいます。
けれど、もっと観察力の鋭い美術家や古美術商の人が見れば、光の加減で屈折しているところは「白だ」と言います。
それも間違いではありません。

 
しかしながら、どちらも事実ではなく、どちらも「意見」です。

 

 
一緒に子供の参観をしたお母さん2人が話しています。
ひとりのお母さんは先生のことを、とてもさっぱりしたいい先生だわ~と褒めています。
ところがもうひとりのお母さんは、あんな先生ダメよ、何もわかってないわ~と怒っています。
わかりますね。どちらもただの意見であって、事実ではないということ。
物事を見るとき、人は必ず自分なりの解釈をしています。

 
同じ場所にいても同じ体験をしていない、ということ。
人はそれぞれ、自分だけの「世界地図」を通して世の中を見ているんですね。

 

 
会社でAさんがBさんに伝えました。
「Aさん、部長から電話があって金曜日に10時にミーティングだって。Aさん転勤だって。」と。
驚いたAさんは「ええ??本当に転勤って言ってたの?」と確かめますが、Bさんは「言ってたよ。東京に転勤の話をするって。」
Aさんはそれから4日間悩みました。確かにそろそろ転勤命令があっても不思議ではない時期なので、家族や恋人にも相談し退職するかどうかずっと考えていました。仕事が上の空でした。
ところがミーティングでは、他の支店の話はありましたがAさんの転勤の話は何もなく終わり、Aさんは肩透かしをくらったようでした。

 
これも、やはりAさんもBさんも間違いではないんです。そして事実でもない。
事実は「電話があった」「ミーティングがあった」「Aさんがいた」「Bさんがいた」ということが、ただぼんやりとあるだけなんですね。
誰かが何かを表現をした時点で、それは「意見」であり「思い込み」であり「地図」という「個人の解釈」を起こしています。

 

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私たちは目の前にあるものや起こっている出来事を「五感」という感覚器から情報として捉えています。
その視覚・聴覚・体感覚・嗅覚・味覚を通して伝えられた情報は脳内で様々な処理が自動的に行われています。

 

 
普通、見ているものを「在る」と思っています。
そして見えないものを「無い」と思っています。
けれど実際には、目に見えていないものもたくさん見ています。
鏡を見ているとき、目の前に映る自分の姿を見ていますが、その周りに映るボヤけたもの。
意識はしていないけれど、それらのものも脳にはちゃんと届いています。
また空気中には酸素だけでなく、塵や埃や細菌・ウィルス、紫外線や赤外線もあります。
けれども、そのすべての情報を捉えてしまうと脳はパニックを起こしてしまうほど多くの情報量なので、フィルターにかけて削除するようになっています。

 
逆もあります。
視神経というのは、解剖学的には左右が逆になっています。
脳に伝える神経が途中で交差しているのです。
よって、その交差している部分の影に「死角」ができてしまい、本当は中央部分の映像が見えていません。
だけど脳は左右の情報を統合して「死角部分」の映像を作り、違和感なく捉えるという機能を果たしています。
つまり私たちが見えているものの真ん中あたりは「脳が想像して作った映像」なんですね。

 

 
次に聴覚。
私たちは普通、聞こえてくる音を「音」として捉えています。
聞こえてこないものは感知しません。
実は「音」というものの実態はすべて「振動」です。
耳はその振動を鼓膜でキャッチして「音」として捉えています。
形あるものはすべて「波動」が出ており、机や椅子などにも波動がありますが、それらの音が情報として脳に入っても、脳は必要ではない情報と判断して削除しています。
また音にはマスキング効果という働きがあり、お互いに打ち消しているものもあります。
おそらく低周波・高周波の機械をそばにおけば、どんなに静かにしていても、その針はビュンビュン動くでしょう。

 

 
そして体感覚。
人間の体には「痛覚・温度感覚・触角」という皮膚感覚が存在しています。
それらは小さな小さな「点」であり、それが全身に散りばめられて感覚を捉えています。
「点」が散りばめられているだけですから、厳密に言えば痛みや温度や触角を感じない部分もあるんですね。
それもまた脳が周りの情報を統合して、大まかな「範囲」として痛みや温度や触った感覚を捉えています。

 
そして体感覚には「感情」も含まれます。
感情は脳の深いところにある「海馬」と「扁桃体」という部分の連携によって作られます。
その基となるのは「過去体験」。過去情報を参照して、類似した出来事のときの感情を選択しています。
まったく同じ出来事ではなくても、似ているだけでその感情を引き起こしてしまいます。
つまりここでも脳は「作っている」ということです。

 

 
こうして脳は入ってきた情報を、余分な情報を削除する数々のフィルターにかけ、欠けている情報をつくり出し、過去情報を参照して判断し、同じような状況の感情を選択し、目の前に見えている物や出来事を解釈しています。
だから、人によって捉え方も表現も違って当たり前です。
「事実と意見は違う」「人はそれぞれ自分だけの世界地図の中にいる」
脳の情報処理システムを理解するだけで、ほとんどの人間関係の悩みは解決するのではないでしょうか。

 

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同じ意見の人がいないなんて淋しい…と思うかもしれません。
けれど全く同じ人生を生きてきた人は誰一人いないのですから、同じ意見の人を求めるよりも「違ったまま認め合える関係性」を作っていった方が自然です。
例えば、命に関わるような大きな怪我や病気を経験したとします。
その怪我や病気を克服したとき、人は物事の見方や考え方が変わってることが往々にしてあります。
するとそれまでの過去の出来事に対する解釈が、すべて、一瞬にして変わります。
大きな学びがあったときも次元の上昇を起こし、同じようなことが度々起こります。

 

 
人はそれぞれ違います。人は日々変化しています。
同じ意見の人を求めている限り、望む人は見つからないでしょう。
それは自分自身も新しい情報を得たり経験をして、ずっと変化し続けるからです。

 

 
人は想像力が豊かであるために、多くのものを開発し進化してきました。
しかしながら、その豊かな想像力が事実を見失わせてしまっていることに気づかねばなりません。
「人は起きている間、常に夢を見ている」
このことを人間関係の問題に照らし合わせてみてください。

 

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-2.人はそれぞれ自分の地図の中で生きている

 

 

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